2020年7月8月合併号

今月の社会学 自民党の暴政による憲法破壊 3〜4

日本国憲法
憲法を知らない人間が「押しつけ憲法」とか「憲法制定後1度も変えたことがないのはおかしい」とか言っている。これはまさに駄々っ子が屁理屈を言っているのと同じだ。 憲法論議をするなら「憲法とは何たるか」「現行憲法を知っているか」を前提にすべきではないかと思います。
「押しつけ憲法」については、5月号に書いたように押しつけではないことがはっきりしています。
「憲法制定後1度も変えたことがないのはおかしい」について、7月号、8月号で変える必要がないことがわかると思います。6月号は9条に関連すると思います。
憲法については過去に何度か書いていて、新たに発見したことを、加筆しました。

再度、書きます。安倍は「いじましいんですね。みっともない憲法ですよ、はっきり言って。
それは、日本人が作ったんじゃないですからね」と言った。
「国民主権がそもそも間違い」「基本的人権はいらない」という発言が自民党から出ている。
現政権は憲法違反の法律を数え切れないほど作っている。また、法律違反してもほとんどの場合、司法が及ばないようになっている。
このような「権力の濫用」は「やむを得ない」ことなのか。ファシズム政権に「ものが言える」日本になるべきだと思います。

憲法を変えなければいけないのか
憲法とは、国民の基本的人権を確保するために、「権力を縛る」ことを目的としている。
(国民が権力を縛るものである)
憲法は「基本的人権の保障」と「統治機構」からできている。
憲法の基本原理として「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」の3つがある。
統治機構とは国家を統治する仕組みをいう。権力を一点に集中すると権力が濫用されて、人権侵害がおこる。そのため、「立法」「司法」「行政」に分けることで権力の濫用が防止できるという考え方。
憲法では統治機構として「国会」「内閣」「司法」「財政」「地方自治」について規定している。
3大原理についての規定は憲法前文を除くと国民主権を宣言しているのは1条である。平和主義は9条で規定している。基本的人権に関しては11条から40条までである。
日本国憲法は全部で103項目あり、3大原理が32項目。71項目が統治機構に関するものである。

諸外国で憲法を変えているのは、この統治機構の部分を変えている。アメリカの憲法修正した内容は「大統領の3選禁止」「選挙年齢の18歳への引き下げ」「議員の任期途中の歳費引き上げの禁止」などで統治機構、選挙権に関するものである。
カナダの憲法修正は「議員の議席に関すること」「連邦と州に関すること」などである。
いずれも統治機構に関するものである。

自民党の憲法修正案は戦前回帰するようなもので、明治憲法に戻るものである。
とても憲法と呼べるようなものではない。憲法とは権力者を暴走させないためにあるのが自民党案では、国民に義務を押しつけて国民を縛るものである。憲法という最高法規をないがしろにしたら、暗黒国家にまっしぐらに進んでいくことが間違いないと思う。
自民党は世論の反対の声を聞かずに、憲法違反の法律を数多く作り、また、法律違反して権力の濫用しても(甘利の口利き、ドリル優子、森友問題、加計問題、など)司法が及ばない
人治国家となっている。
仮に憲法を修正するとしたら、「憲法裁判所の制度」を採用すべきと思います。これ以外に修正する必要はないです。

マスコミは自民党の代弁をして、諸外国は憲法を修正しているが、日本は1度も修正していないと、修正回数だけを言っている。諸外国が修正した条文をきちんと報道すべきである。
政権政党はダメだが、日本国憲法は世界に誇れるものである。日本国民は憲法を勉強して大いに活用したほうが良いと思います。

国立国会図書館にある「諸外国における戦後の憲法改正」を掲載します。
諸外国が憲法のどういった個所を修正しているかが分かります。