2019年5月1週号

今月の社会学 民主主義国になれない理由4

日本は「暴政」の道を歩んでいる 『反暴君の思想史』 将基面貴巳(しょうきめんたかし)著
正義:各人が他者に対して負う責任。
共通善:正義を行うこと。
暴政:共通善に反する政治である。
共通善の観点から見たときの日本の政治は、衣食住という必要最低限は満たしている。しかし、政、官、財界の癒着による、不正な裏取引や様々な汚職が後を絶たない現状ははたして国民「共通」の「善」であろうか。また、昨今騒がれている年金制度の危機は、国民の勤労の成果を不当に国家が収奪した結果である。
翻って、目に見えない「善」はどうだろう。日本国民は、司法によって、その権利を行政権力から適切に守られているであろうか。国民全員に保証されている権利が、ある裁判において、ある個人に対して否定されたならば、それが判例となることによって、他の一切の国民に対してもその権利が侵害されることを結果する。そのような事態がはたしてこれまで戦後日本において皆無だったといえるだろうか。
戦後日本の民主主義はどうだろう。敗戦直後、理想として掲げた「民主主義」はその基本理念にたがうことなく実践されているであろうか。さらに教育はどうだろう。国民がおのおの理想と考える教育を子供たちに与える自由があるだろうか。日本近現代史をどう解釈するかをめぐって国家が検閲した教科書でなければ教育現場で採用できない現状は、権力の教育に対する不当な介入とはいえないだろうか。これらわずかの疑問に対してさえ、自信をもって日本の現状を容認できる国民はほとんどいないのであるまいか。

共通善思想が浸透した社会では、国民の一人一人が国民全体の理想と利益に対して責任を負っていることを自覚し、そうした共通の理想と利益を一人一人が、おのおの立場から不断に探究する。また、権力が不正をしていることを知るならば、これを公の場ではっきりと批判し、たとえ一人であっても不正権力に立ち向かう個人がいれば、その人を社会が援護する。
国民一人一人がこうした国民社会全体の『共通善』を希求せず、自ら腐敗していくならば、それこそ不正権力の思い通りになる。まさしく『暴政』は社会を分断し、腐敗させてゆくことによって、その命脈をよく保つことができるからである。これに対して『共通善』思想に拠って立つ健全な『国民社会』には鋭い倫理観が宿る。そして国民の『共通善』という理想が研ぎ澄まされるときはじめて、不正な権力に対峙できるようになる。
暴政とは人がその手中に握る権力を、その支配下にある人々の福祉のためではなく、自分自身の私的な利益のために利用する。
暴政の行き着く先は決まっていて、孟子はそれを「湯武放伐」と表現し、「仁をそこなう者は賊と言い、義をそこなう者は残と言う」と言った。日本では政治の現状が暴政だから評価は低い。
小泉から安倍のネオコン内閣
日本の報道界の苦境が記事の質の低下を促進している。ニュースを表面的な情報として知ってもその歴史的背景や影響力の波及効果まで考察して、問題を掘り下げて理解しようとする人が減り、自分の頭で考えて判断する能力が低下している。小泉のしたい放題が国政を支配したために、外交は支離滅裂で世界から物笑いになり、憲政のルールは崩れ去ってしまった。
狂乱政治が目の前で猛威をふるったのに、マスコミをはじめ国民の多くがそれを看過して、日本が暴政に支配されているのに気付かず、小泉が自己満足に陶酔して貴重な時間を浪費した。日本の議会政治を破壊し、社会の秩序を破壊した。改革の名のもとに公共財の私有化が進み、国民の資産が国際金融資本に売却され、ハゲタカファンドに食い荒らされた。
実力に不相応な安倍は「美しい」とか「自由」の美辞麗句を乱発し、戦略の無い出たとこ勝負で展望がまったくない。慰安婦問題や戦争責任の否定を繰り返し、世界の世論から反発をくらっているのに、その深刻さに気づく能力も持っていない。
ニューヨーク・タイムズのオオニシ・ノリミツ元東京支局長
リベラリズムと民主主義を信条にペンを執り、右翼や国家主義について遠慮なく論評するので国粋主義者から目の敵にされている。オオニシ氏によると
「拉致問題にこだわり6ヵ国協議に参加する資格がない」と言われ、北朝鮮にバカにされている安倍内閣の外交感覚の醜態は、感情論でしかないと世界に丸見えである。
日本のマスコミは何も言わないし、書かない。統一教会の合同結婚式の罠にはまって妻になり、韓国に移住した数千人の日本人女性の実態が、ソフトな形の拉致のひとつかもしれないのに、安倍は統一教会に祝電を送った。祖父の岸、父の安倍と3代に渡ってつながりがある。
安倍内閣は統一教会に牛耳られたままだ。
日本では政治家の地位が利権に成り果て、世襲議員や官僚によって独占支配されている。
民主主義は主権者の国民が理性的な判断を行い、理想を実現する意志と実力を持つ政治家を選び指導者として政治運営を委託することだが、現実は調子のいい口約束や利害打算に従い、勝ち馬を選ぶばくち打ちににている。
マスコミの役割は国民に事実を報道するとともに、政治家や役人などの動きに注目して、政治による権力の濫用を監視することであり、それが言論活動を「社会の木鐸」と呼ぶ理由である。言論活動は誰にでも開かれた場であるので、発言の正当性は市民からの信頼と支持に担保される。市民の側に軸足を置かないメディアはジャーナリズムの範疇に入らない。
米国では憲法の修正第一条が「表現・報道の自由」であり、何にも増して重要な権利だと認められている。報道の自由は民主主義の基盤であると考えて、公権力が機能するうえでの絶対条件だとされている。司法、立法、行政は相互けん制でけんりつするが、この公権力を監視する役目を持つ報道界が第四の権力と呼ばれるのは監視能力に由来している。
政治後進国の日本は議会が脆弱で、国会議員が法律を作れないだけでなく、法案を討議する能力や手続きにかけていること、行政府が立法と司法を支配しているために、民主主義も議会政治も機能していない。
「強者にはうやうやしくし弱者には無情な日本の新聞は、権力とのあいまいな関係を維持している上、その激しい競争は、慎重さよりむしろ、政財界勢力との申し合わせに基づく自主規制と情報操作への加担に結びついている」とル・モンド紙が批判している。

390

◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2019年5月2週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『やった後悔よりやらない後悔』

やってみようか?どうしようか?
やらないほうがいいかな?でもやってみたいな?
でも、失敗したらどうしよう?でも、興味がある・・・。
あ~、どうしよう、どうしよう・・・

なーーーんて、思っているうちにタイミングを逃すことが多い。
なんであれ成功と失敗の確率は5分5分。
誰にも結果は分かりません。
興味がある、やってみたいと少しでも思っているなら、
それをやる方法があります。
それは3日以内に行動すること。
申込みをするなら3日以内に電話する。
予約するなら3日以内にメールする。
受講するなら3日以内に振り込む。
会うなら3日以内にアポを取る。
買うなら3日以内に店に行く。
世の中の出来事は思いつきで行動すれば上手くいくというものでもありませんが、
逆に長く考えれば上手くいくのか、というとそうでもありません。
私の仕事の師匠は
「やめろやめろは悪魔のささやき。その声が聞こえる前に動け」
と教えてくれました。
私は心理学系の資格をおおく取得しているので「資格取得の秘訣はなんですか?」を聞かれますが、
それは「考える前に申し込むこと」です。
人はやった後悔より、やらなかったことの方を強く後悔します。
興味があるならやりましょう。


391

◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2019年5月3週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『銀座の女将の聴き方』

以前、銀座の老舗百貨店の和食料理屋にランチを食べに入った時のこと。斜め向かいのテーブルに着物姿の近くのお店の女将とそのお客と思われる男性が一緒に食事をしていました。
私は見るとはなしに二人を観て、聞くとはなしに二人の話を聴いていましたが、男性がとても楽しそうに話している様子が印象的でした。
その女将を見ていて「コミュニケーションが上手だなあ」と感心したのは
次の2点です。

(1)相手の目から視線を外さない
(2)上半身を使ってうなずく

女将は男性が話をしている間、一度も男性以外の方向に視線を向けませんでした。
お店に入ってきた他のお客や店内をちらりとも見ません。ずっと男性の方を見ていました。
大事なお客様の話を聞いている時は絶対に視線を相手の横方向や後ろへズラしてはいけません。話以外の他のことに注意が向くと視線が横や後ろに向かうのです。そして、話し手は聞き手の視線が自分の顔からズレたことを察します。
また、女将は男性が話すたびに大きくうなづいていましたが、それは首だけではなくむしろ上半身全体をを使うようなうなづきでした。大切な人と一対一で話す時には普段の自分のうなづきや相槌の1.2倍増しを意識しましょう。すると、相手は「この人はちゃんと聞いてくれている」と感じます。
視線を合わせる、大きくうなづく、こんな簡単なことが意外にできていない人が多いので、この2つを少し意識すればあなたもコミュニケーションの達人になることができます。

392

◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2019年5月4週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

反応の良いキャッチコピーを書くためのコツはお手本となるコピーをマネして、自社に応用することです。今回は雑誌、新聞、サイトや書籍タイトル等で見つけたお手本となるキャッチコピーを紹介させて頂きますので、あなたの会社やお店でのコピー作りの参考として下さい。

■『楽しみながら○○が身につく』

「楽しみながら」という言葉はありがちな言葉ですが
下記を比較すると訴求効果が高いことが分かります。
「ぐんぐん成績アップを目指す」
「楽しみながらぐんぐん成績アップを目指す」
「簡単ラクラク・ダイエット」
「楽しみながら簡単ラクラク・ダイエット」
「一生の資格を手に入れる」
「楽しみながら一生の資格を手に入れる」
「会社の経費を節減できる7つの裏技」
「楽しみながら会社の経費を節減できる7つの裏技」
「忙しいお母さんへ!スグに作れる今日の献立」
「忙しいお母さんへ!楽しみながらスグに作れる今日の献立」
どのコピーも後者の方が魅力的に感じるはずです。
ありがちな言葉だからといって使わない手はありません。