2016年4月1週号

■社会学

明仁天皇メッセージ1
明仁皇太子は「なぜ、日本は特攻隊戦法をとらなければならないの」(1945年8月2日)と有末精三陸軍中将に質問した。「特攻戦法というのは、日本人の性質によくかなっているものであり、また、物量を誇る敵に対しては最も効果的な攻撃方法なのです」と有末は答えた。
有末は戦後、GHQの諜報機関への情報提供者となり、戦犯指定をまぬがれて、平成4年、96歳まで生き延びた。若者に特攻を命じる一方で、自分たちは安全地帯にいて、占領終結後すぐに復活した高額の「軍人恩給」によって生涯安楽な生活を送った戦争指導者たち。
封印された天皇のお詫びを引用…高松宮、田島宮内庁長官は昭和天皇に「日本は世界の国々に非常な大犠牲を強いたのでありますから、天皇陛下が何もおっしゃらないまま頬かむりを押し通すのでは道理がとおるものではありません。内外に陳謝の姿を表すべきです。そうでなければ、今後の我が国に無責任時代が到来するのは必至です」しかし、結果的にこの詔書は封印されてしまった。

渡辺清少年兵 (戦艦武蔵乗組員)の日記は上記の問題を鮮明に示している。天皇に忠誠を誓い死ぬ覚悟で戦ってきた渡辺は、天皇が「立派に自決することによって、何人も侵し難い帝王の帝王たる尊厳を天下にお示しになるだろう」と考えていたが、現実に起こったことは東条の自決失敗であった。「軍人の最高位をきわめた陸軍大将が商売道具のピストルを撃ちそこなって、敵の縄目にかかる。これではもう喜劇にもなるまい」「日本人全体の恥を内外にさらしたようなものだ」「戦陣訓を破っているのは、ほかでもない当の本人ではないか」と怒りを記した。
さらに昭和天皇とマッカーサーとの会見について「出てこいマッカーサーと歌にまでうたわれていた恨みのマッカーサーである。その男にこっちからわざわざ頭を下げていくなんて、天皇には恥というものがないのか」と激しく反発した。そして、1946年元旦の天皇の「人権宣言」において、「我国民は動もすれば焦燥に流れ」とか「道義の念頗る衰え」などと国民の「道義」の低下を嘆いていることに対して「戦争の責任もとらずにいる自分のことは棚にあげて、どうしてそんなもっともらしいことが言えるのか」と激怒し「わけても天皇のあり方は、天皇さえ責任者としての責任をとらずにすまされるのだから、われわれは何をやっても責任なんてとる必要はない」というようなおそるべき道義のすたれをもたらすのではないか。
日本では独裁やファシズムを総括して否定し、侵略した対象国との信頼を再構築して戦後を歩むことが阻害されてしまった。敗戦後70年を迎えた今日に至るまで、日本の歴史認識問題が続いている。

昭和天皇に対する沖縄の怒りは「沖縄が本土防衛のための捨て石にされた」ということ。米軍の上陸時に日本軍が攻撃しなかったのは、わざと島の内部に誘い込んで玉砕するまで戦い本土決戦までの時間を稼ぐという「出血持久戦」が選択されていた。それと、1947年、天皇メッセージといわれる昭和天皇が米国に対して沖縄の半永久的な占領を求めることを伝えた。国際法上、講和条約が結ばれると占領軍は撤退することになっていたが、天皇メッセージによって、米国は沖縄を統治することになった。これが戦後70年たっても続いている沖縄基地問題である。従って、沖縄では昭和天皇に対する批判はいまでも非常に強いが、明仁天皇には違う感情を持っている。というのも明仁天皇は沖縄に度々訪れて戦没者を慰霊している。また、『琉歌』という沖縄の形式で歌をよんでいるとのこと。
1975年7月沖縄海洋博の開会式出席にあたり、「石ぐらい投げられてもいい。そうしたことに恐れず、県民のなかに入っていきたい」と明仁皇太子は周囲に語っていた。
1944年、学童疎開船「対馬丸」は那覇から長崎へ向けて出航し、米軍潜水艦の魚明仁天皇は戦争を風化させないために、自ら、黙とうを捧げるだけではなく慰霊の旅を重ねてきた。
「…沖縄が先の大戦で、我が国では唯一の住民を巻き込んだ戦場と化し、幾多の犠牲を払い今日に至ったことは忘れることのできない不幸であり…」と述べている。
外交努力を放棄したまま「辺野古しかない」を繰り返す自民党や官僚とは、沖縄を思いやる気持ちが天と地ほどの開きがある。
皇位を継承した時の会見で「皆さんとともに日本国憲法を守り、これに従って責務を果たすことを誓い、国運の一層の進展と世界の平和、人類福祉の増進を切に希望してやみません」と述べた。
さらに即位後初めての会見で「憲法は、国の最高法規ですので、国民と共に憲法を守ることに努めていきたいと思っています」と述べた。
美智子皇后の2013年10月20日の誕生日に際し、1年間で印象に残ったことを尋ねられた答えは「5月の憲法記念日をはさみ、今年は憲法をめぐり、例年に増して盛んな議論が取り交わされていたように感じます。かつて、あきる野市の五日市を訪れた時、「五日市憲法草案」のことをしきりに思い出しておりました。明治憲法の公布に先立ち地域の人たちが討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で、基本的人権の尊重、教育の自由、法の下の平等、言論の自由、信教の自由等書かれています。近代日本の黎明期に生きた人々の、政治参加への強い意欲や、自国の未来にかけた熱い願いに触れ、深い感銘を覚えたことでした。長い鎖国を経た19世紀末の日本で、市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するものとして、世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います。」と述べた。
現憲法が押しつけでなく、明治以来の底辺からの「民権意識」の広がりという歴史的な背景をもっている。明仁天皇と美智子皇后は「平和と民主主義」を大切にする現憲法を徹底して守っていくという強い決意表明です。

神社本庁、統一教会、日本会議等の後押しを受けた自民党、公明党、おおさか維新等は天皇の意向に反すること、これは日本国を破壊することを公言しています。
「押しつけ」ということであれば次に記すところがそのものである。
@自民党は米国の資金援助によってつくられたものであるから解党すべきではないか。また、ドイツ基本法(憲法)では民主主義的国家秩序を妨害したり、または排除しようとする政党を禁止できる。
A日米安保条約:米国の日本基地使用協定
 「米国は日本の安全と独立を保障するいかなる条約上の義務を負っていない」。
国民がだまされている最たるもの。米軍が日本を守るものではない。自分自身で守ることになっている。
B日米地位協定:日本での米軍の強大な特権。
 米軍は日本国内の基地や日本全土を使用する権利を認められている。また、米兵やその家族にも日本の国内法を逸脱した大きな特権が認められている。米国が占領期と同じように日本に軍隊を配備し続けるための取り決め。外国軍が駐留している国は独立国ではない。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2016年.4月2週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

■『商売を成功させるカギ』

「私心がなくなると儲かり始めるんですよ。」と、その人は言いました。「えっ」と思いませんか。
京セラの創業者・稲盛和夫氏の本に書かれていた言葉「動機善なりや、私心なかりしか」 稲盛氏は経営をする上で、このことを常に自分に問うたそうです。
動機は善であるか、私心はそこにないだろうか、と。この世の中に経営者で私心が無いかどうかで仕事をしている人がいったいどれくらいいるでしょうか。

まわりの環境や人を恨んだり、愚痴ったりする人がたまにいます。そういう人はまわりの環境や他人のことを口にしますがベクトルは自分に向いています。
「私がこうなったのはあいつのせいだ。」、「私が大変なことになったのはあのことでだ」
こういった人たちの感情のエネルギーは大きいのに、なぜか内向きのエネルギーを感じます。
「ベクトルは相手に向けること。ベクトルは自分ではなく相手に。」必ずそうなると限りませんが、自分の商品についての広告コピーを書くとあまり良いコピーが生まれないことがあります。ところが他人の商品についての広告コピーを書くと良いコピーができる場合があります。
「人は自分のためではなく相手のために仕事をするとチカラが発揮される」ということです。

人は本来持っている能力の大部分を使っていないのだと思います。
人に喜んでもらい、社会の役に立つ仕事しか生き延びることはできない。
最大限に能力を発揮して、結果を残そうと思うなら「私心なかりしか」を自分に問うこと。


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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2016年4月3週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

■『身体の使い方』

少し仕事の手を休めて、両手を大きく広げてみて頂けますか。
伸びをするように大きく。そして、天井を見上げてください。ふかく深呼吸をしてください。
そして、口を大きく開けてみましょう。さらに眼も大きく見開きましょう。
・・・では、その状態ですっごく悲しいことを考えて落ち込んでみてください。

できないですよね。
心は身体の使い方に大きな影響を受けています。
両手を広げて、空を見上げて落ち込むことは難しいのです。

反対に落ち込むと下を向きますよね。
怒られるても下を向きます。怖くなっても下を向きます。
その状態で気分を晴れやかにすることは難しいのです。
心は身体の使い方に大きな影響を受けます。

心理学の実験からわずか2分間だけでも両手を広げてガッツポーズの姿勢を取るだけで、体内でテストステロンと呼ばれるホルモンの分泌量が増え、面接の採用率が上がり、交渉での契約率が上がることが分かっています。

誰でもスランプや調子の悪い時はあります。
そんな時こそぐーーーーんと両手を広げて、空を見上げて、歯を出して笑い、目を見開いてみましょう。
きっと交渉もプレゼンもセールスも好転し始めます。

心は身体の使い方に大きな影響を受けています。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2016年4月4週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

反応の良いキャッチコピーを書くためのコツはお手本となるコピーをマネして、自社に応用することです。今回は雑誌、新聞、サイトや書籍タイトル等で見つけたお手本となるキャッチコピーを紹介させて頂きますので、あなたの会社やお店でのコピー作りの参考として下さい。

■『ジョブズはなぜ石ころからダイヤモンドになれたのか?』

このコピーには上手なキャッチコピーの「要素」がたくさん入っています。
まず、ビジネスマンなら知っているアップルの創業者「ジョブズ」の名前が入っていて読み手の興味を引きます。

そして、「なぜ」という言葉が入っています。
なぜ?と問われると無意識に人の脳は考え始めるので自己関与度が高まります。

「石ころ」「ダイヤモンド」と両極端な言葉が前後に入っています。
人は異質なものや両極端なものの組み合わせに興味を持ちます。
さらに、「石ころからダイヤモンド」になったということが前提となっているうえに、そこには何かの理由があるように推測させています。

このキャッチコピーは次のように応用できます。
「私はなぜ劣等生から一流大学に入れたのか?」
「地味だった私がなぜ社長婦人になれたのか?」
「私はなぜ肥満体型から細マッチョになれたのか?」
「なぜリストラされた彼は起業に成功したのか?」
「閑古鳥が鳴いていたあのお店がなぜ繁盛店になれたのか?」

上手なキャッチコピーの要素を分解すれば、自社・自店のコピーに応用ができるようになります。