2015年5月1週号

■社会学

『収束しない福島の災害』

福島の災害は終わっていないし、今後、数千年たっても収束することはない。日本は広い範囲で放射性降下物に覆われ、その毒性は何十万年も残るだろう。簡単に除染できるものではなく、食物や人間や動物をむしばんでいく。完全なメルトダウンを起こした福島の3基の原子炉は解体も封鎖も望み薄です。
東電は大規模工事に30年から40年以上かかると主張している。国際原子力機関の予測によれば、放射線量が危険なレベルにあるため、40年たっても何の進展もみこめないとのこと。
チェルノブイリでの1度のメルトダウンと爆発でヨーロッパ大陸の40%が汚染された。ニューヨーク科学アカデミーの2009年報告書によると、すでに100万人以上の人々がこの事故の直接的な影響で死亡している。ヨーロッパの多くの地域が今後何百年も放射能に晒させるのです。同じことが日本でも起こっています。
福島県で甲状腺の超音波検査を受けた、18歳未満の29万5511人のうち、89人が甲状腺がん42人以上にその疑いがあると診断されたことだ。チェルノブイリでは、事故の4年後まで甲状腺がんと診断された例はない。福島でこれほど早く発症したということは、日本の子供たちが高レベルのヨウ素131に晒されていることがほぼ確実で、ヨウ素とともに他の多くの同位元素にも高いレベルで影響を受けていることは間違いない
日本政府は福島第一原発から放射能汚染を取り除こうと必死になっている。しかし現実には、汚染物を集めてビニール袋に入れ、別の場所に移すことしかできない。請負業者のなかには、放射性のがれきや土や葉を川や他の違法な場所に捨てさせているところもある。このような元素を中和する方法も、拡散しないようにする方法も確立していない。最大の問題は汚染物質を安全に保管し、何千年ものあいだ、環境から隔離しておく場所だ。どんな容器でも50年以上効果を保てない。長寿命の放射性元素は遅かれ早かれ、漏出してしまう。これだけの量の汚染水や汚染土壌を保管しておく場所は日本にはない。国内に54基の原子炉で蓄積される何千トンもの高レベル放射性廃棄物は言うまでもない。

ヘレン・カルディコット医学博士は日本を訪れ、政治指導者たちに面会し、不安定な原子炉によって子供たちが甲状腺がんの危険に晒されている現状について、彼らの意見を尋ねた。使用済み核燃料棒について知っている政治家はほとんどいなく、破局が潜んでいることを認識している政治家も数名はいたが、その数名すら福島第一の4号機にはチェルノブイリの10倍、広島に投下された原爆の5000倍のセシウム137があると聞いて驚いていた。また、福島第一のすべての使用済み核燃料を集めるとチェルノブイリの85倍、広島原爆投下時に放出された量の10万倍のセシウムを含有していると聞いて、衝撃を隠せないようだった。
日本の指導者たちの秘密主義は度を越している。日本政府が正確な情報を共有したがらないせいで、日本の国民は事故に関する有益な情報をメディアに頼らざる負えない。そして不幸なことに、日本のジャーナリストは独りよがりで無知ときている。数名を除いて日本の記者たちは、福島に関して調査をすることを拒み、なすべき質問を発することもこばんでいる。
安倍首相は、日本の原子力エネルギーへの依存を確実なものにし、原発を再稼働させる。
私が会った全政治家のうち、日本の子供たちが直面している危機と4号機にある使用済み核燃料棒の危険性を軽んじていたのは彼だった。

2013年9月アルゼンチンで開催されたIOC総会において、安倍首相は2020年のオリンピック・パラリンピックを東京へ誘致するため、福島の状況は統御されている。これが彼が全世界に発したメッセージである。「福島についてご案じの向きには、私から保障いたします。状況は統御されています。東京にはいかなる悪影響にしろこれまでおよぼしたことはなく、今後ともおよぼすことはありません」

ほぼすべての日本国民が安倍発言に違和感を持った。福島はコントロールされていない。これがほとんどすべての日本国民が持つ、福島の真実についての判断である。
竹田恒和JOC理事長は「東京は福島から250km離れていて安全だ」と述べた。
東京周辺の多くの地域で、放射線量が著しく高い地点が観測された。神奈川や静岡で産出された茶葉からも規制基準値以上の放射線量が観測された。
1号機から3号機の核燃料は、メルトダウンからメルトスルーの状態に移行して、原発の地下・地中にむき出しの核燃料が潜ってしまった。大量の地下水が陸地から海に流れて、いまも毎日、放射能に汚染された水が海に垂れ流されている。事実に反することを安倍首相は発言した。
山敷庸亮氏 [やましききょうすけ](京大防災研究所)の調査によると、福島第一原発から80km離れている阿武隈川から毎年10テラベクレルのセシウムが海に運ばれている。この値は、事故当初に原発から海に流出した量とほぼ同じとのこと。阿武隈川周辺の海底の土から1kgあたり4680ベクレルの放射性セシウムが検出されている。
原発再稼働へ突進
福島は統御されていない。健康被害が色濃く姿を表しつつある。原発周辺地域では人の住めない死の地が広がっている。それでも国と福島県は人々を強制的に帰還させようとしている。避難措置を解除することは財政行為である。避難を強制すれば、避難にかかる費用負担、損害賠償を国が負わなければならない。
避難を解除すれば、避難費用を払う必要がなくなる。国と福島県は避難を解除して財政負担を減らそうとしている。
安倍政権は原発推進を決定した。智慧ある者からすれば「無謀な行動」と言わざるを得ない。2014年4月11日に「エネルギー基本計画」を閣議決定した。
ヨーロッパでは、日本とは逆に原発を廃止していこうという流れが強くなっています。期待を集めているのが、太陽光や風力、水力、地熱を利用した再生可能エネルギーです。EUの過半数の国では、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を導入し、クリーンなエネルギーの普及に努めている。
事故の起きていない国が脱原発を進めているのに、事故を起こした日本は再稼働するという実に不思議な状況です。
「美味しんぼ」への攻撃
雁屋哲氏は自身のブログにこう記した「私は福島を2年かけて取材をして、しっかりとすくいとった真実をありのままに書くことがどうして批判されなければならないのか分らない」正論そのものである。
井戸川克隆氏(元双葉町長)は「美味しんぼ」に描かれている自身の発言内容が真実であることを述べている。同時にティッシュペーパーに付着した鼻血の画像まで添付して事実を公開した。
井戸川氏の発言が虚偽であることを立証できない限り、批判は単なる言論統制にしかならない。
2014年5月23日、医学専門家と原発事故で健康被害を訴える当事者が、国会内で記者会見を開いた。
政府や福島県は「風評被害を助長する」として事故と鼻血の関連を否定していることについて「因果関係は否定できない」との反論が提示された。西尾正道(北海道がんセンター名誉院長)は「高線量被ばくによる急性障害に論理をすり替え、鼻血との因果関係を否定する専門家がいる」と批判した。
「放射性物質が付着した微粒子が鼻腔内に入り、低線量で鼻血がでる現象があり、医学的根拠がある」と指摘した。
政府は「国民の安全を守る」ことをしなければならないのに、日本では正反対のことをしている。世界中に類を見ない一党支配が60年以上続いている(わずかな期間政権交代をしたが既得権益グループによって潰された)のが日本の実態です。民意を正面から受け止めようする政治勢力が登場すると既得権益グループ(自民党、官僚、財界、マスコミ)が潰しにかかります。民主主義国になるためには国民が目覚めて、政治を国民のためにする、政権を担える政治勢力に国民の25%が投票すれば可能です。
多くの人たちが、主権は国民にという意識を強く持てば25%で国の将来を明るくできるのです。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2015年.5月2週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『来週、マグロ解体ショーを行ないます』

知人が年末年始に30万人が参拝に訪れる神社で露天商をやったときのこと。
「30万人の1%の人に1,000円の買い物をしてもらえば凄い売上になる!」
と思っていました。結論から言うと思ったほど儲からなかったのですが、その後、当時よく飲みに行っていたお店の女将にその話をしたらこんなことを言われました。
『アタシなら最初に近隣にDMやチラシを配って予告をしておくね。』

話は変わりますが写真は地元のスーパーで見かけた店内POPです。
これは「今週の日曜日に、店内でマグロ解体ショーを行ないますよ」という予告POPです。
予告するからお客さんの頭にインプットされる。インプットされるから当日にお客さんがやってくる。
予告するって大事ですよね・・・。
では、あなたの会社やお店でも「予告」をしていますか?実はオフラインでの商売に限らず、ネットで商売をするときも「予告」って大事なのです。
例えば
「今日これからキャンペーンを行ないます!お申し込みは今すぐこちらから」
と告知するよりも、予め「来週、キャンペーンを予定しています。とてもお得なキャンペーンなので乞うご期待!」
と1,2回事前予告を入れてから翌週や翌々週に「これからキャンペーンを行ないます!お申し込みは今すぐこちらから」というように予告してから実施したほうが反応率は高くなります。

そして案外このような「予告」をやらない会社やお店が多いのです。その理由は→→『面倒だから』
確かに面倒なことには違いないのですが、予告をするのとしないとでは、その反応率には差がでます。
だから、映画館でもレンタルDVDでもオープニングで「予告」をするわけです。
あなたの会社やお店でも予定しているキャンペーン、特売、イベント前に一度予告を行なった方が、さらに集客アップや売上アップにつながるのでは?


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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2015年.5月3週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『新規客獲得戦略』

ある日のこと。毎週通っているスポーツクラブで利用券の販売機のボタン(写真)を押してもチケットが出てこない・・・。
近くに居たスタッフに「チケットが出てこないよ」と言うと「今日の利用料は無料です!」とのこと。

実はこのスポーツクラブは今までは市の運営だったのですが、春から民間企業へ委託運営になりました。そのため新規会員獲得に積極的です。
その会員獲得活動の一環としてこのスポーツクラブでは定期的に無料体験日を設けています。
この無料体験での施設利用をきっかけに入会する人も増えています。

これは古典的ですが新規客獲得には効果のある戦略です。
「無料企画だろ。知ってるよ。でも、タダで何かをあげも上手くいかないよ」という方がいますが、それは「無料企画に効果がない」のではなく、「無料企画の戦略的な使い方が間違っている」だけです。

TVCMで有名な化粧品会社の新規客獲得戦略は無料サンプルです。レンタルDVDのシリーズ作品の1巻めが無料でレンタルできるのも効果があるからです。

「商売で一番難しいのは市場に存在する自社商品に感心のある見込み客を特定することだよ」
と10年以上前にある有名なコンサルタントに教えて頂きました。その「商売で一番難しい」部分を効果的にクリアできるのが実は無料企画なのです。私はどんな業界であっても新規客獲得に苦心している会社やお店は無料企画を戦略的に販促活動に組み込むことをお薦めしています。どんな業界でも「無料企画に効果がない」のではなく、「無料企画の戦略的な使い方が間違っている」ことの方が多いというのが事実です。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2015年.5月4週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

■『短い広告コピーの書き方』

POPやチラシで短めの広告コピーを書く時には次のような順序を意識すると訴求効果の高い
広告文書が簡単に書けます。
(1)キャッチコピー
(2)その商品を取り上げた理由。
(3)どこの誰が、どんな思いで、どうやって作ったか。
(4)あなたの得、メリット。

(1)のキャッチコピーに関しては毎回この「商売繁盛の素」で紹介している事例キャッチコピーを参考にしてください。そして、キャッチコピーに続く本文(ボディコピー)は(2)→(3)→(4)の順で文章を書きます。例えば下記のような感じです。

(1)店長おススメNo.1 前回は3時間で10箱完売した達人の作った減農薬野菜入荷しました!
(2)家族には美味しくて、安全安心な野菜を食べさせたい!そんなお母さんを応援したいとの思いから仕入れた自慢の野菜です。
(3)地元○○町で野菜作りの達人と呼ばれている佐藤さんが農薬や化学肥料を減らして育てた朝採り新鮮野菜が只今入荷しました。
(4)一度食べたらやみつきになること間違いなしのその味は保証付きです。

この文章を右図のように書体やサイズを変えて編集すれば広告コピーの完成です。