2021 年11 月号vol .15

医学界の体質
和田秀樹医師、本間真二郎医師によると
ワクチンに対して疑問を呈すると、医学界では「反ワクチン」になる理由は
医学界自体が「ワクチンは絶対善で強く推奨すべき」という結論ありきとなっている。
医学教育の段階で、予防にまさる治療はなく、予防の最も医学的方法が予防接種ということを徹底的に教えられる。
教授や先輩医師など上が言ったことに逆らえない。逆らうと実質、医師は仕事を続けることができない。
過度に専門化しすぎて、ピンポイントから外れたら診断不能となる。専門分野以外は関心を持たない。
製薬メーカーから研究費などを貰っていたりするため、薬などに疑問を抱くことができない。 医師への継続的な教育の大半は、薬品会社が実施するセミナーです。
リスクの伝達(確率)
乳がんの早期発見のため、特定の年齢に達した女性は自覚症状がなくても定期的に検診を 受けるよう勧められます。あなたがある地域で乳房X 線検査を実施すると想像してください。この地域で乳がん検診に参加する 40 歳から 50 歳までの自覚症状のない女性について、次のことが分かっています。

〔問題〕確率で提供
これらの女性の一人が乳がんである確率は 0.8%。また乳がんであれば、検査結果が陽性になる確率は 90% です。乳がんでなくても、陽性と出る確率は 7% あります。ある女性の検査結果が陽性と出ました。この女性が実際に乳がんである確率はどれくらいでしょうか?

病院の部長に、この女性にどう説明すべきかを尋ねた。しばらく数字を見つめたあげく、その部長は、彼女が乳がんである確率は 90% だろう、検査で陽性だったのだから、という結論に達した。それからその部長は不安げに付け加えた。「あきれた話だが、実はわからないんですよ。その部長の娘は医学生なので、娘をテストしてもらった方がよかったな」彼は 自分の推計が間違っていると知っていたが、答えが見つからなかった。
医師 24 人に回答してもらった結果
①90%:8 人 ②50%~80%:8 人 ③1%:4 人 ④9%:2 人
⑤10% 以下(9% を除く):2 人
〔問題〕自然頻度で提供
女性 1000 人あたり 8 人が乳がんにかかっています。この 8 人のうち 7 人は乳房X 線検査で陽性と出ます。乳がんではない 992 人のうち約 70 人は検査結果が陽性になります。
ある女性の検査結果が陽性と出ました。この女性が実際に乳がんである確率はどれくらい? 上記の問題の内容は設問の仕方を変えているだけで、同じことを聞いています。
〔解答〕

検査結果が陽性 7+70=77 人 本当に乳がんの人 8×90%≒7.2
人乳がんである確率 7÷77×100=9%

治療や薬(ワクチンを含む)の効果を説明する時、伝え方によって誤解を生じることがある。

治療効果(薬効果)を説明する方法
相対リスク減少率
効果が実際よりも大きく見える。不安を煽り、効果がなくても効果があるように見せられる。
医療機関、特に薬は相対リスクで報告する。治療の絶対的なメリットを知らせるものでは ない。
乳がん検診で死亡リスクが 25% 減少した。相対リスクが 25% 減少した。医師も患者も 誤解するのが検診に参加した 1000 人の女性のうち 250 人の生命が救われると誤解する。
具体的には検診に参加しない女性が 1000 人、参加した女性が 1000 人いたとする。 10 年後、検診しなかったグループで 4 人、検診したグループで 3 人が乳がんで死亡した。
4 人から 3 人にひとり減ったので、(1 ー 3/4)×100=25% となる。

絶対リスク減少率
実際の効果を表す。
乳がん検診を例に計算すると、検診しなかったグループ 4/1000×100=0.4% 検診したグループ 3/1000×100=0.3% 0.4%-0.3%=0.1%

要治療数
一人の生命を救うために何人を治療する必要があるか。
乳がん検診を例に計算すると 1/0.1%=1000 一人を救うために 1000 人を検診する必要がある。

ファイザーワクチン治験を検証
相対リスク減少率

相対リスク減少率(有効性)は公表値で 90.7%、FDA 報告書で 19.1% となっている。
ピーター・ドゥーシ博士が製薬メーカーの報告内容を分析したレポートが、ブリティッシュメディカル・ジャーナル誌に掲載された。

絶対リスク減少率
ワクチン接種により症状が出ない割合
0.43%-0.04%=0.39%

ワクチン接種必要数
一人のコロナウイルス発症を防ぐために何人にワクチンを打てばいいのかという数値。1/0.39%=256 人

ピーター・ドゥーシ博士の分析によると、新型コロナ陽性と判断されたのは、それぞれ 8 人及び 162 人(合計 170 人)とあります。しかし、ファイザーがFDA に提出したレポートでは、新型コロナの症状が出ていたが、PCR 検査で確認できなかった症例が3,410 人にのぼったとある。その内訳はワクチン接種群では 1,594 人、プラセボ群では1,816 人でした。新型コロナの症状を呈した数は分析対象となったPCR 陽性者の実に 20 倍以上になる。しかし、この症状を呈した数は分析対象から外している。
新型コロナ感染症の疑いがある症例ではPCR 陽性症例と同じ経過をたどるため、症状だけとPCR 陽性確認の両方を最終評価点として解析するのが意義のあるものとなる。
PCR 検査では偽陽性や偽陰性が出てくることは常識です。3,410 人を除外するのは、真のワクチンの結果を著しく歪めています。
臨床試験結果から逸脱したという理由で 371 人が分析対象から外されています。この内訳はワクチン接種群で 311 人、プラセボ群で 60 人です。実にワクチン接種群ではプラセボ群の 5 倍の数がワクチン効果解析から除外されています。なぜ、除外するワクチン接種群とプラセボ群の数の乖離がこれほど大きいのでしょうか?
医学雑誌への投稿論文及びFDA に提出したレポートにも、その回答が見当たりません。
症状に関しても、ワクチン接種群とプラセボ群で違いを生み出す仕掛けが見つかっています。発熱や痛みを抑える解熱剤や鎮痛剤を接種後に投与している割合がワクチン接種群の方が3~4 倍多いことがレポートに記載されている。
これではワクチン接種群ではより正確な副作用症状を隠しています。又、このような薬を 服用すること自体が、二重盲検という臨床試験から逸脱しています。二重盲検とは投与者も治験者もどちらもワクチンなのかプラセボなのか分からないようにする。解熱剤を服用 させられた人は、ワクチン接種群に属していることが分かる。
今現在、全てのデータが報告されていません。治験がフェーズ 1~2 の段階なので最終段階のデータが出るのは 10~15 年後でないと出ません。しかし、その結果が出る前にすでに、私たちは始めての遺伝子組換え製法のワクチンの人体実験が開始されました。

問題点
1. 臨床試験はフェーズ 1~2 の段階。緊急事態ということで数ヶ月で特例認可をした。
2. 最低ラインであるランダム化比較二重盲検試験ではない。接種後 7~28 日までの超短期の副作用の報告しかない。
3.60 歳以上の高齢者、妊婦を臨床試験から除外している。若くて健康な人を対象に試験をした。
4. 製薬メーカーと認可機関のルーズな関係。
5. 製薬メーカーの研究の中間発表の真偽は定かではないが、ワクチン接種群とプラセボ群 の間で軽い感冒症状の発症率に変わりがない(絶対リスク減少率がたったの 0.39%)

薬効果を説明する方法で「相対リスク減少率」「絶対リスク減少率」「接種必要数」の3 つがあることを説明しました。今回のワクチンの場合、相対リスク(有効性)が 90.7%、絶対リスクが 0.39%、接種必要数が 256 人になります。
相対リスク(有効性)だけを強調して、絶対リスクと接種必要数を言わない。
相対リスクが実際の効果より大きく見せることが実感できたと思います。
絶対リスクでは、たったの 0.39% です。これでは接種の必要性を感じられません。
接種必要数は 256 人に接種して、ひとりがワクチンの恩恵を受けることを意味する。

テレビに呼ばれる専門家と称する医師は相対リスク(有効性)しか言わない。絶対リスク 接種必要数を言った医師はゼロである。こういうことを知らないのか、知っていても言わ ないのか真偽は不明ですが、人間の生命を何と思っているのか?

〔参考文献〕コロナ自粛の大罪 ワクチンの真実 大丈夫か新型ワクチン
リスク・リテラシーが身につく統計的思考法
ロックフェラーの完全支配 アグリスーティカル