2019年10月1週号

今月の社会学 知識のない専門家

消費税増税が財政悪化をまねいた
総務省によると、2014 年の消費税増税前の世帯当たりの支出は 369 万円だったのが増税後は335 万円となり 34 万円分買えなくなった。

省庁の中の省庁。財務省の別名である。最高ポストの事務次官のほとんどは東大法学部出身である。一見、頭がよさそうに見える彼らが日本をゆがんだ方向へ導ている。
「このままでは国の借金で破綻する」という国民をあおるウソのプロパガンダで経済成長できない国、国民が豊かになれない国になってしまった。財務官僚たちは、政治家でもないのに衆愚制のリーダーとして、実に巧みにふるまっている。
衆愚制:民衆が心の奥底に持っている漠とした将来への不安をあおるのがうまい人。
日本政府の国債の 40%は日銀が所有している。日銀は政府の子会社である。日銀が保有する国債について。政府は償還(返済)や利払いの必要はない。その理由は、政府が日銀の株式の 55%を持っているためである。

政府の負債残高が気になるならば償還期限がきた日銀保有国債について、新たに発行する「無期限・無利子国債」と交換してしまえばいい。無期限・無利子国債は、事実上の貨幣である。政府は日銀が保有する国債と貨幣を交換したことになり、返済負債が名目的に消える。

財務省が「日本は財政破綻する」「国の借金は 1000 兆円超」「国民一人当たり 800 万円超」といったウソのプロパガンダで国民の不安をあおり、様々な「亡国の政策」が推進されている。消費税は増税され、介護や医療の社会保障が削減されている。
表向き消費税は社会保障に使われることになっていたはずだが、現実はウソである。
混合診療が推進され、現在ある健康保険で診療できる範囲がせばめられて将来的には「カネのない人」はまともな医療を受けられなくなる。
政権党と官僚は国家、国民の「安全安心」のために働かねばならないのに、そのようなことは全くしないで、自分のふところを増やすことしか頭がない。

日本の役所は国から市町村まで法律などを作るに際し、形式上、民間人の意見を聞いたようにするため「○○○審議会」等の名称で会合を開いている。ここに呼ばれるのは知識のない内容に疑問を持たない、役人に言われるまま賛成する人間が選ばれる。

上の表は消費税増税に先立ち 2013 年に 60 名の学者、エコノミスト等を招へいし、2014 年の消費税の 8%への増税についての意見を聴取した。90%が賛成した。反対は 10%であった。

増税の影響を会合で正確に予想していた片岡氏と宍戸氏
片岡氏:消費税を予定通り引き上げる、2014 年度の実質成長率が 1.3%くらい増税によって押し下がり、0%台になる。海外経済の動きによっては容易にマイナス成長になる
宍戸氏:消費税引き上げは凍結だ。いま上げると経済が腰折れになる。増税は当面やめて、むしろアベノミクスで成長を高め、上げ潮戦略を採るべきだ。成長を高めて所得を増やせば自然増収がいっぱい出てくる。消費税増税は終わってから考えたほうがいい。完全雇用に近づくまで消費税増税はやめておくべきだ。私のシミュレーションでは 7 年後、2020 年には完全雇用を達成し、そこまでの経済成長が名目で 7%、実質で4%くらい。税金がたくさん入ってくるから増税の必要がないということだ。社会保障の財源も十分出てくる。

消費税増税の影響を予測できない東大、慶応の教授やエコノミストたち
伊藤東大教授:引き上げても景気の腰折れやデフレ脱却の失敗につながることはない土居慶大教授:税率を引き上げても大きく景気が悪くなるということはない
吉川東大教授:私は消費税率を予定通りに引き上げるべきだという意見を述べた。
日本経済の現状は基本的には順調。昨日色々な経済指標も出たが日本経済の成長プロセスはかなり底堅いとみているとの意見を述べた。(前回消費税を引き上げた)97 年 98 年は大変不幸な状況だったが(景気悪化の)主因は消費税ではなく金融危機の方がおおきな問題だった
東大や慶大の教授や有名エコノミストたちの見立てはことごとく外れた。

ジョーン・ロビンソン 経済学者 ケンブリッジ大学教授
経済学を学ぶ目的は、経済の問題に対する処方箋を得るためではなく、どうしたら経済学者にだまされないかを学ぶことである
徒然草より
世に語り伝えられていることの多くはみな「ウソ」だ。本当の真実は不都合だったり、つまらなかったりするのだろう。…とにかく皆言いたい放題、好き勝手に語って、そのうち書物にも記録されることになると、やがてそんな「ウソ」が「真実」として定まってしまう。
皆が集団で気色ばんでウソをついている時に、一人で「それはウソではないか」と主張したところで、どうにもならない。
正しい政策提言者
クリストファー・シムズ プリンストン大学教授、藤井聡、井上智洋がまともな提言者。
中央銀行が量的緩和で貨幣量を増やしても、同時に政府が財政赤字を減らそうとして増税を行えば、インフレにはならず、デフレになってしまう。

金融緩和+消費税増税という間違った政策でなく、金融緩和+減税が正しい政策である。
日銀が国債を購入した分、政府が新たな国債を発行して、そこで得た財政資金を減税などの形で国民に還元することだ。そうすれば、直接国民にお金が回るから、需要が増え、物価も上がりだす。見た目には赤字国債が増えることになるが、それは問題ない。日銀が保有した国債は、日銀が保有し続ける限り、元本返済の必要がないし、日銀に支払った国債金利は、日銀剰余金の国庫納付という形で政府に戻ってくる。
財務省が望むこと
「増税」と「政府支出の抑制」である。財務省は常に「財政再建のために増税」というロジックを掲げている。プライマリーバランス(PB)黒字化にこだわると、デフレ脱却のための財政出動を政治家が望んだ場合、「他の予算を削減するか、もしくは増税」という結論になる。
デフレ経済が続くと、税収は減り、PB 黒字化は遠ざかる。すると「財政が悪化した。PB 黒字化の達成を」と財務省の御用マスコミが大合唱。→増税や緊縮財政が繰り返される。
参考:財政破綻する条件
① 国債金利が急騰すること ②政府の負債が自国通貨建て「ではない」こと
2012 年にギリシャが財政破綻した時は国債金利が 40%を超えた。ギリシャの借金は「ユーロ建て」だった。1998 年のロシアの財政破綻した時は長期金利が 80%、短期金利が 170%に達した。ロシアの借金は「ドル建て」であった。
以上のことを踏まえると日本が財政破綻しないことは火を見るより明らかだ。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2019年10月2週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『仕事で失敗しないためにお読みください』

人は快を求めて行動するか、苦痛を避けるために行動します。
そして、快を求めるための行動よりも、苦痛を避ける行動の方がそのエネルギーは強くなります。

「幸せになりたい」「自分らしく生きたい」「金持ちになりたい」と快を求めても今日からすぐに独立の準備をしたり、投資の勉強をする人は少数です。
一方、「痛い」「苦しい」「つらい」といった苦痛を感じるとすぐに対応した行動をしたくなります。
良い悪いは別にしてそれが人間心理。
そのため、即効性を求めるなら広告のキャッチコピーでは「幸せのために○○を」「自分らしく生きるための」といったコピーよりも「失敗しない○○」「その○○早くしないと手遅れになるかも」「○○でお悩みのお母さん・・・よい方法があります」「転職で失敗しない○○」「恥をかかないための○○」といったコピーの方が反応が高くなります。

セールストークの場合には
「本番で失敗しないためにもこのシステムの導入をお薦めします。」
「後で大きな問題が発生しないようにするためにも検討ください。」
「手遅れにならないように対策を考えた方が良いのではないでしょうか。」

というトークになります。ちょっとした言葉の使い方が仕事の成果を変えますネ。


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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2019年10月3週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『たくあんの鉄人登場!』

ものは言いよう。
たとえば「漬物屋の主人」に次のような肩書を付けたらどうなるでしょうか?

「たくあん一筋50年頑固一徹職人・佐藤孝雄」
「新潟たくあんの巨匠・中村一郎」
「たくあん馬鹿チャンピオン世界一を目指す・山田悟」
「たくあんの鉄人・村山信二」
「365日たくあんを食べ続けて30年プロ漬物職人・木村雄一」

「漬物屋の主人」がとてつもない人物に思えませんか?このように肩書一つで人の印象は大きく変わりますが、こういった肩書は待っていても誰も付けてはくれません。

中小零細個人経営の社長は自分で自分を演出する必要があります。お客様に「お、この人凄そう!この人なら間違いない」と思ってもらわないと仕事につながらないわけです。

あなたの商品やサービスの「質」が高ければ二回目、三回目の仕事につながる確率は上がります。だから、「質」はリピートしてもらう時に大切な要素。しかし、一回目の仕事が来るかどうかは、初めて会ったお客さんに「お、この人凄そう!」と印象に残してもらわないといけないわけです。

嘘はだめですが、自分で肩書を考えるということは商売人にとって大切な自己演出、自己プロデュースの一つです。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2019年10月4週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

反応の良いキャッチコピーを書くためのコツはお手本となるコピーをマネして、自社に応用することです。今回は雑誌、新聞、サイトや書籍タイトル等で見つけたお手本となるキャッチコピーを紹介させて頂きますので、あなたの会社やお店でのコピー作りの参考として下さい。

■『挫折しない大人の習い事ランキング!』

「よし!明日から毎日1時間をウォーキングしよう。」
「年末までに毎日英語の勉強をして英検1級を取得するぞ。」
「来年は独立する。そのためにこれから毎日準備を進めよう。」
「ダイエットに取り組むぞ。」

・・・と思う人は多いと思いますが、途中で挫折する人も多いのが現実。私も含めて人は「3日坊主」になりやすいものです。

そして、
「いかんなあ、オレは・・・すぐ挫折してしまう。
ずっと続けることができる、挫折しない方法はないかな」とも考えています。

だから、
「挫折しないフィットネスクラブ オープン」
「3日坊主のあなたでも挫折しない英会話学習教材」
「飽きっぽい人のための挫折しないダイエット」

といったキャッチコピーは読み手の興味を引くわけです。