2016年8月1週号

今月の社会学

明仁天皇の「生前退位の意思表明」は安倍政権の壊憲に対する抵抗
7月13日、NHKが「天皇が生前退位の意向」を報じた。様々な議論をよんでいる。
実はNHKは参院選前に報道しようとしたが、官邸からストップがかかった。NHKは参院選が終わった段階で出してきた。天皇サイドからの後押しがあったと考えられる。
宮内庁関係者の間では安倍政権の壊憲の動きに対し、天皇が身を賭して抵抗の姿勢を示したのではないか、という見方が広がっている。というのも、生前退位こそが、安倍政権や日本会議が復活を目指している明治憲法の思想と真っ向から対立するものだからだ。国家神道を国家支配のイデオロギーと位置づけ、天皇を現人神に仕立てた明治政府は大日本帝国憲法と皇室典範によって、生前退位を否定、天皇を終身制にした。
明仁天皇は明治憲法の真髄とも言える終身制をひっくり返し、真逆の生前退位を打ち出したのである。天皇が生前退位するということは、天皇は国家の「役職」にすぎないということ。役職だから時期が来たら退位する。交代する。これが制度化されたら、天皇をもう一度、現人神に担ぎ上げ、国民支配のイデオロギーに利用することは難しくなる。そのため、天皇は「生前退位」を明確にしたのではないかと思われる。
天皇と皇后がこの数年、安倍政権の壊憲、右傾化の動きに危機感を持っていることは、宮内庁関係者の間では常識となっていた。第二次安倍政権が発足し、壊憲の動きが本格化してから、天皇、皇后はかなり具体的で踏み込んだ護憲発言を何度もしている。

2013年、天皇誕生日の会見…「戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し、かつ、改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し、深い感謝の気持ちを抱いています。また、当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います」
日本国憲法を「平和と民主主義を守るべき、大切なもの」と最大限に評価した上で、わざわざ「知日派の米国人の協力」に言及し、「米国による押しつけ憲法」というファシズム自民党や日本会議の批判を牽制する発言をしている。
2013年、美智子皇后誕生日の会見…「5月の憲法記念日をはさみ、今年は憲法をめぐり、例年に増して盛んな議論が取り交わされていたように感じます」としたうえで、以前、あきる野市五日市の郷土館で「五日市憲法草案」を見た時の思い出を以下のように述べている。
「明治憲法の公布(明治22年)に先立ち、地域の小学校の教員、地主や農民が、寄り合い、討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で、基本的人権の尊重や教育の自由の保障及び教育を受ける義務、法の下の平等、更に言論の自由、信教の自由など、204条が書かれており、地方自治権についても記されています。当時これに類する民間の憲法草案が、日本各地の少なくとも40数か所で作られていたと聞きましたが、近代日本の黎明期に生きた人々の、政治参加への強い意欲や、自国の未来にかけた熱い願いに触れ、深い感銘を覚えたことでした。長い鎖国を経た19世紀末の日本で、市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するものとして、世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います」
日本国憲法と同様の理念をもった憲法が日本でも作られていたことを強調し、“基本的人権の尊重や法の下の平等”“言論の自由”“信教の自由”などが決してファシズム自民党や日本会議の言うような「占領軍の押しつけ」でないことを示唆した。
「ガイドブック五日市憲法草案」(1404円)という本が出版されているので、自民党等の壊憲をしようとしている人間には読んでもらいたい。民間人のほうが素晴らしい憲法草案を作れるということを感じるはずである。憲法とは「国民に義務を課すものではなく」「権力の濫用を許さず権力を監視する」ものである。従って、国民が現状の憲法では権力者に対しての縛りが不十分だから、縛りを強くする

自民党やそれを支援する勢力は天皇皇后の気持ちを真摯に受けとめようという気配は全くない。逆に御用学者や御用評論家等に天皇批判をさせる一方、壊憲の動きを加速させている。そして、先の参院選で壊憲勢力が3分の2を超えた。
安倍政権の背後に控える壊憲の発信源は戦前回帰を狙う日本会議である。究極の目的は、明仁天皇が脱却を目指してきた大日本国憲法の復活である。
もし、そんな方向で壊憲が進められれば、これまで進めてきた護憲と皇室改革が水泡に帰す。天皇はこれに大変な危機感を抱き、再び天皇が「現人神」として利用されることがないよう「生前退位」の制度化の流れを作り出そうとしたと考えられる。
明仁天皇、美智子皇后の願い
自民党は表面は天皇を尊重する立場だが、しかし、本心と行動はことごとく天皇の意思に反することをしている。具体的には、「万世一系」「憲法違反の法律の制定」「天皇の元首化」「歴史認識問題」
「沖縄問題」「靖国問題」「国旗・国歌問題」「民主主義の否定」「基本的人権の否定」「平和主義の否定」「憲法壊憲」等々、天皇皇后の意思を否定、無視している。
天皇の意思に反する行動をしている本心は天皇の政治利用である。皆さん、とんでもないことをしていると思いませんか。
天皇のことば
「皆さんとともに日本国憲法を守り、これに従って責務を果たすことを誓い、国運の一層の進展と世界の平和、人類福祉の増進を切に希望してやみません」「国民と共に憲法を守ることに努めていきたいと思っています」
皇后のことば
先に書いた「五日市憲法草案」を読み返して頂ければ理解できると思います。
天皇皇后は現行憲法が日本の伝統に沿うものであり、「平和と民主主義」を大切にする現憲法を徹底して守っていくという強い決意表明をしています。
壊憲(自民党壊憲)されるとどうなるか
憲法の3大原則「基本的人権」「民主主義」「立憲主義」のすべてがなくなる。そして、オールマイティに使える「緊急事態条項」を創設しようとしている。→ 暗黒日本の到来 国民はすべての自由(財産、居住、思想・表現、宗教、集会、学問、等々)がなくなる。常に監視・盗聴され、密告され、不当逮捕され、拷問を受けて、裁判が無くなる=非公開の審判になる。
1940年に出された内務省令で町内会、隣組を全国に強制的につくらせた。その目的は@国民は天皇の臣下という意識を徹底させる A地域ボスが毎日住民を監視し命令して天皇崇拝を浸透させた。反抗的な人間は憲兵や特高に密告した。
ファシズム国家で得をするのは権力者とその一族だけです。一般国民は強権政治により、耐え切れないような苦痛を味わされることになります。壊憲勢力に投票した人は、その人を含めて、自分たちの子供や孫が不自由な生活や奴隷的拘束を受けても甘んじて受けることに同意したことになります。
「そんなこと壊憲勢力もマスコミも言ってなかったじゃないか」と言っても、後の祭りです。
NHKを筆頭に大手マスコミは真実を伝えません。皆さん、真実の情報を得て、国民のためになる政党がどこか、考えて下さい。確実に言えることは自民党は国民のことを考えない集団です。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2016年.8月2週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『常に自信を持って行動する』

「聴衆がスティーブ・ジョブズをすごいと思い、リーダーとして信頼するのは、かなりの部分が彼のしゃべり方や立ち居振る舞いによるのだ。バラク・オバマ大統領も同じ。地域の世話役から地球で一番力を持つ人物へと階段を上がってゆく中で学んだもっとも大事なポイントは、『常に自信を持って行動する』ことだそうだ。」(「スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼンテーション」カマイン・ガロ著 日経BPより)

うつむきながら、小さな声で次の台詞を言ってください。足は内股気味にします。
「すべての物体は、外部から力を加えられない限り、静止している物体は静止状態を続ける。」

では、次に視線を30度上げて、腕を組まず、両手と身体を相手に対して開きながら、足は肩幅に広げて、笑顔で、やや大きめの声で相手の目を見ながら力強く次の台詞を言ってください。
「止まったものは止まったままである。小さくても一歩目を踏み出すことが大事なんだ。」

では、前者と後者、どちらが交渉相手や部下、スタッフ、友人に伝わると思いますか?
おそらく後者です。前者はあの偉大なる科学者ニュートンが発見した法則であり、後者は単なる個人的な意見であるにも関わらずです。

自信を持って表現する・・・実はこれが相手を説得する大切な大切な要件なのです。
言葉の内容も大切ですが、適切なしゃべり方と自信を持った表現をしなければその言葉の効果は半減してしまいます。
では、どうしたら自信を持って表現が出来るのでしょうか?

実はその方法論は既にあなたが実行しています。視線を30度上げて、腕を組まず、両手と身体を相手に対して開きながら、足は肩幅に広げて、笑顔で、やや大きめの声、相手の目を見ながら力強く話す・・・ということです。バラク・オバマ大統領が言うとおり『常に自信を持って行動する』ことこそが、実際に自信を持つ最も効果的な方法論です。


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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2016年8月3週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

■『苦手な相手の克服法』

「あの人はどうも苦手だなあ」
・・・誰でもそう思う相手が一人や二人はいますよね。

そういう相手に対する苦手意識をなくすことができたら素晴らしいと思いませんか?・・実は案外、カンタンにできるのです。

まず、目を閉じます。目の前に大きなスクリーンをイメージします。
そこに苦手な相手を映し出します。その後、その相手に視覚や音で苦手意識を変えるために次のような変化をつけます。

例えば、相手の鼻の下にバカボンパパのように鼻毛を描く。顔を横にびょーーんと伸ばして変顔にする。ほっぺに赤ペンで二重丸を描く。あるいはスクリーンの色をモノクロにしたりサイズを小さくします。

また、音も変化させます。相手の声をヘリュムガスを使ってアヒル声に変える。BGMに楽しい音楽やかわいい曲を流す。相手に『ぼくちゃん、ミッキーだよ。よろしくね!』などと言わせるのもOKです。

たった、これだけです。嘘だと思うでしょ。やってみてください。実はこれは心理学のサブモダリティ・チェンジという人のイメージや記憶を変えてしまうスキルの一つです。

『人に会うとき、もし臆するならば、その相手が夫人とふざけるさまはどのようなものか想像してみよ。』
と言ったのは坂本龍馬ですが、意味合いとしては心理学のサブモダリティ・チェンジと全く同じことです。

何度かこの作業を行ってから相手に会ってみましょう。
相手に対する苦手意識が低減していることに気がつくはずです。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2016年8月4週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

反応の良いキャッチコピーを書くためのコツはお手本となるコピーをマネして、自社に応用することです。今回は雑誌、新聞、サイトや書籍タイトル等で見つけたお手本となるキャッチコピーを紹介させて頂きますので、あなたの会社やお店でのコピー作りの参考として下さい。

■『○○するだけで』

新聞広告を見ていると次のようなコピーがたくさんあります。

「指先ひとつで・・・できます。」
「手首につけるだけで・・・になります。」
「入れておくだけで・・・ができます。」
「浸けておくだけで・・・キレイになります。」
「お腹に巻くだけで・・・が手に入ります。」
「聞くだけで・・・ができるようになります。」
「レンチンするだけで・・・になります。」
「登録するだけで・・・がもらえます。」
「来店するだけで・・・をプレゼントします。」
「申請するだけで・・・が戻ります。」

どれも手軽さ、簡単さをうたったコピーばかりです。
人は「問題や悩みを解決したい」と思っていますが、
同時に次のように思っています。
「簡単に、手間をかけずに、問題や悩みを解決したい。」

だから、サービスの質や商品の高機能を訴求するより
「○○するだけで簡単に※※ができる」
ということを訴求した方がコピーの反応は良くなります