2016年9月1週号

今月の社会学

原発事故後の福島…被災者を苦しめる政策

当時の原子力安全委員会(現:原子力規制委員会)の久住静代は年間被ばく線量限度をいきなり「20ミリシーベルト」に提案し、決定した。さらに、長瀧重信(長崎大名誉教授)が児童20ミリシーベルト無害論を述べた。一般人の年間1ミリシーベルトの20倍もの被ばくを子どもたちに認めた。
チェルノブイリでさえ5ミリシーベルトで強制避難させられた。原発労働者ががん等で亡くなった場合の労災認定基準も5ミリシーベルトからである。また、山下俊一(元:福島県立医大副学長)は医大職員向け講演会で「安定ヨウ素剤の服用は必要ない」と断言した。甲状腺がんの発生を防ぐために必須の薬物である。福島県内に充分な量のヨウ素剤がありながら、県民にそれを服用させなかった。
ところが驚くことに福島県立医大は職員とその家族、学生が隠れてこれを飲んでいた。
山下は福島市の講演で「放射線の影響は笑っている人には来ません。クヨクヨしてる人に来ます。」と発言した。長瀧、山下の流れをくむ高村昇(長崎大)も山下と一緒になって福島県内をまわって“安全”を言い続けた。そして、神谷研二(広島大)が山下と共に福島県立医大の副学長に就任した。これらの御用学者は「年間100ミリシーベルト以下なら心配ない数値である」と、福島県内を話してまわった。
明石真言(放医研)は「チェルノブイリに比べれば大した事故ではなく、将来的にも健康に関する心配は何もない」と発言した。
実態は、福島県内の18歳未満の子供が2016年までに175人が甲状腺がんと診断された。
厚労省は原発事故が発生した緊急時の現場では、作業者の被ばく限度を250ミリシーベルトに引き上げる方針を出し、原子力規制委員会はそれを法令として施行する案の決定をした。
これらの測定値は空気中を飛び交う放射線量で空間線量である。内部被ばくにとって最も重要な単位は、体内に取りこむ食品と、水と、空気中の放射性物質の種類(アルファ線、ベータ線、ガンマ線)と絶対量(ベクレル)の総計である。従って、土壌の放射能濃度(ベクレル)を実測しなければならないのに行われていない。
原発事故の場合、危険の尺度となるのは、体の中に入ってくる放射性物質の量である。放射性物質は発がん性のほかに、二つの特徴がある。一つは、長期性であり、二つ目は濃縮性である。そして体内で濃縮を起こすのが内部被ばくなのである。原発事故が起こる前の食品の放射能レベルは1kgあたり0.2ベクレル、事故が起きた2011年は1kgあたり500ベクレルだった。そして、現在の基準は1kg あたり100ベクレルとなっている。
極低レベル放射性廃棄物1kgあたり100ベクレル(怪しい基準を引き上げることは確実)までは、放射性廃棄物の98%を家庭ゴミと同じように一般廃棄物として捨ててしまえという国の決定。
地下水豊かな日本の大地に10万年管理をしなければならない恐怖の放射性廃棄物を埋めようとしている。

何世代にもわたる放射線被害

放射線に安全なレベルはない。セシウム134と137は人間が作り出した自然界には存在しない物質である。ごく少量のセシウムであっても定期的に摂取すると体内に蓄積される。チェルノブイリ事故後調査でがん、白血病、遺伝子の突然変異、先天性欠損症、奇形、流産などが確認されている。
松村昭雄氏(世界生存に関する議会指導者の国際フォーラムの創立者)
松村氏は2012年に2度日本を訪れ、安倍自民党に面会し、その意見を聞いた結果、福島第一の4号機にはチェルノブイリの10倍、広島に投下された原爆の5000倍のセシウム137があることを話したら驚いていた。福島第一の使用済み核燃料を集めるとチェルノブイリの85倍、広島原爆投下時に放出された量の10万倍のセシウムがあることを説明した。
日本の指導者たちの秘密主義は度を越している。政府が正確な情報を共有したがらないせいで、日本の国民は事故に関する有益な情報をメディアに頼らざる負えない。そして不運なことに、多くのジャーナリストはひとりよがりで無知ときている。日本では福島の現実と、福島で起こっていることについて人々が思い描いているイメージが驚くほどかけ離れている。数名を除いて日本の記者たちは、福島に関して調査することをこばみ、なすべき質問を発することもこばんでいる。
安倍首相は、日本の原子力エネルギーへの依存を確実なものにし、日本の原子炉を再稼働させるだろう。私が会った政治家のうち、日本の子供たちが直面している危機と、4号機にある使用済み核燃料棒の危険性を最も軽んじていたのは彼だった。
マスコミが報道しない、批判しないことの一つとして、2011年3月14日、東日本大震災で当時の石原都知事は「震災は天罰だ」「津波で我欲を洗い落せ」と発言した。
日本甲状腺学会 理事長だった山下俊一はヨウ素剤を配布させなかっただけでなく、甲状腺学会の全医師あてに「二次検査をしないように」という趣旨の要請書を送っていた。
そして彼らは「チェルノブイリでは事故から4~5年以降に甲状腺がんが大量発生したので、福島はがん患者の発生が早すぎるので事故と関係ない」と発言している。これは、大うそである。チェルノブイリでは事故直後は機器が乏しく、十分な検査がされていなかった。腫瘍を見落としていたことが明らかとなっている。全米科学アカデミーの最新の知見でも「未成年者の場合、被ばく1年後に甲状腺がんがあらわれる」としている。

「自民党・公明党の安倍政権による日本政府広報」2014年8月17日
(朝日新聞・毎日新聞・読売新聞・産経新聞・日本経済新聞・福島民報・福島民友 PR欄)
一放射線について慎重になりすぎることで、生活習慣を悪化させ、発がんリスクを高めている一全身に2000ミリシーベルトの放射能を浴びた方も多かった広島や長崎でさえ遺伝的影響はなかったと考えられています。…国際的にも100ミリシーベルト以下の被ばく量では、がんの増加は確認されていません…100〜200ミリシーベルトでも、発がんリスクは野菜不足と同じくらいです…国際放射線防護委員会(ICRP)は「10ミリシーベルト以下では、大きな被ばく集団でさえ、がん罹患率の増加は見られない」と発表していることからも、福島では被ばくによるがんは増えないとかんがえられます。
東京大学医学部附属病院 放射線科准教授 中川恵一

放射線恐怖症にならない鳥、昆虫、動植物が病気などになり、突然変異や先天性異常が増加していることを良識ある学者が調査研究しても政府はそれを隠ぺいしてしまう。

デイヴィット・フリーマン
原発が安上がりだったことはないし、これからも決してそうはならない。
スティーヴン・スター
原発では、人類の3000世代先まで残る、毒の遺産が作られているのだ。
松村昭雄
大惨事が目前に迫っている、そのことを人々が理解するために、幾万もの子供たちを犠牲にしなければならない。
スティーヴン・ウイング
研究にとって一番こわいのは批判的な視点を欠くことだ。科学界はこの点を忘れてはならない。権威には疑問を投げかけることだ。
メアリー・オルソン
原子力災害に始まりがあるが、終わりはない。核燃料サイクルに組み込まれた産業施設のいずれもが廃棄物や汚染物質を生み出しているからだ。
ティモシー・ムソー
政府は放射能が人類にどのような影響をもたらすのか、その答えを知りたくないのだ。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2016年.9月2週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

■『学習の5段階』

あなたは運転免許をいつ取得しましたか?当たり前ですけど、中学生の頃は運転のことを何も知らなかったですよね。運転のことを知らないし、できない段階です。(1)
そして、18歳を過ぎて自動車教習所に通って運転の知識と操作方法を教えてもらいました。
でも、実際に車を走らせようと思っても運転はヘタクソでしたよね。運転のことを知っているけど、
できない段階です。(2)
その後、教習所内で運転の練習を続けると考えながら発進、停止、曲がる、変速切り替え・・等ができるようになりました。運転のことを知っていて、意識しながらできる段階です。(3)
免許を取得してしばらくすると意識しなくてもハンドルやアクセルやブレーキ、クラッチの操作がスムーズにできるようになります。運転のことを知っていて、意識しなくてもできる段階です。(4)

運転に限らず自転車やゴルフ、スイミング、スキーも上達するまでに下記の段階を経ます。
(1)知らないし、できない段階
(2)知っているけど、できない段階
(3)知っていて、意識しながらできる段階
(4)知っていて、意識しなくてもできる段階
(5)意識、無意識をコントロールして能力を発揮する段階

これを学習の5段階と呼びます。

このうち、一番イライラして悩み苦しむのは(2)の段階。「分かっているけど、できない」というこの段階で何ごとも挫折する人が多くなります。でも、ここを超えないと(3)や(4)や(5)のレベルにはいけません。(2)を超えるために必要なもの、それは・・・練習です。
仕事も商売も同じ。セミナー等で何かを学んで知れば(3)や(4)になれると思っている人が多いですが、そんなことはありえません。(3)に行くには山ほどの練習が必要になります。
「くやしいなあ・・分かっているけど、できない」
そう思ったら、順調に学習の第2段階まで来ていると思って練習に励みましょう。


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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2016年9月3週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

■『3つのタイプ』

人は何かを理解したり、学んだり、考えたりする時に大きく分けると3つのタイプに分かれます。
(1)視覚(2)聴覚(3)体感覚

映像やイメージでものごとを理解する度合いが強い人は視覚優位。
音や言葉でものごとを理解する度合いが強い人は聴覚優位。
感覚や実作業等を通じてものごとを理解する度合いが強い人は体感覚優位。

私は完全に視覚優位。目標を立てるときも映像でイメージすることが多くなります。
うちのカミサンは体感覚が優先。
マニュアルなどは一切読まないし、実際にやってみてものごとを理解します。
私の先輩のKさんは聴覚優位。
理屈や理論や資料で納得できないと行動できないタイプです。
どのタイプが良い・悪いではなく、そういう傾向が人にはあるということです。
人によって利き腕があるように、人には使いやすい利き感覚があるということ。

上司や部下、スタッフ、お客様とコミュニケーションをとる時に相手が視覚で納得しやすいと思えば
「見る、明るい、暗い、見渡す、映す、想像する、見通し、輝く、きらめいた」
といった言葉を少し多めに使ってみてください。
相手が言葉を大事にするタイプだと思えば
「聞く、言う、話す、相談する、教える、説明する、口に出す、鳴る」
という言葉を多く使うようにします。
相手が身体を使って理解するタイプであれば
「感じる、触れる、温かい、冷たい、把握する、柔らかい、つるつるした、抱く」
といった言葉を使いましょう。
こんなことを少し意識するだけで、交渉やセールス、プレゼンの効果は大きく違ってきます。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2016年9月4週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

反応の良いキャッチコピーを書くためのコツはお手本となるコピーをマネして、自社に応用することです。今回は雑誌、新聞、サイトや書籍タイトル等で見つけたお手本となるキャッチコピーを紹介させて頂きますので、あなたの会社やお店でのコピー作りの参考として下さい。

■『4人のお医者様に聞いた知らないと損する○○の話』

このキャッチコピーの良いところは3点。
1つめは数字が入っているので読み手の興味を引きやすいということ。
2つめは「お医者様」という言葉を使って権威効果を高めている点。
3つめは「知らないと損する」とフィアアピール効果を利用している点。

この3点を意識するとあなたが作るキャッチコピーでも
下記のように応用することができます。

「3人の有名私大現役合格者に聞いた
知らないと損する効果的な大学受験のための勉強方法とは?」

「4人のお医者様に聞いた
知らないと命取りになる40代からの食生活」

「悠々自適の生活を送るシルバーリッチ10人に聞いた
知らないと差が出る60歳からの資産運用法」

「一人で月に300万円売るカリスマ店頭販売員が明かす
知らないと損する接客販売のコツとは?」

といった応用ができます。お手本となるパターンがあれば、キャッチコピー作成は難しくありませんね。