2014年12月1週号

■社会学

『憲法とはどんなものか』

国民が人権を守るために政治家・官僚・公務員に憲法を守らせる責任があります。1.憲法は国民が作り、憲法のとおり政治や行政をやるように国家権力を縛るものです。2.その縛りが上位にこなければならない。

自民党改憲案(壊憲  立憲主義の真っ向否定)の問題点
【前文】現行の「不戦の誓い」「平和的生存権」を削除。「歴史」「文化」「伝統」などの文言を盛り込み「国家のための憲法」という色彩が濃厚
【1章 天皇】天皇を「元首」とし、国民に日の丸・君が代尊重義務を課す
【2章 安全保障】現行の「戦力の不保持」「交戦権の否認」を削除。「国防軍」を創設し、自衛権の名による武力行使、海外での武力行使に道を開く
【3章 国民の権利及び義務】あらゆる人権に対し、「常に公益及び公の秩序に反してはならない」との制約をもうける。家族の助け合い義務を課し、社会保障に対する国の責任を後退させる
【9章 緊急事態】「外部からの武力攻撃」「地震等による大規模な自然災害」などの際に、大幅な人権制約を正当化
【10章 改正】改正発議の要件を、両議院の総議員の「2/3以上の賛成」から「過半数の賛成」に緩和
【11章 最高法規】基本的人権を「侵すことのできない永久の権利」とする97条を削除。憲法尊重擁護義務者から「天皇」「摂政」を外し、新たに「国民」を加える。

2012年4月に自民党が発表した憲法改正草案を見て、国連人権理事会をはじめ、世界中の有識者たちが腰を抜かすほど驚いたとのこと。「これは何世紀前の憲法なのですか」と。
近代憲法というのは、権力者が国民に向かって命令するものではなく、あくまでも主権者である国民が、権力者にしばりをかけるために存在する。これを立憲主義といいます。この草案を作った政治家(礒崎陽輔参議院議員)が立憲主義を知らないという発言があり、政治家として失格であり、恐ろしいことです。
現行憲法のもとでも、政府のあらゆる部門で憲法によるコントロールが欠けている、その結果、国民の意思が政治に反映されず、国民の人権が守られていません。現行憲法の立憲主義と平和主義について、主権者である私たちが理解を深め、そして、憲法を守るために、私たちが学んだことを多くの人に広めていくことで、明るい日本にしていけると思います。

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『鏡に映った己の姿』

知人のはなしです。
母を介護するようになってから気が付いたことがあります。
それは「以前より母が鏡を見なくなった」ということ。

母は脳出血で倒れてからは手鏡をもたせてもあまり鏡を見なくなり、大きな鏡の前でも自分の姿を見なくなりました。

「以前とは違う姿の自分を直視するのが嫌なのだろうな」と思っていましたが、先日、心理学関係の本で次のような一文が目に止まりました。
「鏡を見ないと無気力・無関心な人間になってしまう。」

鏡をよく見る人は自分が周りからどう見えているかを気にする傾向が強く、これを「公的自己意識」と言いますが、この「公的自己意識」の強い人ほどどうすれば自分が魅力的に見えるかに熱心に取り組む傾向がある。その結果としてその人自身がどんどん魅力的になっていく、ということが書かれていました。。

反対に人は鏡を見ないでいると次第に自分の容姿や外見に無関心になり、その結果として無気力になるという実験結果も出ているそうです。だから、自分を魅力のある人間にしたいと思うなら、鏡を見なさい、ということになります。

講演を業としている人から聞いたことで、鏡の前で顔面体操をしたり、笑ったりするようにしているとのこと。そして、毎朝、鏡の前で笑っていると、初対面の人に会ってもすぐ笑えるようになってきて、「第一印象がよい」と言われることが多くなりました。

その結果、当然、良いコミュニケーションにつながる機会が増えるので、自分もウレシクなる。ウレシクなると元気がでる。ヤル気がでる。相手にも喜んでもらえる。そうなると鏡でさらに自分のことをチェックする・・・これが好循環になっていることを実感しています。

営業マンや接客担当に限らず、小さな会社やお店のビジネスマンや商売人は「自分を売ってナンボ」です。自分の内面は信念や経験で磨くしかないけれど、「自分」の外見は鏡一枚あれば、磨けるわけです。
毎日、鏡に映った自分の顔を見ていますか?

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2014年.12月2週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『車中の楽しみ』

写真は移動中の新幹線の座席に置いてある車内通販雑誌です。
これをパラパラとめくると商売繁盛のネタが見つかります。

震災直後は防災グッズの紹介ページがとても多かったのですが、なぜかトップページに「壁掛け式の鏡」が紹介されていたことがありました。
「震災後なので防災グッズが最初のページに出ているのは分かるけど、なぜ鏡なのだろう?」と思い記事を読んでみると・・・。

震災の時に鏡やガラスが割れて怪我をする人が多かったそうなのですが、その鏡はスチール製なので落ちても割れないのが特徴なのだそうです。だから、「ダンス教室とか、着付け教室に設置する鏡や自宅の姿見に使うと安心です!」ということらしい。「へ〜!!」と感心したことを覚えています。こういった視点を持つとリフォームや室内デザインの提案をする時に役立ちますね。

また、先日、手に取った車内通販雑誌には「大きくて頑丈な傘」が掲載されていました。

「出張や旅行用にコンパクトな折りたたみ傘の紹介なら分かるけど、どうしてわざわざ大きくて頑丈な傘の紹介なのだろう?」と不思議でした。これも記事を読むと、最近はゲリラ豪雨が多く、ビジネスマンも営業途中で全身ずぶ濡れになっちゃう人が多いのだそうです。だから、ゲリラ豪雨用の大きな傘の需要があるということ。これも小売店で雨具を販売する時のヒントになりますね。

そして、車内通販雑誌はキャッチコピーの参考にもなります。ある記事にはこう書かれていました。
「【送料込】つぶれ梅3種よくばりセット」

「よくばり」なんていい言葉ですよね。キャッチコピー向きです。
「【消費税込み】人気ケーキ3種よくばりセット」「【入学費込み】人気資格3講座よくばりセット」
等、実店舗でも応用できます。商売繁盛のネタは車中にもたくさんあります。


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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2014年.12月3週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『オマケの力』

あなたは人に何かをお願いするとき、よくとる行動はなんですか?
下手にでる?甘える?おどす!?値下げする?
それとも全部を組み合わせますか?

私はこんなことをすることが多い→→→オマケをつける。

通販でもよくやっていますよね。
「今日はこのノートパソコンにデジタルカメラをお付け(オマケ)します。
さ〜らに!このプリンターまでお付け(オマケ)します。」
と、毎回、毎回オマケが付きます。なぜオマケをつけるのか?

もしかしたら、あなたも子供のころにキャラメルの箱についていたオマケやスナック菓子に付いていたカードが欲しかった経験があるかもしれませんが、実はオマケは子供だけじゃなくて、大人にも効果のある依頼テクニックのひとつなのです。

特にオマケは依頼や商品紹介の後に付けると効果があります。
「ちょっとお願いがあってこういうことをして欲しいんです。
そして、もしよければこれ特典(オマケ)として差し上げます。」
という風に依頼や商品紹介の後にオマケをつける、これが人間心理を考えた場合には、正しい順序になります。これを心理学ではザッツ・ノット・オールと呼び、相手に影響を与えることが実験から分かっています。

商品の特徴を説明するのが難しい、無形のサービスなのでそのクオリティが相手に伝わりにくい、差別化が難しいという商品であっても、オマケをつけることによって、その商品やサービスに魅力を加えることができます。(オマケ自体が魅力的じゃないと、商品価値まで下がるので注意しましょう。)

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2014年.12月4週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

反応の良いキャッチコピーを書くためのコツはお手本となるコピーをマネして、自社に応用することです。今回は雑誌、新聞、サイトや書籍タイトル等で見つけたお手本となるキャッチコピーを紹介させて頂きますので、あなたの会社やお店でのコピー作りの参考として下さい。

■『大好評の○○をさらにお求めやすく』

昨日、TVを見ていたら車のCMでこんなコピーが流れていました。
「○○を買う人が増えています。」

その瞬間、私は「へ〜っ、そうなんだ・・。」と思いましたが、
いったい、増えてるってどれだけの数なのか、
何と比較してどれだけ増えてるのかは分かりません。言葉があいまいですね。

でも、フツーにCMを見ている人はたぶんそこまで考えずに「へ〜っ、そうなんだ・・。」
と受け止める人も多いはずです。

「座り心地のよいソファーです。」
より
「座り心地がよいので最近人気が出ているソファーです。」
あるいは
「座り心地がよいと大好評のソファーです。」
というコピーの方が訴求力があります。

「増えている」「人気です」「好評」等の言葉はあいまいなのですが、このような言葉は大手企業でもよく使っているコピーです。そのためあなたの扱う商品やサービスを訴求する場合でも、こういったあいまいな言葉をあえて使ってみるのも一考の価値有りです。