2015年7月1週号

■社会学

問題提起

私がこの「社会学」を書くきっかけは誰しもが体験する「あれ? これおかしくない」というちょっとした疑問から始まっています。放ったからしにしたり、誰かの考えにすがるのではなく、「何でこうなるのか」ということを自分で調べて考えています。
断っておきますが、私は右でも左でもありません。田中角栄氏、小沢一郎氏に対しては悪い印象はありません。為政者やそのグループがしていることに常に疑問を持ち、洗脳されず、また、思考停止にならないように普段から心がけておくことが大事だと思います。
生まれ育ったこの日本が少しでも良くなればという思いでの、問題提起であり、みなさんに考えてもらうための材料の提供です。みなさんに考えてもらうことによって、私たちが進むべき方向性が見つかると思います。
今の日本は「何でこうなるのか」という疑問で膨大な著書を読み進めていくうちに、明治維新に、その原点があることが分かりました。
風流夢譚(ふうりゅうむたん)
皇室タブーは日本人の意識にある自然発生的なものではなく、R団体への恐怖に起因している。敗戦直後から1960年までは皇室タブーは存在しなかった。
大宅壮一が1952年に出版した『実録・天皇記』という本がある。その内容は、万世一系に疑義を呈し、皇室は「血のリレー」の制度であり、その血は迷信に過ぎないと断じたり、皇室維持の仕組みをミツバチの交尾になぞらえて語ったりしている。目次だけ見ても「銃声で気絶した明治天皇」「宮廷の赤線地帯」「徹底的なヌード試験」等のことばが並んでいる。
敗戦直後でGHQの支配があった時代だから、誰はばかることなく皇室批判を書くことができたようである。この時期にこのようなことを書いたのは大宅だけではなく、様々な雑誌等が創刊され、このような記事が多く掲載された。メジャーなメディアでも天皇の戦争責任を追及したり、歴代天皇の暗部を暴露したりと、皇室に対する批判は日常的に掲載されていた。
保守ジャーナリズムの牙城である『文藝春秋』でさえ、中野好夫の「おそかれ早かれ、天皇制というものは廃止されてしかるべきものだ、と私は信じています」、加納久朗の「皇居を移転し中央公園として皇室を解放せよ」といった主張を掲載していました。
取材も今から考えると、信じられないような無茶をしていた。1953年に皇室評論家の河原敏明は警備をかいくぐって皇居内の「御文庫」という天皇の寝所近くまで入り込み、その模様を婦人雑誌に発表し、大きな話題となった。
転換点は安保改定の翌年1961年に深沢七郎の小説「風流無譚」が中央公論に掲載されたことだった。小説の内容を詳しく知りたければみなさんが調べていただければ思います。 「風流無譚」は反天皇小説というのではなく、一切の現実的な価値を無化することが主題でその素材として、天皇制や安保闘争を使った。
かの石原慎太郎も当時、次のように評している。「とても面白かった。皇室は無責任きわまるものだったし、何の役にも立たなかったのだ。そういう、皇室に対するフラストレーションを、われわれ庶民は持っている。この作品の感覚は、庶民の意識としては、ぜんぜんポピュラーだ、読んでいてショックもなかった。」
しかし、この小説にR団体が激怒した。1961年2月1日夜、「中央公論」嶋中社長宅にR団体の17歳の少年が押し入り、ナイフで社長夫人と家政婦を殺傷した。
この事件を契機にR団体への恐怖はあらゆるメディアに伝わりタブーとなった。出版社、メディアは自主規制をするようになった。
安倍総理がマスコミに圧力をかけたのは最近のことではなく、過去にも同じことをしていた。2001年NHKが番組で、「女性国際戦犯法廷」を取り上げようとしたところ、R団体が同局に乱入し、また、安倍晋三、中川昭一らも同局に圧力をかけた。
皇室、自民党、官僚、経済界、R団体、宗教等からの暴力恐怖、権力恐怖、経済恐怖があるため、マスコミは政府の広報機関となっている状況です。従って、メディアに呼ばれるのは御用ジャーナリストや御用学者だけです。彼らは権力側の都合が良いような発言しかしません。このことによって、国民は真実を知らされないで洗脳されるだけです。こうした背景には、私たちの勉強不足や見識不足があります。真贋を見極める目をもつために、真実を探求する努力をすることが必要です。
経団連はなぜ消費税増税に賛成なのか
日本の法定税率(2012年3月までは40.69%、現在は38.01%)は高いと経済界やマスコミが言っているが、税金そのものは本当は大企業は限りなく安い税金しか払っていません。それは、大企業にしか適用されない租税特別措置法という法律があるためです。
みずほ銀行 税引前当期利益2008年3月〜2012年3月の5期通算で4693億2700万円で支払った税金は24億3100万円 税負担0.5%。三井物産 6974億9300万円で税金は387億3500万円 5.5%。三菱商事 1兆2846億7100万円で税金は754億6000万円 5.8%。HOYA3069億300万円で税金は826億3500万円 26.9%。トヨタ1兆6621億8600万円で税金4515億円 27.1%。法定税率と実際の税負担がこんなに違います。そして、法人税の課税ベースに問題がある、「受取配当金の益金不算入」という制度がある。これは株の配当に50%しか税金がかからない。2008年〜2013年受取配当金の多い企業 トヨタ 2兆3246億4900万円 三菱商事 2兆874億2500万円 三井物産 1兆6275億2500万円 日本電信電話 1兆4096億8500万円となっている。赤字で法人税を払っていない企業が配当しているという現象がおきている。
輸出大企業は消費税はゼロ税率
消費税が5%の時で、税収は13兆円でしたが、うち3兆円は輸出還付金という名目で輸出大企業はもらっていました。今は8%なので税収は21兆円で輸出企業は5兆円もらえます。このように消費税は8%と0%と二つの税率があります。5%の時でトヨタは年間に2000億円前後の消費税をもらっていました。消費税は税金ではなく物価の一部ということを隠している日本政府。東京地裁、大阪地裁判決によると「消費者が事業者に払った金額は税金ではなく、商品やサービスの提供に対する物価の一部に過ぎない」これは確定判決です。従って、「事業者は消費者から預かったものを過不足なく国に納める義務はありません。というより消費税という税金は預けた、預かったという性格のものではないし、消費者が負担した、納めたという税金でもない」ということになります。間接税ということにしないと輸出企業に還付金を出している日本政府は、WTO違反になるからだそうです。
このように巨大企業が極小の税負担である一方、中小企業は限りなく法定税率に近い税金を払っている。政府が一所懸命に巨大企業を援護して、巨大企業が儲けても内部留保(300兆円)にまわすだけで雇用の確保や所得のアップはなされず、さらに税収も上がらない状態となっている。
日本では、各省庁で法律をつくるときは、経済界に関係すものは、自民党に上げる前にまず、経団連に提出して、経団連の審査を受ける。経団連の承認をもらって、その後に自民党にもっていける。
政治献金を介した政官業癒着の構図です。ですから、日本の法律というのは経団連の意向によってできています。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2015年.7月2週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『リストテクニック』

ある会場にやってきた人たちが署名を求められていました。
署名リストを覗いてみると既にたくさんの署名が集まっています。

少し想像して欲しいのですが、もし、あなたが署名を求められて、署名内容に賛同したとします。あなたは署名をしようと思いペンを持ちますが、なんと署名リストにはまだ誰も名前を書いていません。あなたが最初の署名者かもしれません。さて、あなたは署名をするでしょうか。

この状態では署名しづらいですよね。でももし既に大勢の署名で埋まっていたなら、氏名を書き込みやすいはずです。このようにリストを利用して、「他の人もやっているなら自分もいいだろう」といった同調心理を生み出すことを社会学博士の榊博文先生は「リスト・テクニック」と呼んでいます。

あなたが新規開拓先で商談するときに、既存の実績リストを持参することがあると思いますが、これも無意識に「リスト・テクニック」を使っていることになります。人は商品やサービス自体の内容に興味を持ったとしても「他の人のリスト」が無いと決断しづらいのです。

むしろ内容よりも「他の人のリスト」を重視する人もいます。
だから、「既存利用者のリスト」「実績のリスト」というのは大切なんですね。
ぜひ、あなたも商談時に持参する資料や、見込み客に郵送する商品説明資料には「既存利用者のリスト」「実績のリスト」を必ず同封するようにしましょう。


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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2015年.7月3週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『あの煎餅はうまいよ』

「つまり、『うちの煎餅はうまいよ』と伝えたかったら、『あの人も食べているんだ。それなら』と誰もが信用するような異業種のプロに『あの煎餅はうまい!』と語らせるのがいちばん宣伝効果が大きい。」 (「遊びの品格」川北義則著 中経文庫 108ページより)


上記の引用文には効果的な広告の使い方が書かれていますね。
もし自分のお店が煎餅屋でお客さんに宣伝をしたかったら、同じ町に住む異業種のプロに『あの店の煎餅は美味いよ!』と言ってもらいなさい、ということです。

例えば、町の有名旅館の女将に『あの店の煎餅は美味いよ!』と言ってもらう。
町の有名レストランのシェフに『あの店の煎餅は美味いよ!』と言ってもらう。
町で一番のすし屋の大将に『あの店の煎餅は美味いよ!』と言ってもらう。
町で一番の饅頭屋の店主に『あの店の煎餅は美味いよ!』と言ってもらう。

・・・ところであなたの扱っている商品やサービスも地元の商工会議所、商工会、法人会等を通して、異業種のプロにコメントを依頼することはできますよね。

もし、了解がもらえたらチラシやDMやPOPやポスターで使えばいいわけです。
『あそこの煎餅は美味いよ!』と、煎餅を食べている姿を撮影させてもらえばいいわけです。
チラシで「ウチの煎餅は味が自慢です」と100回書くよりも、よほど効果が高い。

クオリティに自信があるなら、それをお客さんに伝えるコツは「できるだけ自分で言わない」こと。
異業種のプロに言ってもらうこと。権威者に言ってもらうこと。
多くのプロに『あそこの煎餅は美味いよ!』と言ってもらうことです。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2015年.7月4週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

■『なぜ○○は体に悪いのか。』

以前、私は体調を崩した時に一年ほど朝断食を実行したことがあります。 「朝の食事が腸に負担をかけるので、朝は食べない方がいい。」
という本を読んで実行していました。

そのことを内科医の先生や知人に話すと「朝食を抜くのは体に悪い」
と言われました。

同様に「早起きは脳に良い」という人もいれば「睡眠時間が少ないと
癌になりやすい」という人もいます。

「負荷のかかる運動が身体にいい」という人もいれば「身体に負荷をかけてはいけない」
という人もいます。

結局、何事であれ、ある人にとっては「それは良いこと」であり、別の人にとっては「それは悪いこと」というものは多いですね。高齢化社会への移行とともに、健康に関心が高まっていますが、それらの健康意識度が高い層に対しては冒頭のキャッチコピーのように
「なぜ朝食を食べないと体に悪いのか」
「なぜ睡眠が浅いと身体に悪いか」
「なぜ毎日の運動が身体に悪いのか」

というパターンのコピーは有効です。当然、これらのキャッチコピーで興味を引き、
本文では自社の扱うの商品の説明をすることになります。