2015年3月1週号

■社会学

『日本は法治国家ではない』

国民は法律を犯せば、つかまったり、罰せられたりします。しかしその一方、日本では、国家権力の行使を制限すべき「憲法」が全く機能していない。したがって「法治国家ではない」というのです。社会科学の分野で、こうした大きな命題が完全に立証されることは珍しいが、アメリカの公文書によって完全に証明されています。2008年に全体の構造を示したのは国際問題研究家の新原昭治氏、その証明を完成したのはジャーナリストの末浪靖司氏です。
米軍基地について最高裁での審理において、最高検察庁が米国務長官の指示通りの最終弁論を行い、最高裁長官は大法廷での評議の内容を細かく駐日米大使に報告したあげく、米国務長官の考えた筋書にそって判決を下したことが米側の公文書によって明らかになっている。
そんな国をどうして法治国家と呼べるでしょう。きわめて重大な事実が大手メディアで大々的に報道されないということ自体が、現在の日本が民主主義国家でないことの証明です。
原発事故で被災者たちは信じられない出来事に次々と直面することになりました。これほどの歴史的大事故を起こし、無数の人々の家や田畑を奪っておきながら、その責任を問われた人物がひとりもいなかったこと。なぜ、大訴訟団が結成されないのか。ほとんどの被災者が国のつくった「原子力損害賠償紛争解決センター」という調停機関を通じて和解をし、東電の言い値で賠償を受けるという選択をした。いまの日本社会では、いくら訴訟をして「お上にたてついて」も最高裁までいったら必ず負けるという現実をみんなよくわかっているからでしょう。

福島集団疎開裁判
子どもは放射能による健康被害を受けやすいので、子どもたちを安全な場所に移住させるか、放射能数値の低い場所に疎開させて免疫力の低下を防ぐ。ことを求めた裁判です。2013年4月24日仙台高裁は「チェルノブイリ原発事故後に児童に発症したとされる被害状況に鑑みれば、福島原発付近で生活居住する人々、とりわけ児童の生命・身体・健康について、由々しい事態の進行が懸念されるところである」と判決に書いています。チェルノブイリで起きたように、先天性障害や心臓病になった子どもたちが数多くあらわれることが予想される。裁判所がそれを認めています。しかし、それでも子どもを救うための行政措置をとる必要はないという判決がでてしまった。住民側敗訴です。

日本のまともな裁判官3名
[もんじゅ設置許可無効2003.1] 名古屋高裁金沢支部 川崎和夫氏
[志賀原発2号機運転差し止め2006.1] 金沢地裁 井戸謙一氏
[大飯原発再稼働差し止め2014.5] 福井地裁 樋口英明氏
樋口裁判長の判決文要旨
「地震大国日本において基準地震動[関西電力が設定した最大振動700ガル]を超える地震が大飯原発に到来しないというのは、根拠のない楽観的見通しにしかすぎない」「当裁判所は[関西電力側が展開したような]きわめて多数の人の生存そのものに関わる権利と、電気代の高い低いの問題等とを並べて論じるような議論に加わったり、その議論の当否を判断すること自体、法的には許されないことであると考えている」
「人格権とは,人の生命を基礎とする」ものであり、したがって「憲法上の権利」だと規定する。それゆえ「人の生命を超える価値を他に見出すことはできない」と、裁判用語ではない平易なすばらしい言葉で樋口裁判長が判決文を読み上げました。
「人の生命を最高の価値と認める事」これこそが現政権が葬り去ろうとしている「日本国憲法」の真髄です。現政権はこの判決に嫌悪感を示した。また、被告の関西電力は即刻、控訴に踏み切った。
関電は「上訴審の判決を待たず、規制委の安全審査に適合すれば再稼働は行う」と表明。
菅官房長官は「世界一厳しい安全審査をクリアした原発の再稼働は粛々と行う」と司法判断をまるっきり無視した発言。
菅官房長官の言う「世界一厳しい安全審査」とは、いったい誰がいつきめたのだろう。欧米では常識となっている「コアキャッチャー」(メルトダウン事故が起きた場合、溶けた核燃料を受け止め、外に漏らさない設備)の設置すら義務付けていない規制委の審査を、なぜ「世界一厳しい安全審査」などといえるのだろうか。素晴らしい判決でした。しかし、この判決が政権党、関電に影響を与える可能性はほとんどありません。最高裁までいったら、それが必ずくつがえされることを一部の国民は知っています。

日本の未来を良くするために
「知識人」とはある程度の知力さえあればよく、肝心なのは、考える意欲が必要である。「知的な誠実さを何よりも尊しとする姿勢」を持つ人のことである。知的誠実さとは「嘘をつかない」「客観的に事実を理解し、その上で、限られた組織ではなく国民全体の利益を考慮する」というスタンスのことをいう。知識人は要するに政治家、官僚、企業、マスコミなどの権力を監視することが責務である。知識人が核となってグループをつくり政治家等が結集し、新政党を立ち上げる環境ができることを希望します。日本の現状は「権力の監視はなく、代わりに国民には宣伝用の虚像が提示される」ムラ(原子力、安保、増税等)というのは閉鎖的な共同体であるから、そのメンバーにとっての合理性は存続の継続、つまり潤沢な資金源である。たとえば、原子力では、原子力規制委員会といった官僚機構は原子力発電を存続させる目的で動く。そのために、原発の安全基準を都合よく変えてしまう。そして、それを正当化してしまう。
1945年8月、敗戦によりGHQが日本に民主主義を与えた。日本人自身が自分たちの力で民主主義を獲得したわけでない。韓国や台湾は一般の国民が、自分の手で軍事政権を倒し、民主主義を勝ち取りました。したがって、民主主義の大切さや価値を皮膚感覚でわかっている。アメリカやフランスでも同様である。
こうした国では市民社会が強く、メディアによる権力のチェックも厳しい。民主主義が脅かされるような事態が起これば、国民もメディアも一丸となって立ち上がる。
こうした見えない意識がその国を形作っている。日本の国民は、お上に任せていれば平和な世の中ができると思っている。
世界中どこをみても国内法より地位協定等が上位にあるというのは日本だけです。これは「天皇メッセージ」「砂川裁判」が原因です。彼らは、私利私欲の塊で日本国と国民のことなど全く考えていませんでした。
「沖縄や福島で起きている人権侵害をストップできないのか」
「裁判所はだれが考えても不可解な判決をだすのか」
「政治家は選挙に通ったあと、公約と正反対のことばかりするのか」
これらのことが起こるのは米国と日本の官僚が非公開で協議をし、そこで決定された(密約)による、それは日本国民には知らされない最高度に重要な合意事項を日米担当者間の秘密了解事項となっている。
1都8県(東京、神奈川、埼玉、栃木、群馬、新潟、山梨、長野、静岡)の上空が米軍の支配空域になっています。日本の飛行機は飛べません。羽田から西の大阪等へは一度千葉方面へ迂回するようになっています。首都東京をとりかこむ形で、横田、座間、厚木、横須賀の米軍基地があります。こんな国は世界中探してもどこにもありません。→外国軍がいなくなることが独立国家と認められる
日本の総理大臣が米軍基地問題(騒音、夜間飛行訓練禁止、犯罪者の引き渡し、基地の返還等)や原発問題(廃炉、破棄、脱原発等)をいくら言っても日本側だけではなにも決められないようになっています。
アメリカの了承がないと、日本の意向だけでは絶対にやめられない取り決めになっています。
既得権益グループ(自民党、官僚、財界、御用学者、マスコミ)はアメリカから独立するよりは従属していたがよいという考えです。安倍政権の政策は原発再稼働、集団的自衛権行使、特定秘密保護法、消費税値上げ等、将来に禍根を残す政策ばかりです。国民を守るということは全く眼中にありません。
一刻も早く、国民の利益を考慮するグループが出現して、日本の舵取りをすれば将来は明るくなります。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2015年.3月2週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『あの人がホメていたよ!』

人は褒められるとウレシイ。褒められると私もウレシイ。
褒められるときっとあなたもウレシイ。

相手から直接褒められてもウレシイけど、「また聞き」しても嬉しい。
「また聞き」・・・つまり、
『あの人があなたのことを褒めていたよ!』
と間接的に言われてもウレシイということ。

普通、誰かを褒める時にはその人に直接言いますがこれをレギュラー・コミュニケーションと言います。そして、また聞きや、人が言ってることを傍らで聞いて、その話の内容から影響を受けることを
オーバーハード・コミュニケーションと言います。
そして、オーバーハード・コミュニケーションはレギュラー・コミュニケーションよりも、「受け手に受け入れられ易い」と言う実験データがあります。

・・・ということは、あなたがスタッフやお客さんを褒める時には、直接褒めてもいいけれど、
オーバーハード・コミュニケーションなら相手はもっと喜ぶことになります。

「あなたがいると社内が華やかになっていい!と社長が言っていたよ。」
「いつも店長があのお客様のセンスは素晴らしいって関心しているんですよ。」
「あなたのおかげで会社の人間関係がうまくいっていると部長が言っていたよ。」

と、相手にオーバーハード・コミュニケーションで伝わるように褒めると良いですね。

優秀な経営者や上司は周りにいる人を良い気分にさせて、モチベーションをアップさせる能力が高いということを聞いたことがあります。意図的にあなたもオーバーハード・コミュニケーションを上手に使ってみてください。きっと、その人はとても喜び、モチベーションが上がるはずです。


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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2015年.3月3週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『タイヤの専門家』

ガソリンスタンドに行った時のこと。
給油をしているとニコニコとした青年が近づいてきた。
彼とは初対面だけど、彼を見て思わず私は声をかけました。
『お〜、タイヤの専門家○○くん!!』
すると彼は照れくさそうに笑い、私の車のタイヤを見ながら
「いいタイヤですね。溝も深いし、ひびもないのでまだ十分大丈夫ですね。」
と言う。

私は彼と初対面。それなのになぜ気安く声を掛けたのか?その理由が写真の顔写真。このガソリンスタンドの給油機にはスタッフの顔写真が貼ってあります。そして、彼の顔写真の横にはこう書いてありました。
「タイヤのことなら○○へお任せください!!」

私は給油の度に彼の顔をこの写真で何度も見ていたのです。
だから、本物の彼に会った時に親しみを感じて思わず声を掛けたのです。

TVで芸能人が地方に行く旅番組を見ていると、地元のおばちゃんが芸能人のところに近寄って親しげに話しかけたりしますよね。そしてこう言う。
「いつもTVで見ているから、あんたのことはよく知っているよ。」
でも、そのおばちゃんと芸能人は初対面。おばちゃんは親しみを覚えいても、芸能人の方はおばちゃんのことを知らない。でも、おばちゃんは相手に親しみを抱いている・・・なぜか?
「顔を何度も見ているから」ですね。

ガソリンスタンドの彼も同じ。初対面だけど「顔を何度も見ている」から親しみを感じているんです。
とうことは、あなたが不特定多数のお客さんや見込み客に親しみを感じてもらうにはどうしたらいいでしょうか?・・・ガソリンスタンドにもビジネスコミュニケーションのヒントがありますね。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2015年.3月4週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

反応の良いキャッチコピーを書くためのコツはお手本となるコピーをマネして、自社に応用することです。今回は雑誌、新聞、サイトや書籍タイトル等で見つけたお手本となるキャッチコピーを紹介させて頂きますので、あなたの会社やお店でのコピー作りの参考として下さい。

■『もし高校野球の女子マネージャーが○○を読んだら。』

これはベストセラー書籍のタイトルですね。
キャッチコピーでも、この「もし・・」という言葉を使うことは
とても効果的です。

「もし、臨時収入で10万円が手に入ったら何に使いますか?」
「もし、今日から2週間で3kg痩せることができたら・・。」
「もし、一冊の本が10分で読むことができたら
 あなたの知識は一年でどれほど増えるでしょうか?」

このように「もし」という言葉を使うと、その言葉を読んだ人は次のように頭の中で「想像」をし始めます。

「う〜ん、そうだなあ・・10万円あれば新しいスーツを買いたいな。」
「2週間で痩せられたら、来月の友だちの結婚式にあのドレスを着て行けるかも。」
「本を一冊10分で読むことができたら、凄いことになる!」
と、いうように「もし」という言葉がきっかけとなり、頭の中であれこれと想像を始めるのです。

すると心に楽しい感情が芽生え、ワクワク感が出てきます。
そして、その具体的な方法や情報が気になり始めます。
その結果、読み手は文章を読み続けることになります。