2015年6月1週号

■社会学

政府広報予算 大幅増

2015年度政府広報予算案は83億円。前年度の65億円から18億円アップした。民主党の2012年度が40億6900万円だったものが、13年度の安倍政権では43億9900万円に増加した。14年度は一気に20億円積み増しし、約65億円に増加した。広告収入が落ちこんでいるマスコミにとって重要な収入源の1つとなっている。安倍政権下の広報予算を報じるメディアはない。これまでの政府広報は、いじめや自殺対策など抽象的なものが主流だった。しかし、安倍政権では、消費税率の引き上げ分が社会保障に使われていることや、若年層の就職内定率の上昇、パートタイム労働法改正が労働者にとっていかに有益かなどをPRしている。安倍首相の成果を謳うものが目立つ。巨額の広告費によって、大手マスコミを懐柔・支配しさらに自らの手で“お墨付き”を与えていく。
マスコミと一体となった安倍政権の暴走が止まらない。
海外マスコミへ圧力
安倍政権になって、マスコミに対する圧力が高まっている。報道ステーションでの古賀氏と古舘氏のやりとりは記憶に新しいところだが、この度ドイツ日刊紙フランクフルター・アルゲマイネツァイトォングの東京特派員だったカールステン氏が安倍政権になって、報道規制が厳しくなったことを指摘しそのことを記事で暴露している。安倍政権を批判する記事を書いたところ、在フランクフルトの日本総領事がきて、記事の内容が中国のプロパガンダに利用されていると抗議した。さらに「記事は誤報である」と指摘、同氏がその根拠を問うと「(中国と)金が絡んでいるのでは」と侮辱と取れる発言をした。他にも、安倍政権が外国人特派員を高待遇で接待していることなども報じている。安倍政権のマスコミの批判的記事に対する抗議や攻撃が強まり高圧的態度が強まっている。
世界報道の自由度ランク 61位
国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」が毎年発表しているもので、各国のメディアに与えられる報道の自由度を表す。
2010年10位、2011年22位、2012年53位、2013年59位、2014年61位とここ数年で急激に自由度が落ちている。先進国のなかでは最下位で「記者クラブ制度」「特定秘密保護法の成立」等を理由として挙げている。
満州事変(1931)以降マスコミが国家の宣伝機関となっています。さらに問題なのが日本人の「マスコミ鵜呑み度」は世界一で73%です。
自分の頭で考えず、マスコミ情報を鵜呑みにしているということは大変恐ろしいことです。
マスコミ報道によって世論形成されてきました。政府がマスコミを利用して国民を特定の方向に誘導しようとすれば、情報操作をして世論誘導が可能です。
2005年4月施行された個人情報保護法という名の「政治家と官僚のスキャンダル報道禁止法」、2013年5月成立した国民総背番号制という名の「思想信条並びに犯罪歴の把握法、言論弾圧法」そして、
特定秘密保護法という名の「国民に真実を知らせない法」これらの悪法が立て続けにつくられる国は(一応)先進国と言われるなかでは日本以外ではありません。
世界からみれば、日本は「統制された情報しか報道されない国」であり、現在の政権が続く限り、さらに悪化することは確実です。

100倍の放射線量 斑点が浮かぶ牛 事実報道社が5月に現地取材
福島第一原発から14kmの距離にある浪江町「希望の牧場・ふくしま」では人が居残りずっと牛の世話を続けている。同牧場は居住制限区域<年間20ミリシーベルト超の地域で日中立ち入りはできるが生活はできない地域>と帰宅困難地域<年間50ミリシーベルト超、立ち入りできない地域>をまたぐ場所にある。記者は同牧場の事務局長・針谷氏が運転するバンに同乗し、朝5時に牧場に到着。
牧場代表の吉沢氏がすでに重機を動かし作業中だった。2、3時間もすれば330頭いる牛たちの餌の時間となる。「餌は汚染された乾草などを無料でもらっています」とは言え、年間経費は2000万円かかる。ほとんどが寄付に頼っている。餌も確実にあるとは限らない。
約20頭の牛の体表に数多くの白い斑点がある。獣医は原因に思い当たる点はあるようだが、明言を避けるという。「原発爆発以前は斑点がでる牛なんて1頭もいなかった。うちだけじゃなくほかの牧場でも同じ斑点牛が出ている」。腫瘍がある牛もいる。放射能汚染のせいとしか考えられないが、
メディアや学者は言葉を濁し一様に「原因不明」と結論付ける。
あるメディアの記者は「上司から『震災の話はもういい。明るい企画を出せ』と言われます」と嘆く。うわべだけの復興をいうメディアや政府が見たくない“不都合な現実”が今も福島にはある。
チェルノブイリの動植物の変異に関する研究で知られるサウスカロライナ大学のティモシー・ムソー教授とアンダース・メラー教授の放射能汚染調査によると、福島県内の放射線量が高い地域では鳥類の数が減少していることが分かった。減少の度合いはチェルノブイリの2倍だという。
ムソー教授らの中間報告によれば、放射連量が高い地域では鳥類やチョウ、セミが減少。一方、クモが増加し、トンボやバッタ、ハチには変化が見られなかった。線量が高く人が住めない、福島県浪江町では、昆虫の数が少なくセイタカアワダチソウがいびつな形に成長していた。メラー教授はこの現象は放射性物質による遺伝子の破壊で起きると説明する。調査に参加した北大農学研究所の秋元信一教授は、計画的避難区域でアブラムソンを採取。この1割ほどで形態異常が見つかり、脱皮の過程で口が失われる現象が起きていた。
宮城県丸森町では尾の不均一なツバメ、栃木県中禅寺湖では基準値を超えるセシウム汚染のニジマスが発見されるなど、福島以外でも生物の放射能汚染が広がっている。魚に関しては「漁協が出荷制限をかけたり、釣り人にリリースの徹底を呼びかけている」という。

放射能で汚染された、危険な場所に国は人々を強制的に帰還させようとしています。また、原発を推進しようとしています。 現在の政権と官僚は国民の生活を守ることなど全く考えていません。どこかの国以下でよいのでしょうか? 国民が主権者という自覚をもって、国民が安心・安全に生活できることを託せるところへ投票しなければいけないということを痛切に思います。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2015年.6月2週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『ナンバーワンです。』



出張先のお店でポスターを発見しました。(上段写真)
「80人が行列を作った人気No.1 当店人気の抹茶ロール」
というコピーとともに行列風景の写真が掲載されていました。
また、出張先のデパ地下で見つけたPOPを目にしました。
(下段写真)ここにも「人気No.1」と書かれています。

どちらも「日本でNo.1」ではありません。でもそのお店で一番人気の商品だから「人気No.1」と表現することができます。
この「No.1」という表現は通販や映画の広告でよく使われますが、なぜ、よく使われるのでしょうか?・・・反応がいいからですね。
人は「No.1」という表現に強い影響を受けます。

「ナンバーワンなんて表示をしても誰も信じていないよ。
どうせ、お店の売りたい商品をナンバーワンにしているのは分かってしまうから。」という方もいますが、それはとてももったいない。

あなたも飲食店で「当店の一番人気!」と書かれた料理を注文したことや、レンタルDVDを借りる時にランキングNo.1の作品を借りたことや、スタッフのおススメNo.1とPOPに書かれていた本を買ったことがあるはずです。

人は判断に迷うと、商品の品質価値ではなく、その商品に対する評価で、購入を検討するようになります。だから、ベタな表現なのですが、「当店の売れ筋商品No.1」「先週のオーダー ベスト1」「店長が薦めるNo.1」「よく売れています!人気ナンバーワン」といった表現は古今東西効果があるし、人間心理はこれからも大きくは変わらないので、今から10年先、20年先でも効果があります。
さて、あなた会社やお店のNo.1商品は何でしょうか?


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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2015年.6月3週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『距離感と親近感の関係』

車中でお客様と話をしていると親近感を強く感じることがあります。
「なぜだろう?」
と常々思っていたのですが、個人空間と視線の向き
関係しているのでしょうね。個人空間とは自分の身体を囲んでいる目に見えない緩衝エリアのこと。日本人が相手との距離を「近いと感じる距離」は0.8メートル、「ちょうどよいと感じる距離」は1.5メートル、「遠いと感じる距離」は3メートルだそうです。付き合いが親密になればなるほど相手との距離は近くなります。

車でお客様と移動する時に運転席と助手席、あるいは後部座席に並んで座るとその距離は0.8メートルより短くなり、これはかなり親しい距離に相当します。人は親しくなれば距離が縮まりますが、反対に距離が縮まると親近感も増します。

また、会話中の視線も2人とも同じ「方向」である前を見て話すことが多いので、意見の一致が多くなります。さらに沈黙しても向かい合っている時の沈黙ほど怖く感じませんし、視界に様々な情報が飛び込んでくるので話のネタも尽きません。

さらにある程度のスピード感があるので心理学で有名な吊り橋実験のように身体的にもワクワクした心持ちが生まれやすい。(吊り橋実験=高い場所に吊るされている橋の上で出会ったカップルは高所にいる緊張感からくるドキドキ感を、相手に好意を抱いているドキドキと区別できないことを証明した実験。)

さらにさらにレストランでの会話と違い、他人の視線や耳を気にする必要も無いので、会話に集中しやすい。しかも、まとまった時間の移動になればかなり深い話もできる・・・・と、考えてみると車中というのはかなり仕事に適した場所と言えます。

注意点はあなたがお客様の立場の場合、後部座席に案内されることが多いことですが、もし相手と親しくなりたいのであれば、助手席にすっと座るのが良いでしょう。
お客さんとの心理的な距離感を縮めたいあなたは、是非車中でのコミュニケーションの機会を積極的に生かしてみてください。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2015年.6月4週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

■『ああ、アマチュアの勘違い。上手くなれないのにはワケがあった。』

これはゴルフ雑誌の表紙で見かけたコピーです。
この雑誌本文には
「素人考えではどんなに練習しても上手にはならないですよ。
我流で練習しても上手になれないのはこんなところに原因があるのですよ」
という記事が書かれていますが、その記事を読みたくさせるための
見出しが冒頭のコピーになります。とても上手いコピーですネ。

応用してみましょう。
→「我流ダイエットの勘違い。
  なかなかやせないのにはワケがあった。」

→「塾選びの勘違い。
  成績が上がらないのにはワケがあった。」

→「マッサージの勘違い。
  いくら通っても腰痛が治らないのにはワケがあった。」

→「ああ、課長の勘違い。
  いくら説得しても社員の士気が上がらないのにはワケがあった。」

この文章を右図のように書体やサイズを変えて編集すれば広告コピーの完成です。