2021 年9 月号vol .13

二酸化炭素が本当に温暖化の原因か Ⅳ
再生可能エネルギー
太陽光発電、太陽熱発電、バイオマスエネルギー、風力発電、海洋温度差発電、氷雪冷熱利用、地中熱利用などが太陽光エネルギーに基づくものです。
地球そのものの活動に基づくものとして、水力発電、潮力発電、地熱発電などがあります。石油は発電用としてはほとんど使われなくなってきています。一般エネルギーとしては多く使われています。天然ガスは電力用が急増しています。一般エネルギーとしても増加して います。石炭は発電用としては減少しています。一般エネルギーとしては高い位置です。 世界的にみると原子力発電は高い水準です。別の統計によると、日本では石炭・天然ガス 発電が増えています。
再生可能発電といわれるもので水力を除いた総発電量比率は 10% に届きません。一般エネルギー源でみると 5% 程度です。
統計や報道で目立つのが再生エネルギー比率を高く見せるため水力を含めているものがある。世界を支える電力は、少なくとも 2050 年頃まで、場合によっては 2100 年頃まで、約 15% を担う水力の他は、石炭・天然ガス・石油と原発で発電することになりそうです。
デンマークの政治学者ビョルン・ロンボルグは、再生可能エネルギーの比率を増やそうとというパリ協定が示した 19% という値は大きすぎると言っている。2040 年時点で世界の総発電量にしめる「太陽光 + 風力」の比率は 4% たらず(約 15% は薪 + 水力)とロンボルグはみています。その目標に向け、お金をいくら使うのか。国際エネルギー機関の見積では、2017 年~2040 年の間に約 400 兆円(諸国民の払う税金)が使われます。太陽光 と風力が自立できる電源なら、補助金など必要ないはずである。
太陽光は昼間だけであり、昼でも曇りなら出力が落ちる。風力は微風だと発電しないし、 暴風だと破損する。太陽光や風力を導入する場合は同量の安定電源でバックアップが必要 となる。CO2 排出が少ないは妄想にすぎない。化石資源を減らす効果もなく、設備の製造に多くの化石資源を使う。発電単価がかなり高くなる。補助金をつぎ込むという国民の大事な税金のムダ使いをすることは明らかです。
2017 年の世界の CO2 排出量のうち日本は 3.4% である。日本の長期目標は「2050 年までに CO2 排出を実質ゼロにする」仮に目標の通り削減できたとして、300 兆円以上使うことになる。それで得られる効果は 0.005 度しか冷やせません。体感できますか?
計算上の温度は出てきますが、実際にこんな単位の温度計はありません。
2016 年から 2030 年の 15 年間に全世界で使われるお金は毎年 100 兆円(15 年間で 1500 兆円)という莫大な金額をムダに使って、2030 年時点で 0.05 度冷やすだけです。
地球温暖化は科学を無視しています。気候変動を示す科学的証拠はほとんどありません。2007 年に MIT の気候学者リチャード・リンゼンが脅威派の狙いを「官僚は国民を支配することを生きがいにする。そのネタに人為的温暖化説がぴったりなのだ」と言っている。温暖化騒ぎの背後には、世界の一元管理やグローバル統治、景気後退などがあります。 かつての人口爆発、森林破壊、オゾン層破壊、などがそうでした。どの問題も一元管理で解決できます。地球温暖化では、国連が IPCC を使いました。IPCC 幹部は「温暖化を口実に世界の富を再分配したい」ということを言っています。
化石資源の可採年数は伸び続けて、BP 社が 2015 年に発表した、石炭 114 年、石油 53 年天然ガス 51 年でした。エクソンモービルは 2016 年に石油 150 年、天然ガス 200 年以上と発表しました。
米国の石炭に限っても国内需要の 200~300 年分はあるといいます。

EV(電気自動車)、FCV(燃料電池車)
EV や FCV をガソリン車等と比較して、走行中だけを取り上げて CO2 を出さないとするのは間違っています。水素や電気を作るときに CO2 を出すのを伏せている。
先進国ではガソリン車やディーゼル車は大気汚染物質を出さないように浄化装置を取付けてあり、環境対策はもう済んでいる。
電気自動車の普及にはバッテリーに使う希少金属の不足と同時に起こる森林破壊そして使用済みバッテリーの処分問題がある。
リチウム電池を作るには 3 つの希少金属…リチウム、コバルト、ニッケル…が使われる。アフリカのコンゴ盆地は地球上でも有数の希少金属の宝庫の一つとなっている。
ほとんどが森林地帯の地下にあるため、森林を根こそぎ伐採して掘り起こさなければならない。大々的に森林破壊が行われている。そこに住む先住民たちは住まいを追い出され、掘り起こされることによる健康被害が起こる。また、低賃金で働かせられる。そこに 生息していた動物や植物、昆虫などの生態系を破壊してしまっている。
森林は先住民の住居、衣料、、道具、薬剤に至るまで、多くを依存して、生活を営んできた。元々先住民たちは「森はみんなのもの。資源はみんなで分かち合う」とい平等な社会だった資源を掘り出す所に住んでいる部族にだけわずかばかりのお金が落ちる。それによって格差が生まれ、部族対立につながっている。
コバルトを採掘すると、危険な廃石やスラグが生じて周囲に侵出する可能性がある。それが近隣住民に健康被害をもたらしている。原石から金属を抽出するには、製錬をする、この過程で硫黄酸化物など有害な大気汚染物質を発生している。
多くの子どもを含む労働者が手道具だけで掘り出し防毒マスク等の安全対策もせず地中から掘り出し労働をしている。健康や安全が大きな危険にさらされている。
リチウムはオーストラリアとアルゼンチン、ボリビア、チリで採掘される。大量の地下水を使って塩水をくみ出すことで、農業や牧畜を営む先住民たちが利用する水を減らして しまう。中国に集中している希土類の埋蔵物には、放射性物質を含む水や粉じんが放出 される。
レアメタルの産地では、健康被害や人権問題が起こり、また、鉱山周辺の汚染、海底の破壊廃棄物の増加等の環境問題が起きている。

バッテリーの寿命
EV のバッテリーは定格容量の 80% 以下になった時に寿命となる。
リチウム電池が劣化して膨張や液漏れなどが生じると「フッ化水素」などの有毒物質が 発生する。「20g の携帯電話用電池一つで、標準的(50m8 コース)なプール 3 つ分の水を汚染する。陸地に廃棄されれば、1 ㎢の面積を 50 年にわたって汚染する」と言われている。寿命がきたバッテリーはどこへ?
携帯電話のバッテリーは 20g 位ですが、EV のバッテリーは車種にもよるが 900 ㎏近いものもある。リサイクルしたい貴重な物質は電池の中に含まれているものの、それらを個々に分離、抽出するのは容易ではない。そのため、現状のリサイクル方式は未熟だ。たいていは、放電したバッテリーを切り刻んで炉に放り込み、溶解後に残された銅、ニッケル コバルトなどの合金を精錬する。この方法は大量のエネルギーを必要とするうえ、排出 される有毒ガスや廃棄物を回収しなければならない。
ガソリン車やディーゼル車が CO2 を排出したと仮定して、先住民たちの生活をおびやかすでしょうか? 森林破壊をするでしょうか? 電気自動車のバッテリーを作るためには実態は環境破壊をして、そこで暮らしている先住民の生活の場を奪っています。 政府や自動車メーカーは一部分だけを捉えて、「環境に優しい」とか「エコ」だとか言っていますが、現実はそれとは真逆の「環境破壊」をし、政府と自動車メーカーの「エゴ」と「政府とメーカーのもたれ合い(補助金を出す = 国民の税金)」でしかないことが理解できると思います。

原発温排水が環境破壊
原発は危険なため人口が多い所では建設できない法律になっている。それで地方に建設 された。100 万 kw の原発は 300 万 kw のエネルギーを発生するが、その 2/3 は海へ捨てている、1/3 を電気として使っている。『発電所』と言う呼び方ではなく『海暖め装置』だと言うそうです。100 万 kw の原発の場合、1 秒間に 70 t の海水を取り入れて燃料を冷やしています。7 度~10 度上昇した温排水(放射性物質 + 化学物質)を海に放出しています。温排水の総量は年間 1000 億 t に達する。日本近海の海水温の上昇は世界平均に比べて高く、特に『日本海』の温度上昇は著しいとの報告です。
7 度~10 度の温度上昇がいかに破滅的かは入浴時の湯の温度を考えれば分かる。普通の 人なら入れないはずである。海には海の生態系があって、その場所に適したたくさんの 生物が生きている。その場では生きられなくなる。逃げることができない生物は死滅し、逃げることができる魚は影響のない所に逃げる。
漁獲量が大幅に減ったり、本来なら魚がいる場所がいなくなっているのは温排水がかなり影響しているように思われる。
温排水は熱いだけではなく、放射性物質と化学物質も混入されている毒物である。まず、海水の取水口で生物を殺すための化学物質が投入される。配管にフジツボなどが付かないようにするためである。
排水口の手前では作業員の汚染した衣服を洗濯した場合に発生する洗濯排水や放射性排水が加えられる。日本にあるほぼ全ての原子力施設は放射性物質を敷地外に捨てる場合に 濃度規制を受ける。原発の場合、温排水という毎日数百万tの流量をもつ『大河』があるためそこへ放射性物質をまぎれこませて捨てている。
核燃料再処理工場は、原発以上に膨大な放射性物質を捨てている。ところが再処理工場には原発のような『大河』はない。そこで、再処理工場は法律の濃度規制から除外された。CO2 による地球温暖化を推進する団体の上には、国際銀行家の国連がある。国際銀行家の目的は、利益の追求と世界統一支配です。
ロスチャイルド一族は、CO2 が悪者にされることで世界各国のエネルギーが石油から原子力に移るため莫大な利益を得ることになる。世界のウラン鉱山はロスチャイルド一族が支配している。原子力への移行は石油王のロックフェラー一族にとって痛手になるように思われるが、原子力発電所の建設事業を請け負うため、莫大な利益を得る。
地球温暖化対策 = 原発推進なのである。

4 回にわたって、『二酸化炭素が本当に温暖化の原因か』を続けてきました。とりあえず今月でこのテーマは終了いたします。

まとめ
そもそも日本人の大多数が CO2 によって温暖化しているとウソを教え込まれた。
日本のメディアはウソを報道するが、海外メディアは事実を報道するため海外の人達はCO2 温暖化説を鵜呑みにしない。
気温上昇が『ヒートアイランド現象』や『原子力発電の排熱』等が原因ではないかということが一言も出てこないことに疑問を感じる。

化石燃料の消費による二酸化炭素の大量排出が始まったのは、1950 年以降であるのに気温上昇は 1980 年代以降から始まった。もし、二酸化炭素の排出が温暖化の原因なら 気温上昇は 1950 年以降から始まることになる。実際にはそうなっていない。

IPCC は気候変動データをねつ造した。これはクライメートゲート事件と呼ばれ、2009 年11 月にデータ捏造についての大量のメールが流出して、それ以後、IPCC の権威や CO2 温暖化説は疑念がもたれた。

ここ 1000 年間の地球の気温は、1200 年を中心とする中世の温暖化後の 1600 年頃の小氷期、そして 1700 年以降の回復があるとされていた。1800 年代後半以降、CO2 の大量排出が始まる前から全体に温暖化傾向があるが、1960 年~70 年代にかけて寒冷化した時期がある。その当時、「38 豪雪」(1963 年 = 昭和 38 年)があった。「氷河期に向かう地球…」など、寒冷化を危惧する書籍が多数出版された。

1980 年以降、気温が上昇し、地球温暖化が警告されてくるが、気象庁が公表している地球全体の気温変化のグラフでは、2000 年以降気温上昇は止まり、2005 年以降やや低下傾向が認められる。

北極海の氷山の縮小は 1800 年頃から始まるが、この原因は北大西洋の暖流が北極海に流入したためである。南極の回表面積は 1990 年以降増加する傾向にある。南極の棚氷の崩壊は、南極大陸の上の氷河は海に面した先からその重力によって崩れるもので、温暖化とは全く関係ない現象である。
氷河の後退の多くは 1800 年代後半以降に開始したもので、1950 年以降に後退が始まったものではない。また、IPCC が予測したヒマラヤの氷河の消滅時期については、そのデータが全く科学的根拠がないことが 2010 年 1 月に大きく報道された。
『正しく知る地球温暖化 誤った地球温暖化論に惑わされないために』 赤祖父 俊一著温室効果が最も大きいのは CO2 ではなく、水蒸気である。温室効果ガスのうち、水蒸気の量は CO2 より一桁大きく、温室効果の 95% は水蒸気によるもので、CO2 の寄与率は 3% しかない。IPCC は CO2 をターゲットにしているため、寄与率 3% の CO2 を犯人として95% の水蒸気については全く無視している。
IPCC は CO2 の増加によって温暖化したと主張するが、逆に温暖化のために CO2 が上昇した結果となっている。赤祖父氏の 1880 年~2000 年の気温変化と CO2 の変化のグラフを引用し、それらの間には相関関係がないことを示した。
福田 正己(アラスカ大学教授)は「そもそも IPCC は政府間の組織で、学術研究連合や 国際学会とは性格が全く異なる。また、IPCC は独自の研究はせず、既存の研究成果に基づいて合意を形成し、報告書を作成することになっている。政策立案者向けに作成された報告書にすぎず、学術論文のように厳密な審査を経たものではない。」そして、「これは科学とは関係ない政治的集団だ。」と述べている。

ヒートアイランド現象
ヒートアイランドによる気温上昇は、IPCC の言い分に貢献したと思う。ヒートアイランドと温室効果による温暖化は全く別のもので、温室効果ガスによる温暖化のデータには本来 ヒートアイランド効果の気温上昇分を除く必要がある。しかし、IPCC のデータではそれが行われず、むしろ作為的にヒートアイランドで高くなった気温データを集めて集計していたようである。

電気自動車のバッテリーは健康被害と環境破壊を起こす
先進国ではガソリン車、ディゼル車は大気汚染物質を出さないように作ってあり、環境対策はクリアーしている。
電気自動車のバッテリーはリチウム電池でできている。リチウム電池を作るには 3 つの希少金属…リチウム、コバルト、ニッケルが使われる。リチウムはチリとアルゼンチンの塩湖 で採掘される。乾燥地帯で水が貴重な資源であるのに、リチウムの精製に大量の真水が使われる不条理が起きている。また、精製過程でナトリウムやカルシウムなどの副産物が発生し処理できずに問題となっている。
コバルトはコンゴが最大の採掘地である。コンゴでは中国企業が圧倒的な力を持っている。手堀採掘者は激しい労働搾取にさらされている。子どもを含めた多くの採掘者は手袋、作業服、防塵マスクなど基本的な装備を身に着けず長時間作業を行っている。
コバルトの粉塵は呼吸器や肺機能の低下の原因となり、皮膚に触れると皮膚炎を起こす。坑道が補強されていないため、落盤事故は珍しくない。換気も整備されていない。 採掘人や地元住民は硫黄酸化物などの有害な大気汚染物質にさらされているため身体が不調な人が多い。また、先天性異常を持って生まれる子が多い。
住民の健康被害を招き、また、大気汚染等の環境破壊を引き起こしてまで電気自動車を作る意義はないと思う。
寿命がきたバッテリーは産業廃棄物として処理されているのが現状。EV バッテリーの コバルト等は土壌や水、空気を汚染するマンガンが含まれる。1 ㎥の空気に 500 ㎍のマンガンがあるだけで、中毒が生じる。
採掘から廃棄まで一貫して、健康被害と地球環境を破壊する EV にするのは大間違いである。EV バッテリーは原発と似たようなところがある。

石炭火力発電でもクリーンでエネルギー効率がよくなっている。世界を見渡すと世界の発電電力量の 41% は石炭火力発電が供給している。中国:78%、インド:68%米国:46%、ドイツ:40% 日本:28% となっている。現在実用化されている石炭火力発電は発電効率が 45% を達成し、原発の 2 倍近くあり、排熱は半分に抑えられるようになった。発電効率がいいということは使用する石炭が少なく済む。あまり言いたくはないが、CO2 排出が 20% ほど抑えられるている。建設コストは原発の 1/4 だという。

参考文献
正く知る地球温暖化 誤った地球温暖化論に惑わされないために 赤祖父 俊一
地球温暖化狂想曲・社会を壊す空騒ぎ 渡辺 正
二酸化炭素温暖化説の崩壊 広瀬 隆
地球温暖化説はSF 小説だった 広瀬 隆
地球温暖化と温室効果ガスの検証
気象庁ホームページ
地球温暖化の不都合な真実 マーク・モラノ
隠される原子力 核の真実 小出 裕章
原子力の場から見た地球温暖化 小出 裕章
ナショナル・ジオグラフィック
長州新聞
ニューヨークタイムズ 世界の話題
Energy Shift