2020年1月1週号

今月の社会学 社会は変えられる1

15%の法則
「9 条を生かす日本」から引用
日本の平和憲法が時代錯誤の愚かな政治屋たちによって踏みにじられようとしている。
自民党は憲法を壊して自分たちの好き勝手放題のことをしようとしている。「積極的平和主義」英語では「proactive contribution to peace」これはまやかしの言葉である。平和と言いながら戦争を指向する。プロアクティブとは「やられる前にやれ」という意味であり軍事用語だ。根底にあるのは「武力による平和」だ。平和のために戦争を起こすという発想は戦前の軍部と同じだ。安倍総理が唱えた「積極的平和主義」の本質は「積極的攻撃主義」である。最初から武力に頼ろうとするのは暴力国家だ。
「積極的平和」は英語で言うと「positive peace」だ。ヨハン・ガルトゥング博士(ノルウェー)が提唱した言葉。
今の社会には放っておけばもめごとになる要素が満ちている。貧困や飢餓、人種や男女差別、賃金の格差など。こうした構造的な暴力をなくし、だれもが安心して暮らせる社会こそ、 本当の平和と言える。
平和は創造するものだ。黙っていては平和にはならない。社会に積極的に働きかけることによって初めて平和がもたらされる。ガルトゥング博士は「あんたの国の首相は、私が 50 年かけて発展させた平和の概念を台無しにした」と怒っていた。
歴代の保守が壊憲の手を次々に繰り出す中で、護憲勢力は守りの一方だった。今こそ攻めに転じようではないか。9 条を活性化するのだ。憲法を壊そうとする動きを逆転させるキーワードが積極的平和である。
憲法論議で欠けているのは、日本をどんな国にするのか、というビジョンだ。ただ壊憲反対を叫ぶのではなく、平和憲法を活用して日本をこのような国にしようという理想像を示すことが必要だ。そうしてこそ憲法のありがたみがわかる。
日本人が戦後一貫して誤ったのは、せっかくの憲法をきちんと使おうとしなかったことにある。世界は違う。世界は憲法を使っている。憲法に描いた理想に合うように国や社会を変えていく不断の努力を、政府も国民もやっている。
日本国憲法は当時の世界の憲法の先進的な内容を採り入れて作られた。中でも軍隊を廃止するという規定は、世界史的な理想像を体現した誇るべきものだ。平和条項だけでなく人権や生存権など、本当に活かせば、だれもが安心して安全に暮らせる社会に結びつく。憲法を活かそうではないか。
平和を求めるすべての日本国民に訴えたい。私たちの社会と憲法を救い、自身や子、孫たち、さらに世界の人々が平和で安全に暮らせる社会を創る行動に、立ち上がろうではないか。
日本の狭い社会の中で考えてもなかなか思いつかない。ならば世界の人々が現にやっている実例を知ろう。これまで気づかなかった視点を持てる、元気になれる。世界の人々の英知と実践を知れば、日本を変える道がはっきりと見えてくる。
今の腐った政権のもとでは、それが可能だとは思えない。独裁化した政権はますます腐敗するばかりだ。そのような政権は変えなければならない。

そのためにはどうしたらいいか。「15%の法則」だ。選挙で勝つのが一番いいが、選挙を経ずとも市民運動の力で政権を変えることはできる。
悪政を覆す方法
悪政を変えるためには選挙で 50%以上の票をとるのが最上だが、選挙まで待たなくても 15%の市民が立ち上がれば、社会の空気を変えることができる。
9.11 の国旗
著者(伊藤千尋)がロサンゼルス支局長として、2001 年 9 月 1 日に赴任した。わずか 10日後に9.11テロが起きた。ニューヨークで起きたのと同様のテロがロサンゼルスでも起きる、というデマが流れた。根も葉もないうわさでいつもは人通りに満ちているのに人っ子ひとり、車一台さえ通っていない。まるでゴーストタウンだ。3 日もすると、人通りも車の通行も回復した。風景が一変した。街のどこを見てもアメリカの国旗だらけだ。新聞もテレビも「すべての車が国旗を掲げて愛国の意志を表明しています」と流した。
その時「まてよ」と思った。たしかにすべての車が国旗を掲げているように見える。だが、本当に「すべて」なのか?
著者はロサンゼルスの中心部の交差点に 30分立って、目の前を走る車で国旗を掲げている車とそうでない車を数えた。すぐにわかったのは、国旗をつけているのはほんの一部だということだ。場所を変えて、何度数えても同じだった。国旗を掲げているのは11%から 13%の間だった。見た目には 100%のように見える。10%強の人々が一斉に目立つ行動をとれば、世の中すべてがそうしているように見える。
ベルリンの壁
ベルリンの壁が崩壊したのは、暴力革命の結果ではない。市民の平和なデモが歴史を変えた。東ドイツ第2の都市ライプチヒの中心にあるニコライ教会で 1989年秋、月曜の夕方に行われる祈りの後、教会を出た市民がそのまま自由化を求めるデモを行った。最初は 200 人ほどだった。9 月 25 日の月曜には 5,000 人に膨らんだ。10 月 2 日は25,000 人になった。ここまでは警察が規制してデモの市民を武力で鎮圧した。しかし、10 月 9 日に 70,000 人になると警官は手出しをしなかった。16 日に 12万人に達すると、警官は交通整理に追われるだけだった。
デモは首都ベルリンに飛び火し 11 月 4 日、首都で史上最大の 100 万人がデモをした。6 日、ライプチヒのデモは最高の 50 万人に達し、その 3 日後、ベルリンの壁は崩壊した。
ライプチヒの当時の人口は 60 万人だった。デモを規制する警官の態度に変化が現れたのは人口の 10%強である 7 万人が市街を埋めたときだ。 この「月曜デモ」はその後も続いた。2003 年のイラク戦争、2014 年のウクライナ紛争の解決を求めてデモをした。
日本型から世界標準のデモで共感者を増やす
日本のデモは組合などによる動員がほとんどだ。先頭には組織の名を書いたのぼり等を掲げる。リーダーがスローガンを絶叫する。参加者はそのまま同じ言葉をおうむ返しに叫び、えいえいおーとこぶしをあげる。参加者はこわばった顔をして、うつむいて歩く。楽しそうな表情がない。だから沿道の人々の目には「危ない集団」としか映らない。
世界標準のデモは参加した人々が自分の考えをアピールする場としている。そのためか表情が生き生きとしている。歩きながら沿道の人々にビラをほほえみながら手渡すので受け取る方も思わずにっこりする。ビラの内容はアメリカ政府や企業が世界でいかにひどいことをしているかというハードな内容だが、じっくり読もうという気持ちになる。
デモというよりお祭り、カーニバルといった雰囲気だ。見ているだけで楽しい。沿道の人々はまるでパレードの観客という風である。次々にやってくるプラカードを、こんどは何だろうと心待ちにした表情で楽しみに見る。
ときおりプラカードの主張に共感した人、あるいは疑問を感じたひとがプカードを掲げた人に話しかけ、議論となる。相手が歩いているから、議論する方も歩かざるをえない。はた目から見ると、沿道の市民がデモに吸い込まれていくように見える。こうしてデモの人数は膨らんでいく。
デモは周りの人に訴えが届かなければ意味がない。他の市民に主張を理解してもらい世論作りをすることが重要だ。

日本で2012 年から原発再稼働反対の集会を国会前と官邸前で「金曜デモ(午後 6 時から 8 時)」が開催されて現在でも続いている。そして、シールズ(自由と民主主義のための学生緊急行動)たちは 2015 年の安保法制に危機感を感じ果敢に行動を始めた。整然とした非暴力の抗議行動に徹した。
思想や信条を超えて幅広い人々が集まった。マスコミは報道しなかったが、参加者の 70%の人々がインターネットで知り、参加した。2019年の全英オープンで優勝した渋野日向子プロのようにデモの参加者が「笑顔と手を振って」沿道の人たちに明るく振る舞えば、今まで以上に賛同者が多くなると思う。
世界の市民行動
政治を変えたいがどうしていいか分からない。日本は他の先進国に比べて国家の管理が強く、市民の抵抗力は弱い。明治からの 150年以上に及ぶ強権政治とプロパガンダにより、「お上」の言うことに無条件で従う癖が染み付いている。世界の国々の実例を参考にするとよい。

チリは 1988 年国民投票で民主主義国になり、1989 年の大統領選挙で民主主義を確実にした。 1973 年の軍事クーデターで軍事独裁の恐怖政治が始まった。民主化を求める抗議行動が1984年頃から始まった。軍政下で反政府集会が開かれる情報だが、会場は人がまばらだったが正午を告げる鐘が鳴ると、またたくまに人々が集まり「民主化、万歳」「私たちに自由を」とこぶしを振った。あらかじめ集まると逮捕されるので、みんな無関係を装っていた。そこに警察の放水車が来た。水には催涙ガスが含まれている。警察は参加者の頭をこん棒でめった打ちにした。人々は弾圧を承知で来たのだ。殴られ、逮捕されることが分かっていても身体をはって民主主義を主張した。集会に来られない人も何らかの行動を起こした。ベートーベンの第九「歓喜の歌」が民主化運動のテーマソングになっていた。手段は何でもいい。沈黙するのではなく、軍政に屈服しない意志を行動で示すことが大事なのだ。夜 8時になると外出禁止令がでる。カン、カンという音が聞こえてくる。部屋の電気を消し窓を開けて鍋をたたけば、だれが叩いているのかわからない。「チリは民主主義共和国である」と明記した憲法が軍政下の1980年に作られ、1988 年に軍政を続けるかどうかの国民投票をすることにしていた。
誰もが軍政が勝つと思っていた。市民が奇跡を起こした。分裂していた野党が結束した。独裁を嫌う保守も巻き込んで民主化の一点で団結した。市民は有権者の家を訪問し、難しいことは言わず、素直な気持ちでホンネで投票しようと笑顔で訴えた。軍政が不正をしないように手分けして投票箱に立会人をはりつけた。選管が不正をしないよう開票所でも見張り、独自に作った選挙本部で票を集計して公表する態勢を整えた。
選挙キャンペーンの番組を任されたプロの広告マンは、多くの人があきらめているけれど、国民は本心では民主主義を求めているはずだ。みんなが投票で本心を出せば勝てる。「勝つためには明るい未来と夢を訴えるべきだ」と主張した。そうしてできた番組は「自由で民主的になったらこんなに明るい社会になるという愉快で楽しい内容になった」自由を愛する俳優や芸術家、文化人が集まって歌ありユーモアありの、見ていて幸せな気持ちになれる番組ができた。歴史の歯車は、回す人がいなければ回らない。チリではそれを実行したのは楽観性を持った 普通の市民だ。自粛やあきらめ、忖度なんかすててしまえ。明るく元気に行動すれば自分も社会も変えることができる。奇跡は待つものではなく、自ら起こすものだ。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2020年1月2週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『あなたは美人だね』

昨夜、会食をしていたらこう言われました。
「あなたの話を聞いていると元気が出る」

実はこの言葉はどこにいってもよく言われます。私自身は意識してはいませんがたしかに何度もそう言われました。自分ではよく分かりませんが、
これだけ何度も言われるのだからきっとそうなのでしょう。

美人の人は最初は自分では
自分が美人かどうかは分からないはずです。

周りの人に「あなたは美人だね」と言われることが多いと
「そうか、私は美人なのか!」
と気づくのだと思います。
周りの人に何度も言われて自分の長所に気づくわけです。

一度や二度ならお世辞や社交辞令の場合がありますが、三度四度と同じことを言われるとそれは客観的な事実の可能性があります。

そして、それはあなたの強みである可能性が大です。
さて、あなたは周りの人から三度四度と同じことを言われたことがありませんか?
それは他の人にはない「あなた独自の強みや長所」であるかもしれません。


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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2020年1月3週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

『イケメンの戦略と私の戦略の違い』

資産家で、性格が良くて頭脳明晰で、スタイルの良いイケメン(=強者)は、一度のアプローチで彼女をゲットできる確率は大いに高いですよね。

でも、私のような正反対のキャラを持つ弱者が同じようにしてもまず成果はでません。いったい私のような弱者はどうすればいいのでしょうか?

「弱者は戦術量を投入せよ」・・・これはランチェスター戦略の考え方です。
つまり、私のような弱者は会う回数、ホメる回数、話す回数、プレゼントする回数、アプローチする回数を増やせ、ということ。

これは仕事や商売でも同じです。
あなたの会社やお店に資金力があり、頭脳明晰でコミュニケーション能力の高い人材が豊富で、スマートで、一流で、高品質な商品を扱っている場合は別ですが、そうでなければ競合に勝つにはやはり量を増やすしかありません。
具体的には営業回数、仕事時間数、面会回数、露出回数を圧倒的に増やすということ。

ネットマーケティングでも「ブログを毎日更新しましょう」とアドバイスをすると「いいネタが無いし文章が上手くないから続かない」と言う人がいますが、それは質を高めようとしていることになります。

「質より量」が弱者の戦い方の基本です。
強者に勝ちたいなら常に3倍の量、数、回数の投入を目指しましょう。

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◆集客・営業・広告・販促・マーケに役立つビジネスコラム 2020年1月4週号

■集客・営業・広告・販促に役立つ心理マーケティング

反応の良いキャッチコピーを書くためのコツはお手本となるコピーをマネして、自社に応用することです。今回は雑誌、新聞、サイトや書籍タイトル等で見つけたお手本となるキャッチコピーを紹介させて頂きますので、あなたの会社やお店でのコピー作りの参考として下さい。

■『○○がなくても仕事ができる人の頭の使い方』

「あれをしたい」「これをしたい」と思っても、自分にはお金もないし、学歴もないし、資格もないし、人脈もない、飽きっぽいし、根性もないし、才能もないし・・・そう思って行動を躊躇する人は大勢います。

だから
「資格を手に入れる勉強法」よりも
「根気がなくても人気資格を手に入れる勉強法」
というキャッチコピーの方が読み手の興味を引きます。

「独立成功の秘密」よりも
「コネも資金もなくても独立を成功させる秘密」
というキャッチコピーの方が読み手の興味を引きます。

「出世する人の共通点」よりも
「学歴がなくても出世したビジネスマンの共通点」
というキャッチコピーの方が読み手の興味を引きます。