2018年10月1週号

今月の近代史24

自民党と暴力団のつながり
1951年「日本青少年善導協会」という組織は自民党と右翼の連携を意図したものである。
世話人には吉田茂首相、有馬頼寧農相、安倍源基内相、後藤隆之介(翼賛会)、鹿内信隆(フジサンケイ)の実力者が入った。右翼から政界入りした木村篤太郎が共産革命を防ぐためには強力な民兵組織が必要だとして、全国の有力暴力団組織を中核とする武闘派地下組織「反共抜刀隊」が創設されることになった。
敗戦から1955年あたりまでは政治家と暴力団との関係は隠すようなことではなく、むしろ公然のことだった。
児玉誉士夫は1960年に直系の武闘派組織の義人党や護国団など28団体からなる「青年思想研究会」(青思会)を創設した。青思会は70年安保闘争の絶頂期1969年に全愛会議を脱退すると、山中で軍事訓練を行い、左翼学生過激派を襲撃するなど、その行動をエスカレートさせていった。
児玉誉士夫の力の源泉
1 全愛会議の最高顧問として全国の右翼の大立者に人脈がある
2 青思会のような過激派極右グループを所有している
3 暴力団横断組織を取り仕切っている
フィクサーとは“頼まれ役”である。誰かに頼まれて相手側と交渉して報酬を得る。
フィクサーの要件は「政財界と裏社会に太い人脈があること」以外にはない。
ロッキード事件
1976年2月4日米上院外交委員会でロッキード社による日本への不正な贈賄疑惑が発覚した。
旅客機「トライスター」を売り込むために約30億円以上の裏金を工作資金に使ったということだった。ロッキード社は75年までに約21億円をコンサルタント料として児玉に渡したと証言。コーチャン副社長はロッキード社の正規代理店の丸紅と小佐野賢治の2ルートに分かれ政府中枢へ渡ったはずだと証言した。
72年7月田中政権が発足した直後、全日空はダグラス社のDC10の採用を白紙撤回し、その後ロッキード社のトライスター導入を決定した。
東京地検特捜部は政界への裏工作は3つのルートで行われていたことを突き止めた。
1 「丸紅ルート」正式代理店丸紅を通じて田中首相に直接5億円の賄賂が渡った
2 「児玉ルート」児玉から小佐野を経由して政界に賄賂が渡った
3 「全日空ルート」全日空から自民党運輸族に賄賂が渡った
特捜部は丸紅や全日空の幹部を次々と逮捕し、田中前首相、橋本登美三郎、佐藤孝行を逮捕した。他にも多くの自民党議員に裏金が渡っていた、児玉と最も親しい中曽根康弘、二階堂進らを筆頭に18人ともいわれる連中は逃げ切った。旅客機の売買で双方とも民間会社である。
防衛庁が導入する対潜哨戒機疑惑は捜査されなかった結論から言うと国民の貴重な税金を使いながら大事なことをきちんと捜査しないで幕引きをした、こちらこそきちんと解明しなければならなかった。防衛庁第4次防衛力整備計画では当初は国内の航空産業育成のため国産化の方向で話が進んでいた。国防会議は国産化を白紙撤回した。ロッキード社のP3Cが正式決定された。
3500億円もの国民の税金が投入された45機のP3C購入をめぐる児玉ルート防衛疑惑は解明されない。三木首相は野党の追及に対して「日本の政治の名誉にかけても、この問題を明らかにする必要がある」と野党と世論の望む回答をした。
中曽根によって政権に傷がついても、田中角栄を潰そうという考えだった。結果において首相経験者が逮捕されても政権に傷がつくようなことはなかった。
田中はロッキード社との関わりを全面否定、中曽根はノーコメントを通した。
米国立公文書館で保管されていたものが2008年8月ロッキード事件に関係するものが秘密指定解除された。当時自民党幹事長だった中曽根がジェームズ・ホジソン駐日大使に「この問題をもみ消してほしい」と依頼していたことが分かった。また、キッシンジャー国務長官がレビ司法長官に関わりのある自民党議員の名前を公表しないように要請していた。
ニクソン大統領の中国訪問など1970年代の外交政策を主導したキッシンジャー補佐官は72年に田中角栄が訪中して日中国交正常化を図る計画を知り、ジャップとの表現を使って日本を「最悪の裏切り者」と非難していたことが解禁された米公文書で分った。
ダグラス・グラマン事件
防衛庁の航空機導入に絡む汚職疑惑。1978年12月から翌年1月にかけてマクドネル・ダグラス社による日本政府F4Eファントム戦闘機売り込みでの不正とグラマン社E2Cホークアイ早期警戒機売り込みの不正を米証券取引委員会が告発した。両社を仲介したのは日商岩井で贈賄先は岸信介、福田赳夫、中曽根康弘、松野頼三たちであった。結果、日商岩井幹部数人を逮捕して幕引きをした。
このような疑惑は日本では解明されることはない。
1958年の1次防で防衛庁は次期主力戦闘機としてロッキード社のF104スターファイターを内定していたが、岸信介が首相になった直後にグラマン社のF11Fに変更になった。
この時、岸に1000万ドル(36億円)の賄賂が渡ったらしいが解明されなかった。
ロッキードに話を戻すと、裁判には疑問の声が多く挙がっている。田中に現金受け渡しに関与した人物の証言が全部食い違っている。しかも、田中は受託収賄を逃れやすい「職務権限の有無」ではなく、一貫して5億円授受の有無を争点にして争っていた。これは田中サイドは相当な自身があったからだろう。
ロッキード社の極秘の内部資料が郵便の誤配によって外部に漏れたことで事件が発覚したことになっているが、普通では考えられないことである。
田中角栄は独自の資源外交やアジアを念頭においた外交など異色だった。日中国交正常化を実現した。また、仏、英、西独、ソ連を次々と訪問し石油、ウラン鉱石、天然ガス等の共同開発について積極的に動きまわった。インドネシアとの液化天然ガス、メキシコ原油の開発、マウイ天然ガス開発等積極的に展開した。こうしたアメリカ抜きの独自外交路線を目指し実行したことが、アメリカの逆鱗に触れ、つぶされた。
普通では自民党議員というだけで捜査されない、ましてや首相だったら100%ありえないことである。岸、福田、中曽根、森、小泉、麻生、安倍などはアメリカを抜きにした独自外交できる能力もない。安倍は先走りして、日本の国会で法案未提出(安保法制)のものを米議会で夏までに成立させると発言した。アメリカに絶対服従をしている限り日本国民の安全・安心な生活は100%ない。しかし、アメリカにとっては望むところである。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2018年10月2週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『小三治師匠の落語』

私は柳家小三治師匠の落語が好きです。
師匠の噺を聞いていると小ネタを3つ重ねている
ことに気がつきます。
どういうことかというと
(1)最初のネタを話す。しかし、あまり笑いが起きない。
(2)2つ目のネタを話す、少し笑いが起きる。
(3)3つ目のネタで大爆笑が起きる。

という順序で話すということです。

DVDやCDで何度か同じ噺を聞いていて気がついたのですが、小三治師匠の本当の目的は
(3)にあるのだということが分かります。
つまり、(1)や(2)では笑ってもらえなくてもそれは了解済みということです。あまり笑いが取れない(1)や(2)は一見すると無駄に見えるのだけれど、実は(3)だけを最初に話してもきっと大爆笑は起きないはずです。目的である(3)を成功させるための(1)や(2)である、ということ。

そういえば営業の世界でも新規のお客さんのところに2回訪問して「この客は見込みがない」と諦める営業マンが8割いると聞いたことがあります。

1回目や2回目の訪問を3回目の営業を成功させるための捨石と捉えることができない人が多いわけです。
営業マンに限らず私たちはわずか1回や2回失敗しただけで、それを諦めてしまうことが多い。

しかし、それは失敗ではなく次に来る大きな目的を現実するためのステップだと捉えることもできる・・・そんなことを小三治師匠の落語を聞きながら考えたのでした。


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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2018年10月3週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『このジュースを飲んでください!』

もし、街中で見知らない人があなたに近づいてきて
眼の前にジュースを差し出してこう言ったらどうしますか?

「これは新商品のジュースです。とてもおいしいんです。本当です。
こだわって作っているので一口飲めばその良さが分かります。
信じてくください。だから飲んでください。」

さて、あなたは飲みますか?
きっと飲まないですよね。

でも、その人の周りに大勢の人が居てそのジュースを飲みながら
「本当だ!これおいしい!!」
「これは今までに飲んだことのないおいしさだ。」
「半信半疑だったけど美味い!!」

と口々に言っていたらどうでしょう。

あなたは、飲んでみる気になるかもしれませんね。

商品やサービスの説明も同じです。
ちゃんとすることは大切なのだけれど、それだけでは
「これは新商品のジュースです。とてもおいしいんです。
本当です。こだわって作っているので一口飲めばその良さが分かります。
だから飲んでください。」と言っているのと同じわけです。

だから・・・既存のお客様の声というのは営業・販促資料として必要なのです。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2018年10月4週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

反応の良いキャッチコピーを書くためのコツはお手本となるコピーをマネして、自社に応用することです。今回は雑誌、新聞、サイトや書籍タイトル等で見つけたお手本となるキャッチコピーを紹介させて頂きますので、あなたの会社やお店でのコピー作りの参考として下さい。

■『商売繁盛の特効薬』

「特効薬」なんて上手いコピーですねえ。
すぐに効きそうな気がしますし、効果がありそうに思えます。

これは書籍のタイトルですが、
本はタイトルで興味を引くことができないと
手にとってもらえません。

そのため本のタイトル作りには出版社や著者は
とても気を使います。

だから、私はキャッチコピー作りに悩むと
アマゾンのベストセラーランキングを調べながら
本のタイトルを参考にしてコピーを書くことも多いです。

ちなみに今、アマゾンのランキングを調べると下記のようなタイトルが上位に並んでいました。
「人生は、運よりも実力よりも勘違いさせる力で決まっている」
「頭に来てもアホとは戦うな!」
「なぜ人は売れ筋商品を買ってしまうのか」
「偏差値40の売れない営業マンか営業だけで起業した話」

こういった本のタイトルを参考にあなたも自社のキャッチコピーを作成してみましょう。