2013年5月1週号

■原発シリーズ

『原発のウソの発電コスト Wバックエンド費用 廃炉費用、核燃料再処理』

原発で燃料製造・発電所建設・運転などの「フロントエンド」に対し、原子炉の廃炉費用や放射性廃棄物の処理、核燃料サイクルにかかわるものを「バックエンド」といいます。
実際に解体が始まっている、東海原発(16.6 万 kw)で解体と廃棄物の処分で 1000 億円の見積です。
予定では、あと 7 年かかるのでこの額が更に増えるものと思われます。廃炉費用だけでスリーマイルが 10 年で 6 兆円、チェルノブイリが 10 年で 20 兆円かかっています。
六ヶ所再処理工場は 89 年に申請当初は 97 年の稼動を予定していましたが、相次ぐトラブルのため、当初の建設費用 7600 億円が 2011 年現在で 2 兆 1930 億円と膨らんでいます。試運転中に工場から大気中と海に放出された放射性物質の汚染はすでに深刻な状態となっています。
廃炉、解体には莫大な時間とお金がかかります。さらに、生命を奪ってしまう、放射能の問題があります。放射性廃棄物と使用済み燃料の処分をどこでどのように処理するかが決まっていません。
日本政府は 2006 年にクリアランス制度というものを制定し、これは、放射線量を都合よく上げて放射性ガレキの放射能の濃度が人の健康への影響が低いことを国が確認したら一般の廃棄物として処分できるというものである。基準が緩くなれば原子力ムラには都合のよいことだが環境や人体には果たしてどうだろうか。
世界のどこの地にも放射性廃棄物を最終的に管理する処分場を建設したところはない。ウランやプルトニウムの放射能が減少するには何千年の年数が必要です。人類史が記録されるようになって約 4000 年位しかない状態でいったいだれが管理を保障できるのだろうか。
海外の潮流として、79 年のスリーマイル、86 年のチェルノブイリ事故が起き原発の停滞期に入り、脱原発の傾向となっている。そして、廃炉産業が大きな市場となるとみています。
日本の原発関連企業は海外をみならって環境や人体に負荷を少なくする廃炉技術を研究することで産業の発展、そして、人々の安心・安全に寄与できると思う。しかし、安倍首相は原発を再稼動させることを明言しました。行き場のない放射性廃棄物が無尽蔵に増えることを意味します。

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『きび団子を買ったワケ』

日本三大庭園の一つ岡山県後楽園の庭園内のお茶屋さんのはなし。
「きび団子」の幟がはためくお茶屋さんが目に入りました。
「きび団子はここで食べることができるの?」と、聞くとお店のおばちゃんが「こちらのお抹茶と団子セットで召しあがって頂けますよ。」との返事。
メニューを見ると値段は300円。安い!私はすぐにオーダーしました。
しばらくすると小ぶりなきび団子3つとお抹茶が運ばれてきました。
これが美味い。パクパクと食べていたら、おばちゃんが「これサービス!」と言ってきび団子を2つを小皿に置いてくれました。

「ありがとうっ!」素直に喜ぶ私。おばちゃんがこう言いました。「よかったらお土産買って行ってね〜」
私が訊きます。「どれくらい日持ちするの?」おばちゃんが答えます。「2週間大丈夫だよ。ウチのきび団子は○○賞を受賞した団子なんだよ。ここでしか買えないんだよ。他では売ってないの」と店内に掲示された大きな賞状を指差します。

その時にふとこう思ったのです。
「今日これから会う予定のN課長は甘いものが好きだったな。買っていこうかしら。」
・・・結局、ほんの5分前までは買う気のなかったきび団子を私は2箱買いました。
さて、買う気の全くなかった私がお土産を買うに至った心理はどのようなものだったのでしょう。

まず、フットインザドア。最初は300円のお抹茶セットからスタートして、お土産を私は買っています。
小さなものから大きなものへというセールスの流れができているわけです。このお店で本当に売りたかったものは「お抹茶と団子セット300円」ではなく、お土産だったのかもしれません。
そして、返報性。最初からお皿に団子が5個あるよりも、3個の団子が乗ったお皿にさらに後から「サービスだよ」と言いながら2個追加してもらった方が満足度が高くなります。さらに権威効果。おばちゃんは「ウチのきび団子は○○賞を頂いた団子なんだよ」と言いました。確かに、その味は本当に美味かった。
さらに希少性。おばちゃんは「ここでしか買えないんだよ。他では売ってないの」と言ったことで、私の頭の中には「この美味い団子は市内のいたるところで買えるわけではないのだ。」と明確にインプットされました。おそらく私はこういった心理が重なって購入に至ったわけですね。後講釈のように聞こえるかもしれませんが、人は「心」で行動をする生き物です。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2013年.5月2週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『シチューを売る方法』

あなたがスーパーの店長だとします。
もし、シチューを販売する
としたら次のどちらのPOPコピーの方がより売れると思いますか? (A)「特価 シチュー1箱 ○○円」
(B)「今夜はシチューにしませんか?お肉と野菜を入れて一皿100円」

あなたの予想どうりに(B)の方が、お客さんの立ち寄り率、検討率、購買率のすべてが上回ったという実験報告があります。
(参照「戦略経営者」株式会社TKC発行)

そういえば以前 TV でカリスマ試食販売員の特集を見たことがありますが、他の人の3倍売るカリスマ試食販売員も同じことをしていました。たとえば魚を売る時には、その「魚自体」を売るのではなく、魚を使った「料理」を作って実演販売をするのです。すると魚も売れる・・・。

つまり、商品そのものではなく、その商品を使ったメニューを訴求した方がお客さんの興味と関心を引くことができるということです。
この考え方は他の業種でも応用できますよね。

衣料品店なら「服」を売るのではなく、「コーディネイトされた服を着て出かける春の楽しみ」を訴求する。
健康食品販売や治療院なら「栄養剤」や「治療」を売るのではなく、「ひざ痛や腰痛から開放されて孫と公園で遊ぶ楽しさ」を訴求する。工務店なら「リフォーム工事」を売るのではなく、「快適に暮らす家族の幸せ」を訴求する。家具販売店なら「家具」を売るのではなく、「コーディネイトされた空間のくつろぎ」を訴求する・・・といったことが考えられます。さて、あなたの業種ならどんな「メニュー提案」ができるでしょうか。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2013年.5月3週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『今日の記事はすぐに読まないでください』

あなたにお願いがあります。
今日の記事はすぐに読まないでください。
・・・っと、書かれているといつもより余計に気になったかもしれません。

「絶対にこの戸は開けないでください。」
と言われた与兵は戸を開けてしまいました。鶴がはたを織っていたのに・・・。

「決して開けてはいけません。」
と言われた玉手箱を浦島太朗は開けてしまいました。あれだけ乙姫様に釘をさされていたのに・・・。

人は
「見てはいけません。」
「開けてはいけません。」
「言ってはいけません。」
と言われるとかえってそのことが気になります。これは心理学のカリギュラ効果と言われる人間の性質で、禁止されると逆にやってみたい、見てみたいなどの衝動に駆られる心理現象を指します。

「このお酒は普通の酒飲みレベルの人は絶対オーダーをしないでください。」
「舌の弱い方は絶対にこの激辛ラーメンは注文しないでください。」
「行動しない人はこのレポートは絶対に読まないでください。」
こう書かれていると興味が出るわけです。

もし、あなたの会社やお店のチラシやDMの反応率が落ちているなら、こんな人間心理を考慮したキャッチコピーや見出しで読み手の興味を引いてみてはいかが?

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2013年.5月4週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

反応の良いキャッチコピーを書くためのコツはお手本となるコピーをマネして、自社に応用することです。今回は雑誌、新聞、サイトや書籍タイトル等で見つけたお手本となるキャッチコピーを紹介させて頂きますので、あなたの会社やお店でのコピー作りの参考として下さい。

■『E判定からの大逆転○○合格法』

このコピーはE判定の実力しかなかった学生が志望校に見事合格したということを表していますが、コピーパターンとしては「谷」から「山」へというものです。例えば
「ニートからの大逆転!ネット起業での成功ノウハウ」
「多重債務からの大逆転投資法」
「路上生活からの大逆転成功物語!考え方を変えれば人生が変わる」
というように後半の「山」の前に相対的に低い「谷」を持ってくると後の「山」の高さがより際立ちます。
このパターンは比較的簡単に作れて効果的なキャッチコピーの書き方の一つです。

■『○○が失敗する理由』

もしかすると日本人というのは極端に失敗を嫌う民族なのかもしれません。
本のタイトルや雑誌の見出しにも「失敗」という言葉が含まれるコピーが多く存在します。
「真面目なお母さんほど子育てに失敗する理由」
「慎重な人ほど退職金運用で失敗する理由」
「準備万端なほど独立が失敗する理由」
「無計画なリフォームが失敗する理由」
広告原稿では上記のようなコピーで関心を引き、なぜこれらが失敗するのかを3項目ほどに絞って説明し、その後、正しい方法(=自社サービスの特徴)を説明することになります。