2012年2月1週号

■今月のひと言

『ウソと真実』

木村秋則氏の講演に行きました。木村氏は無農薬・無肥料・無除草剤によるリンゴ栽培に挑戦し10年以上に及ぶ試行錯誤を経て自然栽培に成功した人です。
この講演を聴くまで、有機栽培は安全安心と思っていました。今までの認識がすっかり覆されました。
有機栽培・・・国が認めた肥料、農薬、堆肥を使用した栽培で無肥料、無農薬ではない。
自然栽培・・・何も使わないで自然の生態を利用しての栽培。
有機栽培の問題点
1.温暖化・・使われている肥料、農薬が半分位ガス化してオゾン層を破壊している。
2.砂漠化・・肥料、除草剤、農薬を使い過ぎて土が死んで、草一本生えない畑になってしまった。
3.人体への影響・・自然界にも良くないものを摂取することによって、ガンになる人が増加。

山を見ても、野を見ても、新緑が萌え、色づき、やがて枯れていきます。「腐る野菜」というのは、そもそもおかしいのです。有機肥料であれ化学肥料であれ、肥料を入れて育てた野菜は「腐る」確率が高いです。肥料を入れないで育てた野菜は枯れていく確率が高いです。
虫が好む野菜
葉物で緑が濃いものはおいしいと言われているが、この緑の正体は、肥料の「窒素」と言われています。窒素・リン・カリウムは植物が育つ「三大栄養素」と言われています。窒素は成長促進剤です。過剰な硝酸性窒素は体内に入った時に発ガン物質に変化することが指摘されています。
硝酸性窒素は作物にとっても必要な物質です。根から吸収し、通常は葉で消費されて、ほとんど植物に残りません。しかし、過剰に窒素肥料を投与すると作物の中にこの物質が蓄積します。そしてこれを大量に含む野菜めがけて、虫がやってくるのです。青虫などは害虫とは呼べないですね。

発酵醸造食品
発酵醸造食品で天然の菌を使っていた時代は50年くらい前に終わっているとのこと。麹菌や酵母菌納豆菌を採取して、遺伝子を操作して都合のいいように作りかえます。

一例として、「アミノ酸」は飲料から錠剤まであります。これは菌のいじりと化学培養で製品化したものです=化学調味料。食べ物に始めから含まれているアミノ酸は良いです。
今の社会の現状は、殺菌、除菌、抗菌です。私たちの体は100兆以上の微生物でできています。菌を悪者にして、殺菌で微生物の力を弱めることは私たちの命を弱めることにつながります。

有機栽培での作物は腐るという、品質の低下や素材そのものの力が弱いことで、化学培養した菌を使わざるを得ないことも理由の一つにあります。
素材が劣悪で発酵できないものに化学培養した菌を添加して強制的に発酵させている。

本物の発酵食品は時間が命匠の技とは菌が働きやすい環境をいかに整えてあげるかにつきます。
ベルギーの天然ビールの賞味期限は20年です。「鮮度が命」と煽って早く飲ませようとしているメーカーとはちがいますね。1年もしたら腐ってしまいます。
蜂蜜を例にしますと、蜜の採り方に問題があります。ハチが越冬するための蜜まで根こそぎ採ってしまいその替わりとして、砂糖とアミノ酸や栄養剤を与えています。しかし、ヨーロッパやブラジルでは正しい製法で行っています。
自然発酵の3大条件 天然菌、素材、長期熟成です。

農薬、添加物、化学肥料、有機肥料による地下水汚染を始めとした環境破壊、それらが食の不安や健康被害となって脅かしています。
農地からの環境汚染、食品メーカーの化学物質依存体質、種や菌の操作、培養は助長される一方です。

自然栽培の話を聞いて、それに関連したことをちょっと調べただけで、多くの事実がわかりました。今まで正しいあるいは常識と思っていたことが実は真実を伝えらていなかったことを改めてわかりました。

「食の安全」「環境問題」その他多くの問題の解決を阻んでいる最大の原因の一つは「自分たちの生活維持と利権を拡大する」ことしか考えない霞ヶ関の役人です。そして、二つ目は「海外のマスコミでは権力を監視することが仕事。日本のマスコミでは権力に賛辞を送ることが仕事。」となっているマスコミです。
官僚のウソを見抜けずにデマをそのまま記事にしています。官僚と報道が一体となった官報複合体による情報隠蔽体質を正さない限りは、私たちは永遠に真実を知ることはできません。
その結果、日本全体が洗脳されて、ますます「情報鎖国」として世界から孤立してしまいます。

42

◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2012年.2月2週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『大手企業との戦い方』

小さな会社やお店が大手とは差別化してポジショニングするときに「大手を敵として訴求する」というのは良い戦略になります。
「大手を敵として訴求する」といっても、お店の看板に「当店は大手スーパーと断固戦います!」と掲げるわけではありません。
大手や強者の強みや訴求している点を「敵」と想定して自社をお客さんの味方であるというポジショニングに置くのです。

例えば安値をウリにしている大手に対抗するためには「地域の子どもの健康を考えて当店では安価な海外産は扱いません。」といった表現で大手のウリを敵に見立てて差別化し、自社をお客さんの味方としての位置に置くのです。また、有名コンサルタントや経営評論家、講師が「マーケティングプランに従って、体系的に戦略を構築することが大切です。」という点をウリにしているなら、後発組コンサルタントや講師は「一瞬のひらめきが会社を救います。アイデアの出し方を教えます。」「デザインこそが中小企業に高い生産性をもたらします。」といったように差別化します。

大手企業がたくさんのお客さんを集めて売上を伸ばしている様子を見ると、どうしても後を追いたくなります。しかし、ランチェスター経営の竹田陽一氏も述べているように2位企業の収益性は1位企業の半分程度になります。ましてやその市場で上位に入ることができない中小企業ではその収益性は極めて低くなります。大手のマネをしているのに利益が出ない・・・というパターンです。

テレビ、新聞、雑誌、書籍等で語られるビジネス戦略はそのほとんどが「大企業のCEO」「有名評論家」によって語られる大手企業向きの戦略や大手企業だからできる方法論がほとんどです。そこで語られることを真に受けて「よし、わが社でも明日から研究開発費に投資をしよう。」「お客さんのニーズに応えるべく多種多様な品揃えを目指そう。」「1円でも安く売るために、徹底的にコストを削減しよう。」などと意気込んでも、ほとんどが失敗に終わります。小さな会社やお店の生き方の基本は「大手との差別化」です。そして、その方法論の一つが「大手を敵として訴求する」ということになります。

43

◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2012年.2月3週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『連合の原理』

モーターショーでは新型自動車の横には必ず美人コンパニオンが笑顔で立っています。健康ドリンクのCMではドリンクを握り締めたマッチョマンが上腕二頭筋を膨らましています。
しかし実際には自動車という商品と美人コンパニオンの間には何の関連性もありあません。
彼女が開発したわけでもないし、彼女が付いてくるわけでもありません。彼女と自動車は全く別物なのです。また、健康ドリンクのマッチョマンはそのドリンクを飲んだおかげでマッチョマンになったわけではなく、そのドリンクを飲んで力こぶができたわけでもありません。もちろん彼が商品開発担当者でもありません。でも、人間はこういった無関係な別々のものを無意識に結びつけてしまうのです。

心理学的の実験では、男性を対象に「自動車だけが写っている広告」と「魅力的な女性モデルと自動車が写っている広告」を見せた場合、後者の広告を見た男性のほうが、その自動車を高く評価することが確認されています。当然、ひ弱な身体の男性が健康ドリンクを持っている広告とマッチョマンが持っている広告では受け取るイメージは大きく異なるはずです。このような人間の性質を連合の原理と言います。

あなたがこの原理をビジネスで応用する際のポイントは「自分が人からこう見てほしいと思っている自分のイメージと結びつくモノを意図的に使用する。」ということです。つまりあなたが人から優しく親切な人だと思われることがビジネス上のメリットを生むのであれば、あなたは「優しさ」や「親切」を人に連想させるような写真、キャラクター、色、モノを利用するということです。

例えばDMやホームページに掲載する社長の写真を掲載する時でも、次のようなシチュエーションで撮影するとイメージはずいぶんと異なるはずです。
・チワワと一緒に写っている写真  ・ドーベルマンと一緒に写っている写真
・沢山の経済書が並ぶ本棚の前で撮った写真  ・登山の山頂で撮った写真

それぞれの写真を見た人は社長に対してどんなイメージを持つでしょうか?こんなちょっとしたことでも人間はその人物とイメージを無意識に結び付けて記憶するのです。

44

◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2012年.2月4週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

反応の良いキャッチコピーを書くためのコツはお手本となるコピーをマネして、自社に応用することです。今回は雑誌、新聞、サイトや書籍タイトル等で見つけたお手本となるキャッチコピーを紹介させて頂きますので、あなたの会社やお店でのコピー作りの参考として下さい。

■『話題の○○で、家計大助かり』

「話題の」「人気の」「流行の」といった言葉はその商品やサービスが多くの人に支持されているといった印象を与えます。

昨日もラジオショッピングでこんな説明が流れていました。
「お電話がつながりにくい場合にはあきらめずにおかけなおしください。」
しかし、この説明がなされた時点では電話番号の紹介はまだされていませんでした。
だからその時点ではまだ電話がたくさんかかってくるかどうかは分からないはずですが、「お電話がつながりにくい場合にはあきらめずにおかけなおしください。」
と言うことでその商品が多くの人に支持されているという印象を与えることができるわけです。

■『○○の作成研究会』

さて、あなたなら次のセミナーのどちらに参加しますか?

「初めての育児 無料セミナー /主催:ベビー用品販売株式会社」
「初めての育児 無料セミナー /主催:子育て応援サークル」

おそらく後者ですよね。前者だセミナー後には「何か売りつけられそう」な気がします。サークル、研究会、勉強会といった組織名称を使っただけでもコピーの印象は大きく変わります。
広告コピーでは社名よりも屋号や団体名の方が訴求効果があるものです。