2019年12月1週号

今月の社会学 OECD(経済協力開発機構)IMF(国際通貨基金)の実態

IMF(国際通貨基金)
目的 ①国際通貨制度の安定 ②国際貿易の推進 ③加盟国の発展に寄与
出資額(単位:100 万SDR) ①アメリカ:82994.2 ②日本:30820.5 ③中国:30482.9票数 ①アメリカ:831,407 ②日本:309,670 ③中国:306,294
人事 実務的なトップの専務理事は風当たりを弱めるため欧州出身者が就任している。日米はナンバー2 の副専務理事に就任し、財務省の天下りポストとなっている。
財務省、日銀から多くの職員が出向して、日常業務を行っている。
OECD についても日本は強い影響力がある。拠出金がアメリカに次いで 2 番目で事務方トップの事務次長には財務省出身者が就任している。また要職には日本人がたくさん就いている。

IMFやOECD が日本の消費税などに強い関心をもつことはない。また、(一応)国際機関が一国の税制に口出すことはできないし、独立国であればそれらに対して猛反発をする。
なぜIMF やOECD が日本に勧告をしたのか、それぞれの機関が財務省の天下り先となり、要職にたくさん就いている。拠出金がアメリカに次いで 2番目である。日本政府は国民の不満を抑えるために「国際機関から勧告があった」という形をつくっている。まさに財務省の自作自演の姑息な手段を使って国民をダマしている。
財務省及び御用学者から必ずでてくる常套句は次のものである。ヨーロッパ諸国の間接税に比べれば日本の消費税は安い。
しかし、ヨーロッパの消費税と日本の消費税は全く違うものである。日本が消費税を増税した結果増税したことで「消費」が減る「売上」が減る「所得」が減る個人消費支出 369 万円⟹335 万円 34 万円減少した
GDP はバブル崩壊後から 20 年以上横ばい500兆円のまま世界中で日本だけ成長していない。
消費税のせいで日本は国全体が「貧困化」した。1997 年の 5%、2014 年の 8%にした結果全てを減少させてしまった。デフレが解消されない。そもそもデフレ状況での増税はありえない。緊縮財政も間違いである。逆に減税で経済成長させて税収増をはかるべきである。
正しい政策をできない自民党と官僚たちのおかげで、国民はワーキングプア(年収 200 万円未満)が 2015 年には 1130 万人になり、また「働く貧困層(年収 300万円未満)」は結婚しても人並みの生活ができない。300 万円未満層の老後の年金水準は厚生年金で10万円未満、国民年金はさらに低く 5 万円以下で生活保護以下の水準である。
1990 年代以降の就職氷河期に高校や大学を卒業し、正社員として就職できずに、非正規雇用のまま中年を迎える人が増えている。
アベノミクス
「第1の矢」金融緩和 2001 年から 2006 年まで日銀が量的金融緩和政策を実施した。国債や有価証券を買い入れる政策。当初 35兆円から100兆円まで買い上げたが効果がなく失敗に終わった。
「第 2 の矢」財政出動 継続的に実施したが効果がなかった。
「第3の矢」成長戦略 小泉時代と同じ新鮮味がなく効果がなかった。

2013年 2月の財政諮問会議において御用学者、財界人から「財政健全化のためにあらゆる分野で歳出削減を進めるべきだ」という提言があった。特に「今後 2〜3 年は社会保障部門が歳出効率化の本丸」と指摘し、具体的には、医療をはじめ社会保障給付削減を強力に進めることを強調しました。
「第 4 の矢」は社会保障削減となった。これは珍しくマスコミが「社会保障削減」だと報道した。
「第 5 の矢」は消費税増税 社会保障拡充のためという厚顔無恥な論法で消費税を増税した。

社会保障の定義
狭義の社会保障は所得保障を意味するが、広義の社会保障(スウェーデン、デンマーク、オランダ、ドイツでの社会福祉と同義)には所得保障、医療、公衆衛生、社会福祉、公害救済などの各種社会福祉サービス、住宅、教育などを含めて広く理解されている。
日本国憲法第 25 条は『すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。』
『国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。』と規定している。これは国民に生存権があり、国家には生活保障の義務があるという意味である。また、社会保障とは、「すべての国民が文化的社会の成員たるに値する生活を営むことができるようにすること」とも述べている。

日本型福祉社会の構想⇒福祉に対する自民党の考え
『新経済社会 7 カ年計画』(1979 年 8 月閣議決定) 社会保障改悪が羅列されている。自己責任、互助、政府の給付は最後に少しだけにする。⟹「日本の福祉水準は、国際的に見ても最も高い水準に達し」「世界にも誇りうる福祉国家となってきている」というもので、自民党は日本の福祉は十分になったので、これ以上はいらないと言っている。
「95 年勧告」、日経連(現経団連)は終身雇用と年功賃金を基本とする日本型経営をやめて、企業の社会保障からの撤退を明確にした。

『奥田ビジョン(当時のトヨタ社長)』2003
年に出された経団連の基本構想で『活力と魅力溢れる日本をめざして⎯日本経済団体連合会新ビジョン』この中で言っていることは、経団連所属企業が明確に社会保障を否定している。企業の従業員も自営業者と同様、保険料は全額本人が負担する方法に改めることが考えられる。と企業負担無しの社会保険を言っている。
全額本人負担の「社会保険」は社会保険ではなく、私的保険にほかならない。

「骨太方針 2015」では「歳出改革」の項目で、「今回取り組もうとする歳出改革は公共サービスの無駄をなくし、質を改善するため、広く国民、企業、地方自治体等が自ら意欲を持って参加することを促し、民間の活力を活かしながら歳出を抑制する社会改革である」とし、具体的には「公的サービスの産業化」「インセンティブ改革」などで、公的サービスに対して税金からの支出を減らそうとしている。国は面倒を見ないので国民は自己負担で企業から提供されるサービスを買うように、また、国は公共サービスから撤退するので民間企業は公共サービス分野の仕事をすれば良い。と言っている。
以上、日本の社会保障に対しての考えを列挙したが、政財官すべてが社会保障に後ろ向きの考えしかないことがよくお分りいただけたと思う。自民党は 1979年当時で、これ以上の社会保障はいらないと言っている。ヨーロッパと比べて政治、所得保障、医療、社会福祉、公害救済、住宅、教育などすべて劣っている状況を全く分かっていない。これでは日本国民はいつになっても安心・安全な生活ができるわけがない。

まとめ
1. 消費税は大企業の法人税減税のためにできた
2. 輸出大企業は消費税を納めないで逆に「輸出戻し税」という特典で消費税をもらっている。
だから経団連企業は消費税を払わずもらっているため消費税自体も賛成し、税率がアップしても懐がいたまないので賛成する。
2016 年消費税率 8%の時の消費税収が 19 兆円あり、大企業への輸出戻し税が 6 兆円も税収が失われている。トヨタ 3,633 億円、日産自動車 1,546 億円、マツダ 804 億円
本田技研 754 億円、キャノン 581 億円、東芝 546 億円、三菱自動車 546 億円 ソニー 456 億円、村田製作所 390 億円、新日鉄 326 億円、日立 272 億円、パナソニック 249 億円 12 社合計 1 兆 102 億円の消費税が大企業の懐にいってしまった。
3.試験研究費の減税 トヨタ 減税額 1,084 億円、日産 213 億円、合計 1 兆 5361 億円減税
4.受取配当益金不算入 受取配当金を利益に入れる必要がない。国税で 6 兆 7061 億円地方税で 6,700 億円、合計 7 兆 3761 億円が減税されている。
5.日本経済は 20 年以上の長い期間、停滞し、雇用、所得が低迷し続けた。社会保障改悪は医療保険や介護保険の自己負担の引き上げや年金カット法案や療養型病床の削減などをして政府歳出を削減している。2014 年に正規労働者3,341 万人、非正規労働者 1,953 万人となっている。また、1995 年の賃金を 100 として 2014 年の労働者の報酬を比較すると日本は 98.5 である。ユーロ圏は 109.7 である。アメリカは 130.5 である。日本だけがマイナスである。「ワーキングプア」は 2015 年で 1,130万人である。「働く貧困層」など国民を見捨てることしかできない無知無能無策の自民党、官僚に託すことはできない。
〈参考〉
スウェーデンは 1814 年以来他国と戦争をしていない。1945 年以降は厳正な非同盟・中立を守っている。難民受け入れ数が世界でも有数である。社会保障においても世界で有数である。日本で 1814年といえば江戸時代である。この約 40年後が長州のテロ集団が尊皇と言いながら二条城へ大砲をぶち込んでこの時から日本がおかしくなってしまった。そして海外侵略が始まった。台湾、朝鮮、日清、日露、1931 年以来の中国との 15年戦争、1941 年から第2次世界大戦と薩長のテロ集団は 100 年ほど戦争をしている。
スウェーデンの義務教育の目的は「民主主義の価値観すなわち生命、自由、人権、男女の平等、弱者への連帯感への尊重などをみにつけさせること」としている。
具体的には、「民主主義の価値観を身につけた市民の育成」を第一にあげ、「社会生活に参加し、影響を与えられる人間となるためには、国の内外の社会問題とその背景についての知識が必要であり、その知識を獲得するには、さまざまな情報源を利用でき、情報を総合し、評価し、分析し、自らの見解をもつことができなければならない」社会科は、そのための教科であると位置付けている。
現在の世界で、社会保障が最も整備され、給付水準が高いと評価されているスウェーデンで、成人になるとは「自分らしく生きる」ことができる年齢とされている。
日本では長州テロ集団の無知無能無策による恐怖政治により、国民を弾圧することしか頭にない、言論弾圧するため 1875 年に新聞紙条例、讒謗律(ざんぼうりつ)、国民思想をしばる教育勅語、2006 年安倍内閣が強行した「教育基本法」の改悪。数えたらゲップがでるほどの憲法違反の国民を弾圧、監視する法律が作られている。

日本と世界の憲法に対する見方の違い。日本人が間違っているのは憲法をきちんと使おうとしなかった。世界は違う。憲法をきちんと使っている。憲法に描いた理想に合うように国や社会を変えていく不断の努力を政府も国民もやっている。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2019年12月2週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『あなたの手が悪い』

ある女性に聞いた話です。
子供の頃にピアノのレッスンをしていて、弾き間違えた時に先生にこう言って叱られたそうです。
「あなたの手が悪い!」
この話を聞いて人の心理をよく理解した先生だなあ・・・と思いました。

人には右の図のように意識のレベルがあります。
上が上位レベルで下に行くほど下位レベルになります。上位レベルは下位に影響を与えます。

もし、冒頭のピアノの先生が次のように叱ったとします。
「あなたは本当にダメな子ね」

この叱り方では本人の「アイデンティティ=存在自体」を否定していることになります。
「あなたという人間はダメな人間だ」と言っていることになります。すると「自分は能力がない人間だ」という意識が生まれ、何事も行動することをためらうようになり、その結果として生活や人生といった身の回りの環境があまり良くない状態になる可能性もあります。

冒頭のピアノの先生は「あなたの手が悪い!」と言うことにより、その子の下位レベルである「行動」を叱ったことになります。すると本人の能力や信念、存在自体を傷つけないわけです。人を叱るときは下位レベルを、そして褒めるときは上位レベルを対象にするのが基本となります。


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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2019年12月3週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『最低3度聞くと本音が出やすい』

起業相談を受けました。
「本当にラーメン屋をやりたいのですか?」
「はい」
「あなたは本当に今の会社を辞めてラーメン屋をやりたいのですか?」
「・・・はい。ラーメンが好きだし。」
「本当に本当にあなたはラーメン屋をやりたいのですか?」
「何年かがんばればできるんじゃないかと思うし・・。」
「あなたより何年も前からラーメン屋を営んでいる人はたくさんいます。その人たちは毎日真剣に朝から晩までラーメンのことやお店のことを24 時間考え続けています。その中であなたは一番後発で参入することになりますが本当にラーメン屋をやりたいのですか?」
「今のままでは将来の見込みもないからなあ・・」
「もう一度、質問します。本当にあなたはラーメン屋をやりたいの?」
「・・・」

起業志望の方に質問をするとだいたい上記のように最後は無言になります。
そして、この程度で悩むくらいであれば独立しない方がいいとアドバイスします。

人は最低3度同じ質問をしないと本音が出にくいのだそうです。
1回や2回質問しても建前や表面的な答えが多くなります。部下やお客様も同じです。
最低、3回は質問をした方が本音を引き出しやすくなります。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2019年12月4週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

反応の良いキャッチコピーを書くためのコツはお手本となるコピーをマネして、自社に応用することです。今回は雑誌、新聞、サイトや書籍タイトル等で見つけたお手本となるキャッチコピーを紹介させて頂きますので、あなたの会社やお店でのコピー作りの参考として下さい。

■『良い人生を送るかんたんな方法』

少し時間をとって今までの人生の中で一番やる気満々で
元気いっぱいだった時のことを
思い出してもらってもいいでしょうか。

思い出しましたか?

その時、あなたの顔はどんな表情でしたか?
その時のあなたはどんな姿勢でしょうか?

あなたはどんな言葉を口にしていますか?
身体にはどんな感じがみなぎっていますか?

その時のことを思い出しますよね。

ところで、今、あなたは今日あったイヤなことや、今週に出会った不快な相手、最近経験したイライラしたことを思い出していましたか?
おそらく思い出していませんよね。

人の脳や心は一度に一つのことにしか焦点が当てられないのだそうです。
脳や心はやる気満々で元気いっぱいだったことに焦点が当たると、それ以外のことには意識が向きません。逆もまた然り。

だから、良い一日を過ごす最も簡単な方法は朝起きた時に
「さて、今日もどんな楽しいことがあるかな?」
と自問すると、脳と心はそこに焦点が向かうようになります。
あんがい脳と心は単純なのだそうです。