2022 年12 月号vol .28
統一教会に洗脳された自民党 先月号から続く
自民党無名候補が教団票で当選
自力では当選できない、候補者を当選させる。教団の組織票を投入する候補者の選定は まず、「官邸に近い人物」そして「予想で当選ラインに届かないが、教団の組織票約 8 万票の上積みで当選ラインに届く人物」という基準で選ばれる。
2013 年参院選、北村 経夫(祖母の北村サヨ:岸が総理になることを予言)安倍 晋三が依頼した田布施出身候補者、教団票により当選できた。
2016 年参院選、宮島 喜文(安倍派の準会員)教団票により当選できた。
ユナイト:教団の二世信者組織で自民党の意向を反映してできた。自民党を支持する学生組織ができたと世間に印象付けて、世論誘導をしようとした。
自民党にとって、教団は票集めをしてくれて、運動員やスタッフ派遣、後援会結成、秘書派遣など多岐にわたりバックアップしてくれる存在である。
教団の信者たちは総理大臣を筆頭に各大臣などが教団のイベント等に祝電や壇上で挨拶するのをみて教団を反社会組織ではないと思ってしまう。自民党は入信者たちに対しても罪つくりなことをしている。
教団は地方議員時代から独自の後援会組織を作り、政治家を育てている。泊まりがけのセミナーなどで原理思想を注入し、国政に送り込んでいる。
2017 年 5 月、首相官邸に教団の北米会長一行が招待された、7 月には自民党議員団が教団の引率でアメリカ外遊をした。8 月の組閣ではこれらの行事に参加した議員が要職についた。
自民党議員が教団イベントでの挨拶 山本 朋広の挨拶韓 鶴子に敬意を評している「自民党に対して大変大きなお力をいただいています」「日頃より世界平和統一家庭連合の徳野会長、また世界平和連合の太田会長を始め、本当に皆様には我々自民党に対して大変大きなお力をいただいていますことを改めて感謝申し上げたいと思います。皆様には引き続き、我々に大きなお力を賜りたいと思います。本日は、母の日ということで、私も皆様より一足早くお先にマザームーン(韓 鶴子)に先ほど カーネーションの花束をプレゼントさせていただきました。今、大きな拍手をいただいて大変僭越なのですが、今まで私の実の母にあんな立派な花束を贈ったことがないな、あまり親孝行ができていないと反省していたのですが、よく考えますと私の母は私にとっての母 でしかありませんが、マザームーンは今日お集まりの皆様にとっての母でありますので、花束が多少大きくて立派でも私の母は許してくれるのではないのかなと、そのように思っております。今日は母の日ということでマザームーンから皆様にいろんな話があると思います。そして皆様からマザームーンへ対しての感謝の思いがマザームーンへ伝わる。おそらくマザームーンにとっても、そして今日ご参集の人たちにとっても今日は特別な日になるだろうと確信をしております」 自民党議員は全て教団にこびへつらった挨拶をする。
全国弁連の申し入れを無視する自民党
2018 年 6 月、全国弁連は参議院議員会館で緊急院内集会を開き統一教会からの支援を受けないよう全国会議員に声明文を配布した。しかし、この要請を無視するかのように、教団イベントに出席する議員、祝電を送る議員が続出した。
「政治家が同教団の式典へ来賓参加し祝電を贈る行為は、教団側にお墨付きを与え反社会的 な活動を容易にするものであり、その連携がどのような社会的弊害をもたらすか考えるべき」統一教会との関係について特に自民党に注意と再考を促した。
全国弁連の声明文のチラシを添えて、教団側から抗議がきた、自民党議員が教団へ注進したと思われる。
『日本宣教 60 周年記念 2018 神日本家庭連合 希望前進決意 2 万名大会』
2018 年 7 月 1 日 さいたまスーパーアリーナ韓 鶴子総裁の講演
「人間的に考えれば(日本は)許すことができない民族です。しかし、天の摂理において、真の父母は日本を、世界のために生きるエバ国、母の国として祝福しました」「母の特徴は、自分を顧みず、子供のためならばすべてのものを惜しまずに与えます」この教団最高権力者は、大会当日夜に開かれた祝勝会でも「日本、特に指導者層の人たちは近代史における過ちをはっきりと認めなければならない」と発言、日本の教団幹部に「ちゃんと日本の指導者たちに、正しい歴史観を教育しなさい」と指示した。そんな韓 鶴子の願いは「日本が母の国の使命を全うすること」のたま韓 鶴子が宣う日本に課せられた「母の国の使命」とは「人間的に考えれば許すことができない民族」と贖罪意識を植え付けられた “母の国” 日本の信者は「自分を顧みずすべてを 惜しみなく与え」続け、2018 年まで毎年 300 億円を韓 鶴子へ “TP(真の父母)感謝献金”として納めてきた。
自民党議員が教団イベントに参加することで韓 鶴子は喜び、信者は教団への帰依をより一層強める。自民党と深い関係にある創価学会以外の団体は
①原理研究会 = 統一教会 = 国際勝共連合
②生長の家原理主義 = 日本青年協議会 = 日本会議
これらの団体が市民団体を装い地方議会へ陳情をして採択させ中央へ圧力かけていく図式。自民党は地方議会でも多数を占めているため、やりたい放題である。
「自民党の統一教会汚染」に重要なことが書かれていたので引用
韓 鶴子の思想 教団日本人幹部の公職者修練会 2018 年 9 月韓国において「3 日間、悔い改めをたくさんしましたか。皆さんは、国家の復帰に対してどのようにすれば責任を果たせるかについて、たくさん努力して考えたことでしょう。来年は(3.1 独立運動以来)建国 100 周年となる年です。この 100 年の期間に多くの出来事、悲劇的な事情がたくさんありました。その中心の張本人だった国は、第 2 次世界大戦直後の 4 大国であったけれども、もちろん日本もありました」「1945 年に韓国は日本から解放されました。その日本はアジアと世界を自分たちが取ると考えて、1941 年には米国を相手に真珠湾を攻撃して失敗したでしょう。大した民族です。恐れ多くも、アジアで大国だというロシア、中国も恐れる米国を相手にしたのです。
それで結果は 1945 年に広島に何が落ちましたか。原爆が落ちました。その歴史的事実に 対して、日本の悲惨な環境だけを考えるのではなく、その背後を考えなければなりません。悔い改めなければなりません」
「民主主義と共産主義の対立、これは人間が果たせなかったのです。このような状況からさらに、特にアジアについて見る時、日本はたくさんの過ちを犯しました。このような 歴史に対して、この民族は多くの義人が命をかけました。このひとり娘が成長して、責任を果たすことができるそのような年齢が 16~17 歳です。そのことについてみて見る時、ユ グアンスン
韓国には独立のために叫んだ柳 寛順という烈士がいます。16 歳で抱いた、その志は変わりませんでした。それで、日本が柳 寛順をどのようにしたのですか。人間としては、さらには世界の民主主義が全世界的に広がっているその時に、人間としては、さらに女性に 対して、そのように残酷にすることはできません。そうでしょうか、そうではありませんか?そうです誤ったことがあまりに多くあります」
「皆さんは、必ず国家の復帰の責任を果たすと決意しました。国家の復帰の責任を果たすにおいて、まずはその国の最高指導者を私たちの教えで打ち負かさなければなりません。 屈服させなければなりません。何を言っているか分かりますか。そのために、私が多くのことをしてあげたではないですか。日本が世界に目を向け、アジアを考えることができるように、そのように教育しているではないですか。皆さんが今や、堂々と日本が進むべき道に対して、見せてあげ、教えてあげ、教育しなければなりません。そのため、家庭連合の祝福を受けなければならないと教育しなければなりません」
「歴史を通じても、私たちは見てきたではないですか。天の前に責任を果たすべき民族や 人が責任を果たせない時に、どのような蕩滅を受けてきたか、私たちは、見てきたし、知 っています。そうであれば、皆さんは日本に責任を負った人たちです。日本を愛する人た ちです。そうであれば、日本が責任を果たすことができるように、最高責任者からひっくり返しておかなければならないですか、そうですか、そうではないですか」「今や日本の世界日報も、政治活動をするにおいて、教育材料とし勉強することができるように、そのように新聞社が発展しなければなりません。ここに世界日報の社長来たの? 名前も希望も出せない世界日報となってはその名前が恥ずかしいです。世界日報は世界を教育する新聞とならなければならないのに。政治界、学界、知識人たちが、まず第一に 見る新聞として作らなければなりません、分かりましたか?」
「今まで国民連合や、勝共連合は何をしたの。これからは責任を 120% 果たす UPF 活動とならなければなりません。返事だけせずに、深刻に考えてみなさい。聖和 6 周年を迎えたのに、6 年前、そのようにお父様が逝かれると思いましたか。思いませんでしたか。時を逃してはいけないのです。どれだけ切迫していて、一方では希望に満ちた勝利を堪能することができるこのような祝福を下さったこの時に、皆さんが奇跡をつくりださなければなりません。奇跡、わかりましたか?」
この時の日本の最高指導者は安倍 晋三総理大臣である。韓 鶴子の一連の発言は安倍総理をはべる「自分たちに侍る存在」としてみている。
これまで統一教会・勝共連合は長年にわたって自民党に秘書・運動員などを提供し、近年の選挙では安倍総理の依頼で特定候補者に組織票を投入、教団関連媒体の『世界思想』や『世界日報』、そして 2 世信者組織・勝共ユナイトなどを駆使しその政策を後押ししてきた。その一方、教団内部では安倍 晋三を屈服と教育の対象として見下していた。
こうして罪悪感や贖罪意識を刷り込まれ、国家復帰の責務を負った日本の幹部が末端信者を駆り立ててきた。その末端信者が一連の正体を隠し勧誘や霊感商法などを行い、韓国の教祖一族へ毎年 300 億円を貢いできた。霊感商法最盛期の 2000 年代前半には 1000 億円が貢がれたと言われている。
日本人信者は、珍味売り、印鑑販売、つぼ売り等の違法な霊感商法や伝道活動を生活に
困窮しながらもなぜ行ったのか。それは信者が韓国への贖罪意識を植え付けられてしまったからである。その究極の目的は教団へ隷従させるためである。
上記のようなことがなぜ起こるのか?自民党は国民を無視し、統一教会を重視した政党。自民党自体が教団に洗脳されている。だから、岸 信介と佐藤 栄作兄弟 , 中曽根 康弘 , 福田 赳夫、麻生 太郎 , 安倍 晋三 , 菅 義偉、岸田 文雄などの歴代総理から現総理を筆頭に各ポストに着くには統一教会と親しい者がなっている。まさに統一教会内閣そのものである。教団にしてみれば、組織の温存を約束されたことになる。
北朝鮮や中国の脅威を自民党は煽っているが、総理官邸に教団幹部を招待したり、衆参 議院特別会議室を自民党と教団の会議で使い、また、大臣室で教団幹部たちと会談などをして、日本の重要機密が筒抜けに漏れてしまっているとは思わないのか?日本の安全は 自民党がなし崩しにしている。足もとから安全保障を壊している。韓 鶴子に弱みを握られてしまっている結果である。アメリカら中古の兵器を買わされても何の役にも立たない。文 鮮明(2012 年 9 月死去、92 歳)とその夫人の韓 鶴子は自民党を駒として使う能力があるので驚きである。日本人として恥ずかしいが、逆からみれば、政権政党は無能無知の集団ということを証明しているようなものである。
被害者救済法案
インデペンデントウエブジャーナル =IWJ に詳しい記事があったので引用
岸田総理は 12 月10日記者会見を行った。会見に参加した各社の記者からの質疑応答ではこの被害者救済法案について触れる質問はゼロ。記者たちの関心の低さには驚きを覚えずにはいられません。また、自民党の報道圧力が多分にあるものと思われる。
キリスト新聞社:なぜこんな中途半端な法律になったのか
山口弁護士:創価学会を念頭に、宗教団体が『明日は我が身』ということで反対したことは否定できない。正しい宗教活動をしていれば何の問題もないはずだ。
IWJ 記者:参議院の参考人として、小川さゆりさんが、意見陳述の最後に、統一教会の 資金が北朝鮮に送られていることに言及し、『核兵器やミサイル開発資金となっているとの指摘がある』ということまでお話しされました。
川井弁護士:端的に言って統一教会問題については、ほぼ役に立たない。教会側にいったお金がどう使われるかということは救済法は規制していない。
チョンピョン
あと、韓国では清平にここは聖地とされています、日本人を大量に送って、あるいは多数回一人の信者を何回にもわたって送り込んで、そこで献金させる。
あるいは昔で言えば、南米のウルグアイで、お金の運び役として、何千人もの日本人女性を送り込むということがありました。
日本国民に対しては徹底的に苦しめる法律を数えきれないほど作っているが、統一教会に対しては実効性がないものとなっている。
被害者救済法の問題点
(1)家族被害の救済が図られないこと
この制度は用件が狭く、取消の範囲も狭く、家族被害の救済にはならない。特に未成年者である二世が権利を行使するのが極めて困難な制度になっている。
家族被害を抜本的に救済し、かつ、被害者本人の保護を測っていくためには、家庭裁判所の監督のもとで第三者が本人に代わって寄付を取消管理する精度が必要である。
家裁の元で第三者が権利を行使する制度であれば、家族間の対立が生じに句句、家族問題で苦しんでいる二世にとっても利用しやすいものと考えられる。
(2)行政処分による救済可能性が不明なままであること
家族被害の救済を図りうるものとしては、行政処分(勧告・命令)しかないが、その内容について新法は「遵守すべき事項を示して、これに従うべき旨」、「当該行為の停止その他の 措置をとるべき旨」を勧告ないし命令できるとしているに留まり、当該法人へ寄付の返金を求めるところまで含まれるのかが明らかでない。
この点は所轄庁における今後の運用において、特に深刻な被害の事案については積極的に寄付の返還まで踏み込んでいくことを強く要望したい。
(3)禁止行為等の範囲、適用対象が狭いこと
禁止行為や取消権等の対象となる行為の範囲が狭すぎ、統一教会被害について言えば、被害救済にほとんど役立たないものとなってしまった。
特に、寄付の勧誘に関する禁止行為の「寄付の勧誘に際し」「困惑」「必要不可欠」といった文言は、裁判において禁止行為の範囲が限定される可能性が高く、統一教会の寄付勧誘手法を捕捉できないため、当会は繰り返しこれらの文言の修正や削除を求めてきたが、受け入れられないままとなった。
配慮義務については最後の修正で「十分に」との文言が入り、勧告・公表に結び付けられたものの、被害防止・救済の実効性という観点からは不十分なものに留まったと言わざるを得ない。この点は改めて議論を重ね、被害実態に即した具体的な規定にした上で、見直しの 際には禁止行為に改められるべきである。
(4)個人への寄付が対象から外れていること
新法の適用対象は法人や代表者若しくは管理者の定めのある社団・財団に対する寄付に限 られたままとなった。統一教会は、今後解散命令により法人格を失ったとしても、その幹部信者が個人として、あるいは代表者等を定めないまま宗教団体として違法な寄附勧誘を継続するおそれが高いが、新法ではそうした事態に対処できない。遅くとも見直しの際には対象範囲を個人にまで広げるべきである。
(5)いわゆる「二世」の支援に関して
新法では家族被害がほとんど救済されない。
ただし、衆議院の附帯決議では、二世問題に関し、「こどもが抱える問題」等の解決に向け、法的支援・精神的支援・児童虐待や生活困窮問題の解決に向けた支援などの支援体制を構築する、とされた。
こうした支援体制の構築には当会としても異論はない。
二世問題の本質は、こどもの信教の自由が父母及び父母を支配するカルト的団体によって侵害されている点にある。父母はこどもが信教の自由を行使する際には「発達しつつある能力に適合する方法で指示を与える義務」を負っている。自らの信仰をこどもに無条件に継承させることは認められていない。二世問題に対して支援体制を構築する際にはこの点を明確にしておく必要がある。
二世問題はカルト宗教に限った問題ではなく、特異な思想、信条、価値観に支配された親を持つこどもも同じ問題を抱えている。
さらに二世問題は「こども」だけが抱える問題ではなく、成人した二世でも、かつて受け・た虐待などにより、様々な肉体的・精神的な苦痛や葛藤、生活苦を抱えている方も多い。 そうした二世への精神的・経済的な支援体制も併せて構築いただきたい。
以上の通り、新法は被害防止という観点からも被害救済という観点からも、あまりに不十分なものとなった。
最後に、統一教会の問題につては、その本質が、正体を隠した違法な伝道活動による信教の自由への侵害という点にあることを改めて検討した上で、同様の被害が繰り返されるさことのないよう、かかる伝道活動に対する規制をあわせて行うべきである。
参考文献
統一教会とは何か
自民党の統一教会汚染長周新聞
IWJ
